紙の本
あらためてホームズすごい!
2021/06/02 04:17
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
緋色の研究は昔読んだはずですが、完全に内容忘れていました。読んでみると予想以上にしっかりとした本格ミステリでした。ホームズとワトスンの出会いが描かれた記念碑的デビュー作でもありますが、それ以上にホームズの推理の過程が詳細に記述されている点は評価すべきところだと思います。穴はたくさんあるかもしれませんが、これだけ状況証拠を並べ立て推理を披露しているのは、まさに論理的推理の模範とされるに相応しいと感じます。「探偵が謎を解く」という本質を実直に表した良いミステリだったと思います。本書の中では、本事件に関するアメリカでのエピソードにかなりページ数を割いていて、それが本格ミステリとしてのバランスを悪くしているという批判は当然あるかと思います。ですが、正直、この部分が一番面白かったです。貴志さんの「硝子のハンマー」を読んだときには「あれっ」と思いましたが、実は緋色の研究他、古典でもよく見られる手法だったのですね。ドイルがただの本格ミステリ書きではなく、冒険譚などにも並々ならぬ才能を持っていたのだなあと思いました。
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今更ながら
2021/01/30 11:36
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読みました。ホームズの変人っぷりがすっと入って来ると同時に、その類い稀な探偵力であっという間に事件を解決してしまうスマートさ。さらに第二部で親子と青年が追われる描写は危機迫る表現力でとっても怖かったです。辞書片手に原作もぜひ読んでみたいです。
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ホームズとワトスンのファースト・コンタクト
2017/04/23 19:46
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投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る
記念すべきホームズとワトスンが初対面する作品。
あっという間に犯人を捕らえるホームズに驚き。
それにしても家賃は折半とはいえ、
こんな変人と同居できるワトスンの懐の広さにも驚きです。
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シャーロックホームズ第一弾
2015/12/27 07:54
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投稿者:江戸川コナン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーロックをはじめから読みたい人はこの本から読むべきです。これを読んでからTVドラマを見るとニヤニヤできますよ。
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ホームズとワトソン
2020/12/30 20:04
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもの時に読んだ記憶はあるものの、二人の出会いなど全く覚えていませんでした。やはり読み継がれる名作には訳があると納得。面白かったです。
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異国への従軍から病み衰えて帰国した元軍医のワトスン。下宿を探していたところ、同居人を探している男を紹介され、共同生活を送ることになった。下宿先はベイカー街221番地B、相手の名はシャーロック・ホームズ―。永遠の名コンビとなるふたりが初めて手がけるのは、アメリカ人旅行者の奇怪な殺人事件。その背後にひろがる、長く哀しい物語とは。ホームズ初登場の記念碑的長編。 (「BOOK」データベースより)
子供の頃、ホームズ作品はたくさん読みましたが、大人になってからきちんと読んだことがありませんでした。
先日、映画を見たときも思ったのですが、漠然と描いていたホームズのルックスやイメージって、どこから刷り込まれたんでしょうか。
そう、ちょうどレイトン教授みたいな感じ。
なんか全然違いました(笑)。
古い文体で読んでいると、かなりしんどいので、新訳版で読みました。
前半で犯人がつかまって、やれやれと思ったのですが、後半を読み、その背景の深さ、悲しさ、苦しさが明らかになり、切なくなりました。
復讐を良しとするつもりは毛頭ありませんが、それでも犯人の心情を思うと辛いです。
ホームズ作品をもっと読んでみたくなりました。
読みたい本がたくさんありすぎて、困っちゃいます(笑)。
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僕のホームズの入り口はコナンだった。
小学校の図書室で、ホームズの本を借りて読み漁っていたのが小学校4年生の時。
今となっては内容は殆ど覚えていない(笑)
だから、この歳になって改めて読み返してみると、ホームズ作品の面白さ、素晴らしさを体感することになる。
内容を忘れているものだから、初見のような感じで新鮮さを失わず読むことができた。
新一君が憧れるのも良くわかります(*´Д`*)
さてさて、同時進行の【四つの署名】も読破せねば♪
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ホームズの本は、少年少女版でしか読んだことがない私。
ロンドンの話ばかりかと思っていたため、この本に「モルモン教が登場する」と聞いて仰天し、読んでみました。
どんなストーリーだったのか思い返そうとしても、まったく出てこないタイトル。
『まだらの紐』と混ざってしまっているようです。
ホームズとワトソンが知り合って、同居生活を始めるストーリーで、ホームズシリーズ最初の話のようです。
ホームズは思ったよりも人間くさく、ポーのデュパンやガボリオーのルコックを大否定していました。
ホームズは、年代的に彼らに続く第三の男と言ったところでしょう。
警察で解決できない難事件を、依頼されるホームズ。
現代日本にも、このような最終兵器的な探偵はいるのでしょうか。
たちどころに犯人を見抜き、問題を解決してしまう、その早さに驚きます。
かなり尾を引く遺恨が原因で、物語は過去にさかのぼって詳細に語られます。
もともと悲劇が起こったのは、アメリカのソルトレーク・シティで、そこでモルモン教が関係したというわけでした。
モルモン教の指導者、ブリガム・ヤング自身までも本作に登場します。
かなりバイアスがかかったモルモン教の描かれ方であるため、教徒からクレームを受けたことでしょう。
ホームズシリーズでは、アメリカ開拓者やモルモン教徒について全く読んだ記憶がないため、少年少女版では完全に省略された箇所ではないかと思います。
犯人は、アメリカで恋人を金づくで奪われて殺された復讐に燃えて、原因となった男に報復すべく、ペテルブルク経由ロンドンまで追ってきたというわけです。
裕福な男に比べて貧しく、日銭を稼ぎながら10年間追跡を続けた犯人。
読者は全員、犯人の味方につくことでしょう。
ホームズの推理よりも、復讐劇の純粋性と継続力に圧倒されました。
ロシアンルーレット式の、公平な毒殺を行い、犯行現場についていた血痕は復讐を遂げられる男が興奮して流した鼻血だったというのがひねりですが、たしかにのぼせて出血するほどの激しい内面を持つ人物であることに納得します。
ホームズものには、どこか優雅な印象がありますが、殺された男の所持品にボッカチオの『デカメロン』ポケット版があったところに、インテリさとゆとりを感じました。
大英帝国における紳士としてのキャラクターイメージでしょう。
『緋色の研究』の『緋色』に、血を連想しておびえていましたが、本文中に「人生という糸の束から、殺人という赤い糸を引き抜いて明るみにする行為」と説明されていました。
学者然としたタイトルだと思います。
子供の頃、ミステリーは怖くて苦手で、イヤイヤ読んだ記憶がありますが、そろそろオリジナルの翻訳を読んでみるのも良さそう。
発刊当初のイラストが掲載されており、雰囲気たっぷりでした。
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友人スタンフォードの紹介で出会ったシャーロック・ホームズとワトスン。二人での初の事件はスタンガスーン・ドレッパー殺人事件。グレッグスン警部の依頼で事件の調査に。
モルモン教徒の村で起きた悲劇と復讐劇。
2011年5月5日読了
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タイトルの意味を初めて知った…。
ワトスンの賞賛に会って、はにかむホームズが微笑ましい。
高山宏氏の巻末解説が濃いな〜 これもマニエリスムなの?! ホームズものってほんといろんな人に愛されてるね。
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シャーロック・ホームズシリーズの最初の作品です。
19世紀末のイギリスで急増した毒物犯罪にかかっていたり、当時の歴史背景を知っていると尚おもしろくなりそうな作品です。
ベストセラーと言われるだけのおもしろさがある一冊です。
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今月の12冊目。今年の124冊目。
中学生の時、ホームズは何冊か読んだ記憶があるが、これは読んだことがないと思ったので、とりあえず読んでみた。すごい良い作品だなーと思った。ただ、ホームズの推理に関しては、うん?それは無理があるのではと点も多々ある。ただ、物語の構成や結末はすごいしっかりしてるなーとの感想。
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はじめて読んだシャーロック・ホームズ。序盤、シャーロック・ホームズがいけすかない。相手をバカにして天狗になっている。これがキャラクターミステリーか、と思う。
後半のユタ州のモルモン教の話は冒険物語で面白かった。
解説が読んだのを後悔するくらいひどい。こじつけが凄まじい。読まない方がいい。
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■再読
■読んだのきっと中学生くらいだったんじゃないかと思うが、全く忘れていて驚いた。そしてBBCの「ピンク色の研究」がきちんと原典を踏襲していたことに改めて驚いた。すごい。
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唐突に第二部冒険編始まった時にはどうしようかと思った。
しかしあのあざやかな舞台転換、展開は今見てもなお素晴らしい。