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紙の本
純愛小説 (角川文庫)
著者 篠田 節子 (著)
純愛小説で出世した女性編集者を待ち受ける罠と驚愕の結末、影のように慎ましく生きてきた女性が抱く最初で最後の狂おしい想い、息子の恋人に抱いてしまったときめき、年齢を超え理不...
純愛小説 (角川文庫)
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商品説明
純愛小説で出世した女性編集者を待ち受ける罠と驚愕の結末、影のように慎ましく生きてきた女性が抱く最初で最後の狂おしい想い、息子の恋人に抱いてしまったときめき、年齢を超え理不尽なまでの磁力で惹かれあう男女…成熟したからこそ逃れがたい「恋」という名の愚行がときに苦く、ときに危険なほど甘やかに綴られる4篇の物語。直木賞作家、円熟の筆が冴える、ほんとうの大人のための“ロマンティック・ラヴ”。【「BOOK」データベースの商品解説】
純愛小説で出世した女性編集者を待ち受ける罠と驚愕の結末。慎ましく生きてきた女性が、人生の終わりに出会った唯ひとつの恋など、大人にしかわからない恋の輝きを、ビタースイートに描く。【商品解説】
収録作品一覧
純愛小説 | 5−67 | |
---|---|---|
鞍馬 | 69−142 | |
知恵熱 | 143−190 |
著者紹介
篠田 節子
- 略歴
- 1955年東京生まれ。1990年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1997年『ゴサインタン』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年には『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞を受賞している。
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紙の本
純愛転じて・・・
2024/01/31 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
四篇の大人の恋愛色々。
若いと純愛は字のとおりだが、大人の純愛はいずれも真剣なだけに、周りから見て呆れられる結末や時に悲劇に繋がっていくのが切ない。
篠田さんの作品は何点か読んでいるが、どれも私にとっては読みやすい。
これを機会に又作品を読んでみようと思った。
紙の本
これは…「純愛」なのか?!
2011/04/13 13:20
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハジメマシテの作家さん。
名前は知っていたけれど、これまで「つまみ読み」さえしたことなかった。
たぶん、きっかけは新聞の広告欄。『純愛小説』という潔すぎるタイトルとその内容に魅かれて手にとってみた。
篠田節子ってこんなの書くのっ?!
っていう驚きが第一声。
でもって第二声は、
これって純愛っ?!
っていう、これも驚き。
めちゃくちゃ好みの一冊だった。表紙からして純愛っぽくはないなぁとは思っていたのだけれど、その予感はいい意味で的中した。
つまみ読みさえしたことはないけれど、篠田節子っていう作家に対するイメージは多少わたしの中にあった。愛だの恋だの男だの女だのばかりの話を書くひとだと思っていた。
心理描写が抜群に巧い。驚いた。この点に関しては、驚いた、以上の言葉が出てこない。ひとの「こころ」を描くのがめちゃくちゃ巧い。そして、考えさせられる。
ここで収録されている四篇に描かれているのは、確かに「愛」ではあるが、ブラックでもあり、ミステリでもある。
甘くてせつない物語ではない。「自分を自分らしく生かす」――そういう意味では「幸せ」を描いた作品といえるかもしれない。しかし、ひとは誰しも自分ひとりだけで生きているわけではない。自分の些細な行動が他人に多大な影響を与えることもある。他人の幸せに対して色々感じることだってある。
幸せってなんだろう。
「幸せ」かどうかは、自分で決めるものなのだろうな。
そして、それがきっと、大人なのだろう。
そんなことを漠然と考えてしまった短編集だった。篠田作品、他にも読んでいこうと思う。
『純愛小説』収録作品
・純愛小説
・鞍馬←いろいろ考えさせられた。
・知恵熱←とっても好き。
・蜂蜜色の女神