紙の本
朗読とはこんなにも
2017/02/07 00:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hal. - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻から3巻までまとめて読みました。
朗読がテーマの漫画です。
声に出して読むことが、こんなに心を震わせるものなんだ、と 熱く伝わってくる漫画です。
本のページから 音や情景が溢れてくるようです。
早く続きが読みたい。そして、作中に出てくる本を、もう一度 読みたくなります。
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本誌のほうでちらっと見かけてから気になってたので購入。朗読っていい声の人が演技しながら読むイメージだったから視点の転換とかは気付かなかったなぁ。わりと気になる題材なので続いて欲しいです。
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朗読がテーマの、ほのぼのストーリーではなくどちらかというと少年漫画なノリ。
いや、絵も物語も明らかにふわふわなんだけど。
主人公が朗読の才能を発揮した時とか、主人公の朗読で、聴いている人々が感じる情景表現とかのカタルシスが少年漫画っぽいというか。熱血漫画っぽいというか。「神の雫」でワインの美味さを表現する情景を見せるとか、味っ子アニメ版でうまいぞと叫びながら大阪城を破壊してみせるとか、そういう感じです。分かりますか。分かりませんか。
歌やバンドを題材にした漫画は難しい、何故なら漫画には音がついていないから…と10年以上前に「サルまん」でもネタになっていて、朗読をテーマにした漫画にも当然そのハンデはついてくる。それをうまーく、大げさなくらいの表現で見せているのが面白いかなと思います。
今後、この大げさ具合が「気持ちいい」ではなく「すごいすごいと周囲のキャラに言われているけど伝わってこない」になってしまうと、そこで読むのもやめると思うけど…。どうなるかなあ。
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朗読を題材にしたマンガです。
ガラスの仮面のように、何の取り柄もない女の子が朗読の才能に目覚めます。
朗読の難しさと奥深さ、そして文学の素晴らしさを認識させてくれるマンガです。
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息詰まる緊迫感とカタルシス。「表現」の漫画化といえば『ガラかめ』だけど、前作から通して美術表現に特化した作者の演出力が魅せる。
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宮澤賢治の『やまなし』を読んだことがある人はぜひ読んでもらいたいと思います。朗読ってこんなに面白いものだと思いませんでした…!
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ジャンルは朗読マンガ? 音楽とか声とか、紙媒体で表現しにくいものをこんな風に目の前に出されると感動する。今巻は「ブレーメンの音楽隊」と「やまなし」を読み解いてる。宮沢賢治苦手なんだけど、すんなり入ってきた。そういうことだったのか!って。
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朗読をモチーフにしたコミック作品…。
音楽にせよ演劇にせよ、
音声による表現を題材にしたマンガというのは難しいと思います。
『ガラスの仮面』『のだめカンタービレ』などは希有な例ですねー。
成功している作品に言えるのは、
魅力的なキャラクターとストーリーを持っていることでしょうか。
で、この作品。
絵はちょっと好き嫌い別れそうですね。
あまり洗練されすぎてもウソっぽいし、
逆に泥くさすぎても取っつきにくいし…。
このテイストでもいいですけど、個人的にはもう少しこなれてほしいかな。
朗読の世界がぱっと広がっていくシーンは気持ちいいです。
僕のお仕事に関係があるせいもありますが、
ある種のカタルシスが伝わってきて、いいなと思います。
ただ、ちょっと気になったのは、
理屈を説明しすぎていること。一つ間違えると説教っぽいかなと。
朗読の入門書ではないのですから、
語らせることなくドラマの中で感じさせられたらなぁ…。
今後どう展開するのか、もうしばらく見守ってみたい作品です。
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朗読を題材にした漫画と思って読んだがとんでもない。漫画という媒体を借りて読書という新しい世界を拓く衝撃的な作品だった。朗読のシーンでは一ページごとに雷に打たれたかのような驚きが訪れる。今までの読書はなんだったのか。作家が一つの言葉や文にどれだけの思いをこめているのかを思い知らされた。二巻まで読んだが、泣きますよこれは。
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これは面白い漫画です。
コミックナタリーの特集記事を読んで知ったのですが、もっと早く出会いたかった。
朗読というテーマを通して、コミュニケーションの根幹を問い、読書の位置づけも問うという非常に深い内容です。ここは原案協力の東百道氏が素晴らしいのですが、より多くの読者に届く漫画という媒体にこのテーマを持ち込んだ片山氏もまた凄い。さらにその基本のテーマに恋愛や友情や親子愛、対決と盛りだくさんのドラマが上乗せされ、物語の面白さに興奮します。
絵は決して上手くないけれど、丁寧で随所に見られるこだわりに引き込まれます。
次巻発売が待ち遠しい!!
ただ惜しむらく、初版発行部数が少なかったのか現在どこの本屋に行っても置いていないのが非常に残念。
私は4店はしごして、一巻と二巻をバラバラに見つけました。
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朗読をするために作品の描く世界を深く理解しなければならなくて、そのプロセスは物語というものが素晴らしいと思い知らせてくれるものであり、また気持ちいいものであることはよくわかった。しかし、グルメ漫画のような、やたら解説の多い格闘シーンのある少年漫画のような、そんな演出が浮いているように感じられてしまっていまいち楽しめず。そんな自分はちょっと損をしているな。
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ジャケ買いで大当たりです。
一見地味な「朗読」という題材を、ダイナミックにドラマチックに描いた作品。
宮沢賢治「やまなし」の朗読シーンは圧巻の一言です。あまりの迫力に圧倒されて涙が出てきました。
主人公の素朴でおっちょっこちょいで、でも根は優しくて勇気あるキャラクターにも好感が持てます。
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朗読をテーマにした漫画ということで、興味を持って手に取りました。
朗読と言えば、絵本の読み聞かせか、夏になると戦争体験を綴った物語の朗読、というのしか思い浮かばなかったのですが、いろいろと考えさせられました。
決して絵のうまい作家さんだとは思いませんが、中身はなかなか。
朗読の迫力の表し方(というか、物語の迫力でしょうか)とかは臨場感がすごいですし、立体的にも見える迫力は、少年漫画にも負けていません。
でも、まさか朗読がここまで深いとは思ってもみませんでした。
何となくでも感じ取っていたものもあれば、全く思って見なかったことまでいろいろと教わりました。
自分も自己流でもいいから朗読してみたいなと思っても、僅かな軸所の時間も風呂に入っているくらいの時間しかとれないと、ついつい一杯読める黙読に流れて言っちゃいます。
ホントはそれじゃいけないんですよねー。
黙読でも朗読でも、ひとつの作品に向き合うのには、それなりにじっくりでないと、取りこぼしが多すぎる。
その穴埋めを既に再読という形に求めつつあるんだろうな、私は。
読み返すたびに新発見。
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『朗読』というテーマは斬新…
だけど、ストーリー性とか、絵とかを考えると。
ただこの本を読んでからスゴイ良い!と思った文章は声に出すようにしている。
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朗読をテーマにした作品。朗読と黙読とではこんなにも、本から受ける印象、世界が変わるのかと目からうろこでありました。朗読の奥ゆかしさにとても惹かれました。読書好きの方に是非一度読んでもらいたいです。