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商品説明
つねに批判されてきた民俗学的な知の系譜の中に、差別のフォークロアの萌芽が埋もれている。天皇と被差別民の起源をめぐる問いとは? 沖縄、東北の差別とは? 先人達の差別論に関わる仕事を掘り起こし、あらたな思索を開く。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 差別のフォークロア
- Ⅰ 柳田国男 漂泊から定住へ
- 1 差別/ある切断から
- 2 家筋/漂泊と定住のはざまに
- 3 穢れ/宗教的な交易として
- Ⅱ 折口信夫 はじめにマレビトありき
- 1 沖縄へ/特殊部落がなかった
- 2 聖痕/はじまりの場所から
著者紹介
赤坂 憲雄
- 略歴
- 〈赤坂憲雄〉1953年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。東北芸術工科大学東北文化研究センター所長。福島県立博物館館長。専門は日本思想史・東北文化論。著書に「排除の現象学」など。
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紙の本
赤坂憲雄にとって非常に重要な位置を占める著作だと思う
2021/02/07 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤坂憲雄の被差別部落に関する論考である。これは、バラバラに発表した論考に書下ろしを加えたものらしい。しかし、通して読んでみると、一貫した流れで違和感なく読める。柳田国男、折口信夫らの民俗学の巨匠たちの考察から始まり、イザベル・バードやバタイユ等へたどり着き、まとめの章が最後に来る。系統立てて組み立てられていて、非常にわかりやすかった。赤坂憲雄にとっても非常に重要な位置を占める著作だと思う。