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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.10
- 出版社: メディアファクトリー
- サイズ:19cm/282p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8401-3570-2
- フィルムコート不可
紙の本
英国幽霊案内 (幽BOOKS 幽Classics)
幽霊探求の第一人者が、英国全域の代表的な幽霊名所236箇所を紹介する。ジャケット裏に全スポットをまとめた特別マップ付き。『幽』掲載記事に訳し下ろしの項目を加え書籍化。【「...
英国幽霊案内 (幽BOOKS 幽Classics)
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商品説明
幽霊探求の第一人者が、英国全域の代表的な幽霊名所236箇所を紹介する。ジャケット裏に全スポットをまとめた特別マップ付き。『幽』掲載記事に訳し下ろしの項目を加え書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ピーター・アンダーウッド
- 略歴
- 〈ピーター・アンダーウッド〉1923年生まれ。英国作家、幽霊研究家、英国学士院会員。「幽霊クラブ」終身会長、「心霊調査協会」ほか多数の協会、研究会の会員や委員を務める。
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紙の本
いつかゴーストハンター(あるいはゴーストバスター)になりたいと思っている人、もしくはイギリス旅行の計画をたてている人のための格好の案内書。
2011/01/03 16:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶにゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名通り、イギリス国内に出没する幽霊たちの名所を集めた案内書である。全236個所が、地図付で記載されていて、旅のお供に欠かせない親切なガイドブックとなっている。原著では写真や図版、最寄りのホテルなどの紹介が載っているそうだが、この訳書では割愛されているのがちょっと残念である。
著者のピーター・アンダーウッドは1923年生まれ、今年88歳になるようである。略歴を見ると、「心霊調査協会」、「ユニタリアン心霊研究協会」、「心霊調査機構」、「吸血鬼調査協会」などの会員であり、「幽霊クラブ」という会の終身会長となっている。この「幽霊クラブ」というのは1851年創立で、150年以上の長きにわたって活動を続けている由緒ある団体であるらしい。日本にも水木しげるが設立した「世界妖怪協会」があるけれど、歴史の古さにおいては太刀打ちできないであろう。
それにしても、こうしたあやしげな団体名をながめるにつけ、イギリスというのは不思議な国だなと思ってしまう。大真面目に幽霊と取り組んでいるのである。ゴーストハンターは幽霊を調査研究する職業人として世間に認知されており、得体の知れない霊媒師のたぐいとは一線を画されている。その証拠に、ゴーストハンターの第一人者である著者のアンダーウッドは英国学士院の会員である。つまりは、イギリスにおける一流の科学者たちのひとりと認められているのである。たぶん、日本とは違う種類の宗教の伝統や、歴史の流れが幽霊という現象に対する国家の姿勢に現れている。面白いな、と思う。
イギリスの幽霊といえばハムレットの親父さんを思い浮かべてしまうが、似たような境涯の幽霊もあちこちに出現するようである。日本では、幽霊といえば足がなく、両手の先を前に垂らして「うらめしや~」というある意味もの静かなイメージがつきまとって離れないけれど、イギリスは違うようだ。結構騒がしい。ポルターガイストだけでなく、幽霊自体が入ってくる時のドアやら窓やらの開閉音がとにかくうるさい。歩き回るときも床をどんどんと踏みならして迷惑この上ないらしい。たぶん、建築物の造りが日本と異なっているからだろう。なにせ、8世紀に建てられた城だの、12世紀に造られた別荘だのが幽霊たちの舞台である。そしてその同じ建物に何人もの幽霊が何代にもわたって棲み付くのである。もの静かでは、その存在を示すことはできないのだろう。
(ハリー・ポッターの映画には、マートルとか首なしニックとかその他幽霊らしきものがにぎやかにいろいろ出てくるけれど、いかにもイギリス的で面白い。幽霊ではないようだが「吸魂鬼(ディメンター)」という存在はいかにも不気味であり、日本には居ないと思う。)
英国236個所に現れるのは、黒甲冑の騎士、灰色の貴婦人、白い貴婦人、茶色の貴婦人、灰色の服の男、失った片手を探し求めてさまよう男、首のない紳士、あの「アラビアのロレンス」、虐待されて死んだ子供、修道僧、尼僧、貴族、国王、王女、虐殺された使用人、虐殺された不倫の男女、頭蓋骨、等々、多数の幽霊事情がここに紹介されている。幽霊を扱いながら、イギリスの歴史の重みを感じさせてくれるユニークな書物である。
序文によると、アンダーウッドのお孫さんが、日本の女性と結婚して現在日本に住んでいるそうである。ひょっとしたら、日本のどこかでゴーストハンターとして、祖父譲りの活躍をしているかも知れない。
なんだか、そんな気がする。
紙の本
英国各地に伝わる幽霊譚&幽霊名所全234箇所がこの一冊に
2010/08/27 12:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:メディアファクトリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
英国幽霊探求の第一人者が、234のリアルゴーストストーリー&スポットを網羅的に案内。
「幽霊クラブthe Ghosts Club」の終身会長などを務める
ピーター・アンダーウッド氏が、英国全域の代表的な幽霊名所の数々を紹介。
リアルゴーストストーリー&スポットを網羅的に案内した英国幽霊ガイドの決定版が「幽クラッシクス」から刊行!
ロンドンをはじめとする各地の幽霊屋敷の数々、ポルターガイスト、歴史上の偉人の霊、貴婦人の霊、騎士の霊、はたまた妖精など。
英国各地で語り継がれる数多の幽霊譚を一冊で味わえる。
翻訳は、『イギリス恐怖小説傑作選』を編むなど英国怪奇文藝への造詣も深い南條竹則氏。特別マップ付き。