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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発売日:2010/12/10
- 出版社: アスキー・メディアワークス
- レーベル: 電撃文庫
- サイズ:15cm/353p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-04-870123-5
読割 50
紙の本
さくら荘のペットな彼女 4 (電撃文庫)
著者 鴨志田 一 (著)
いよいよ待ちに待った文化祭が始まった。水着のミスコンにB級グルメ食べ歩きに…もしかしたらましろと一緒に回っちゃったりなんかも!?楽しいこと盛りだくさんのはずだったのに、な...
さくら荘のペットな彼女 4 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女4
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:6,600円(60pt)
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商品説明
いよいよ待ちに待った文化祭が始まった。水着のミスコンにB級グルメ食べ歩きに…もしかしたらましろと一緒に回っちゃったりなんかも!?楽しいこと盛りだくさんのはずだったのに、なぜだか俺は、問題児の集まり『さくら荘』で、寮のメンバーとゲームを作っていた。そう、美咲先輩の一言で始まったゲーム『銀河猫にゃぼろん』の制作が大詰めを迎えていたのだ。文化祭も後半、俺たちの作品はどんな評価を受けるのか!?変態と天才と凡人が織りなす青春学園のラブコメ、絶好調の第4弾!文化祭のあとは、さらに『さくら荘』をクリスマスが待ち受けます。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
思うようにならない
2011/01/20 20:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
水明芸術大学付属高等学校の文化祭でゲリラ出展するゲーム「銀河猫にゃぼろん」の開発はギリギリまで引き延ばされ、開発に携わったさくら荘のメンバーはみんな寝不足状態。
そちらのイベントは無事に終了し、気づいたら文化祭は最終日になっていた。
文化祭の会場でゲーム作ろうぜ!の審査員だった藤沢和希と再会した神田空太は、学生時代の彼の努力を知り更にやる気を漲らせ、そして千石千尋と彼の当時の関係を知りモヤモヤした気分になる。
一方、椎名ましろは念願の連載を勝ち取ったにもかかわらず、ときおりぼーっとしたり、とつぜん料理をすると言いだしたり、あの芸術家的な空気が薄れてきていた。
三鷹仁が隠していた進学問題を知り、いつもに増した積極アプローチをする上井草美咲。漫画への純粋さが薄れているように見えるましろに、自分の努力が結果につながらない焦りと合わせて、イライラした気分を感じる空太。いろいろと見せつけながらも自分の気持ちをはっきり自覚する青山七海。
同じさくら荘に暮らし、みんなでゲームを作り上げたりしながらも、各人の想いの全てが十分に満たされているわけではない。理想にめがけて突き進みながらも、ある者は誰かとの違いに悩み、ある者は突き放されて、現実と理想の乖離を突きつけられる。
そこで挫折して立ち止まるのか、傷つきながらも諦めず進み続けるのか。そんな若さと葛藤の物語が描かれる。
紙の本
ラヴコメ風味たっぷりな次巻以降への伏線的内容
2010/12/21 23:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
文化祭のゲリラ上映からクリスマス・イヴまで進む第4巻。思いの外時の流れが早い気がした。この調子で今後も進むなら次巻辺りで3年生が卒業してしまいそうだが、少なくとも仁と美咲の今後に一波乱ありそうなのでそんなこともなかろう。仮にこのままの勢いで新学期を迎えたら、空太(妹)の優子が入学してくる可能性が否定できない、というか、むしろアリだと思うので、相変わらずの超絶兄ラヴな優子@さくら荘を見てみたいところでもある。これはこれで面白いと思う。
前半の文化祭と後半のクリスマス関連とに分かれた構成にあって、今回はやけにラヴコメ風味が利いていたように思う。とりわけ第2章などは青春群像劇よろしくあっちこっちで男女が想いを溢れさせ、時に決然と行動に出たりもしている。美咲も決意を新たにしている。前巻からの続きでましろの想いを考えあぐねる空太は終始悶々としているのだが、ちょっとしたすれ違いからギクシャクしてしまったましろとの関係を修復していく過程で2人の距離は少し縮まったようである。不器用なましろの健気さが出ていたが、今回は何気に七海がいい味を出していた。取りとめのない会話の後でさり気なく漏らす本音が実に可愛らしかった。
今回は千尋先生にもスポットが当てられており、学生時代のことが出てきたかと思えば、悩める空太少年にアドバイスを贈る一幕もあった。誰もが理想を胸に抱きながら、これを誰もが実現できる訳でもないという挫折と、これにどう折り合いをつけていくかという妥協の現実的な正論であり、物事を多面的に捉える大人の言ではあるが、真っ正直に突っ走れるのは若いうちだけなんだから、今は思いっ切りぶつかりなさい、問題に目を背けず体当たりしなさいと逆説的に捉えるべきかな?と思えるものでもあった。従前よりは少なめだったが、若者に伝えたい作者からのメッセージが今回もピリリと利いている。