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商品説明
戦後の建築界で独り、哲学的な視座で思索し、発言しつづけた白井晟一のエッセイ集。伝統論争に火をつけた「縄文的なるもの」のほか、美や創造をめぐる論考など全43編を収録。〔筑摩書房 1979年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
白井 晟一
- 略歴
- 〈白井晟一〉1905〜83年。京都生まれ。近代建築の発展の歴史にあって、終生それへの批判的スタンスを保ち、建築界の深層に衝撃を与えつづけた哲人建築家。建築作品に浅草善照寺、ノアビルなど。
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書店員レビュー
近代建築の主流に抗い...
ジュンク堂書店秋田店さん
近代建築の主流に抗い続け独自のスタイルを貫き続けた孤高の建築家・白井晟一。
氏の手がけた建築物は独創性に富み、その造形はある種哲学的とも言える。
本書『無窓』は氏が生前唯一発表した貴重なエッセイ集。建築物に留まらず、書の装丁デザインも手がける等、マルチに活躍した氏の人間性が垣間見られる建築と美の考察論43編。長らく入手困難となっていた名著が奇跡の復刊。
是非ともこの機会にご一読を。
ちなみに白井氏は大戦中、疎開先の秋田県に多数の作品を残しており、白井氏の一ファンで秋田在住の私としては非常に誇らしい限りである。
(自然書担当)
紙の本
豆腐
2011/09/22 14:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Pokhara - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の「豆腐」を読んでハッとした。
谷崎の「陰影礼賛」が好きな人ならきっとグッとくるはず。
形といい味といい、ここまで無駄をそぎ落とした、
そして労働の中から生まれる「用の美」を体現した食い物は
豆腐をおいて他になかろう。
まさにこれぞ日本な食い物である。
民芸的な物を買い求めるよりも、何も考えず豆腐を食って
旨いという言葉以外、後に何も残さないのが潔いのでは。
なんてことを考えながら読んだ。
あ、本の感想じゃなく豆腐のこと書いちゃった。