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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発売日:2010/09/10
- 出版社: アスキー・メディアワークス
- レーベル: 電撃文庫
- サイズ:15cm/285p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-04-868832-1
読割 50
紙の本
タロットの御主人様。 9 (電撃文庫)
著者 七飯 宏隆 (著)
バレンタインデー到来。秋人への様々な想いを抱きながら、チョコ作りに精を出すタロット少女たち。しかしその矢先、近隣のチョコ売り場が何者かによって襲撃される事件が起こる。嫉妬...
タロットの御主人様。 9 (電撃文庫)
タロットの御主人様。(9)
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商品説明
バレンタインデー到来。秋人への様々な想いを抱きながら、チョコ作りに精を出すタロット少女たち。しかしその矢先、近隣のチョコ売り場が何者かによって襲撃される事件が起こる。嫉妬深いタロット“恋人”の仕業であると考えた秋人たちは、彼女を捕らえるために動き始めた。残るタロットは少ない。“楽園の占現”を巡る戦いも終幕まであとわずか。意気込む一行だったが、待ち受けていたのは—かつてない「最凶の敵」だった!?相変わらずのちょっとえっちなドタバタを繰り返しつつも、物語は佳境へ…。キスから始まる学園アルカナラブコメディ、怒濤の第9弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
完結目前のクライマックスながら何とも悩ましい余韻が残る
2010/09/22 00:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
次で完結との事。つまりは決戦目前のクライマックスたる最終章の始まりと言える。冒頭でいきなりタロットが1枚封印されて、何だか扱いが軽いなぁと思ったが、これはあくまで最終章に入るための最後の封印だったとも言える。
本巻の印象を端的に記せば、様々な秘密が判明しつつあるような、それでいて新たな謎が生まれたような、何とも言えない悩ましさが残る展開だった。普段は思わないのだが、これに関しては次巻が出てから一気読みした方が良いかも?しかし、待たされてから多くの謎が次々と晴れていく爽快感を味わうのも一興なので、やっぱり読んだ方が良いのかな?でも、今回は結局のところ、いわゆるラスボスが出てきただけだしなーと、いろいろ悩ましいのである。
ただ、シリーズを通じて熟成されたキャラ達のやり取りは円熟の域に達しており、それぞれがそれぞれの役割で自由に喋り、闊達に動き回る面白さが出ている。何気に“チーム秋人”も強くなっている。それでいて、未だ真の恋愛を意識できずに逡巡する籐子様とか、逆に良い意味で開き直った八久住さんとか、ちょっとだけ意識を変えた結夏といった面々がラヴ方面の行方を楽しみにさせている。これにどう応える、秋人クン?といったところだが、この期に及んでまだヘタレが抜け切らないもどかしさもあって、これまた悩ましい。最後の最後に至って「見逃すべきか」などという選択肢がある訳なかろう。この意味では一番心配してしまう秋人だが、これがどのように成長し、どのように覚醒することで、どんな結末に至るのか。第1巻の冒頭を改めて読み返しつつ次巻での謎解きと「結末までの過程」を楽しみに待ちたい。