「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.9
- 出版社: WAVE出版
- サイズ:16cm/93p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87290-493-2
紙の本
蠍座
著者 石井 ゆかり (著)
星占いで「蠍座」に当てはまる人たちの性格、価値観、行動パターン、好き嫌い、チャームポイントなど、いろいろな特徴を紹介します。太陽星座早見表付き。Webサイト『筋トレ』主宰...
蠍座
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:12,566円(114pt)
- 発送可能日:購入できません
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
星占いで「蠍座」に当てはまる人たちの性格、価値観、行動パターン、好き嫌い、チャームポイントなど、いろいろな特徴を紹介します。太陽星座早見表付き。Webサイト『筋トレ』主宰・石井ゆかりの12星座シリーズ。【「TRC MARC」の商品解説】
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
元気になる言葉をもらいに
2010/11/27 16:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
石井ゆかりさんの星占い等テキストコンテンツサイト『筋トレ』の週報を見に行くようになったのは、
いつ頃からか正確には覚えていないのだが、2005年下半期占いは持っていたので、どうやら5年程経つようだ。
最近は、ツイッター(@ishiiyukari)の毎日の星占いもたまに眺めている。
毎日のものや週報の読み方は非常に大まかである。
読んだときにピンとくる言葉があるとなんだか嬉しいといった感じがするけれど、
それをずっと覚えているのかというとそうでもない。
たいていは前向きな気持ちになれる。
下半期とか1年スパンのものは心に残る言葉が多く、たまに読み返してみたくなる。
私が私の本質だと思っているものを私が大好きな言葉で書いてくれているように思えるのだ。
「当たっている」とか「性格を言い当てている」とはあえて言わない。
きっと「当たっている」と人が感じるときに読んでいるものは、
そういうものだと私は思っているので。
「私自身、星占いを信じているかと聞かれれば、信じていません、とお答えします」
という石井ゆかりさんが、どういった姿勢で星読みをしているのかは、
彼女が書いたものの言葉の端々に現れている。
たとえば、このように。
でも、そんな人間の弱さが生み出した道具でも、そのしくみを詳しく深く考えていくと、
人間がどのように世界をとらえているのか、
どのように世界を理解しようとしているのか、が、うっすらと見えてきます。
そこには、古代から現代までの変わることのない人間の世界に対するまなざしが、
そのまま埋め込まれているように、私には思えます。
この得も言われないおもしろさが、私が星占いを続けてきてしまった理由の、最たるものです。
(『12星座』 p.11-12)
また、今日のツイートでは、こう書いている。
「お腹空いたなーと思って時計を見たらたまたまお昼時だった」みたいな感じだと思います。
でも、他の事のためにランチを後回しにすることもあります。
で、「時計の影響でお腹が空いた」のではないです。
私にとって星(=時計)ってそんな感じです
自分としては、このスタンスにも好感が持てるのだと思う。
『12星座』では、各星座のしくみや12星座全体の流れが物語を使って描かれていたが、
各星座について別個に語ったらどうなるのだろうという興味があった。
「私」についてどう語ってくれるのだろうという自分勝手な期待もあった。
帯に使われている言葉が好きだったというのもある。
一度決めたら、
心情的にも、立場的にも、
決して「逃げない」。
相当厳しい状況に立ち至っても、愛を持って引き受ける。
厳密にこれをやろうとしたら相当に苦しい。
が、こういう自分でありたいと思う。
「「悪や暴力は私たちの逃れがたい事実なのだ」という悲しみから発する救済」(p.40)
「かつて落胆であり嘆きであったこの「清流」は、愛情や優しさ、誰かを癒す涙などに、完全に形を変えている」(p.49)
「受け取ることによって、生かされる。奪うことによって、生きている。」(p.69)
それでも生きていかなければならない現実の中で、自分のできることを頑張っていく勇気をくれる言葉と出会った。
ただ、救済とか涙とかではなくて、それを表現するためのエピソードやイメージが豊かに感じられる。
私は、彼女のテキストから元気になる言葉をもらっているのだと思う。
理解者を形容している言葉があり、励まされもした。
あなたは物事を深く強く感じることができる人です。
そんなあなたの力に憧れ、影響を受け、その感情の深さに触れていたいと願う人こそが、
あなたを本当に大切にしている人だと思います。
(p.81)
そして、表面的な意味ではなく、本当に強い人になりたいと願う。
あなたはこれほど敏感で大きく波打つ心の動きに、決して飲み込まれ尽くすことがありません。
幾重にも傷を負いながら、その心は強さを保たれているのです。
水を傷つけることができる人はいないように、あなたを本質的に傷つけることはできないのです。
(p.80)
私にとって本書は、良い状態の自分を表現したいと思わせてくれる1冊だった。