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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.1
- 出版社: アスキー・メディアワークス
- レーベル: メディアワークス文庫
- サイズ:15cm/381p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-870280-5
紙の本
シアター! 2 (メディアワークス文庫)
著者 有川 浩 (著)
「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」—鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目...
シアター! 2 (メディアワークス文庫)
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商品説明
「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」—鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
シアター3も読みたい
2018/04/19 10:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このあとどうなる、っていう前作のラストだったので、一気に読みました。
小劇団の舞台を見たくなりました。
シアター3が雑誌に載ったらしいときいたのですが、どの雑誌だったのでしょうか?
早くシアターの発刊を望みます。
紙の本
「シアターフラッグ」の団員たちにエールを送りたい!
2011/03/22 16:46
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄の司から300万円を借り、自らが主宰する劇団「シアター
フラッグ」の再建を行なう春川巧。劇団は順調に収益を上げる
かに見えたが、あるとき亀裂が生じ始めた。劇団はひとつに
まとまり、借金を返せるのか!?
借金を返済して劇団を存続させたいと願う団員たちだったが、
今回もさまざまな問題が立ちはだかる。団員たちの間に生じた
亀裂、匿名の主からの誹謗中傷、挙句の果てには巧にも問題が!
ひとつひとつを乗り越えて、劇団は一歩ずつ前に進んでいく。
「自分たちの劇団だから自分たちで何とかしなくては!」そういう
自覚も団員たちの中に芽生えていく。毎日の生活は決して楽では
ない。もしかしたら、明日の食べるものさえないかもしれない。
そういう状況でも彼らは芝居に情熱を注ぎ続ける。そんな彼らの
姿を見ながら、司は、つかず離れず絶妙の間合いをとって「シアター
フラッグ」を引っ張っていく。司がいたからこそ、「シアターフラッグ」は
成長できたのだと思う。司の存在は大きい。
「あきらめるな!くじけるな!夢はいつかきっと叶う。」
彼らにエールを送りたい。テンポよく読める、楽しい作品だった。
紙の本
大人になってからも、
2021/10/27 00:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きなことをやり続けるって意外と大変なんだろうなあなんて思ったり。いやホント、組織の中で働いている方が楽だよね。でも、それが当たり前とされすぎる社会は、凝り固まってどんどんつまんなくなる。だから、ある程度は遊びがあっていいよね。その遊びを思い出したい時は、シアターフラッグの一員になってみて。
紙の本
最後に。。
2015/12/27 23:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ボルペン - この投稿者のレビュー一覧を見る
終盤、ググッともりあげるところは有川さんの得意なところだなぁ、と思いました。でも、まだまだ盛り上げられそうな余韻が残っての終わり方だったので、これはシアター3に期待ですね。3でどこまで盛り上げられるか楽しみです。
紙の本
三部作中弛みの宿命?
2012/07/03 21:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yosh - この投稿者のレビュー一覧を見る
小劇団シアターフラッグを主宰する春川巧(はるかわ たくみ)は、300万円の累積負債を抱えて劇団存続の危機に直面していた。兄の司(つかさ)に融資を泣きついたところ、融資をする代わりに「今から二年で返せ。劇団が上げた収益しか認めない。――返せなかったらシアターフラッグを潰せ」と宣言される。これを機に、演劇で食っていく「プロ」としての道を歩むことを否応なく促されるシアターフラッグの面々だが、客の入りと収益は徐々に上向くものの、メンバー内に亀裂が入るようになり・・・。
ある作品が好評でシリーズ化される際、最初から「シリーズ」を意図していた場合はともかく、偶発的に――売上に促されて――続編を作る場合、一つの関門が控えている――第2作中弛みの宿命である。
映画《スター・ウォーズ・サーガ》は超例外的に上手くいった例だが、最近の例だと「トワイライト」シリーズも、しっかり「中弛み」してた。まあ、しょうがないっていえばしょうがない。だって、一作で作品世界が完結しているのだから、何を今さら付け加えようっていうのか。
それでも『シアター!』は、今後巧達は無事借金を返せるのかと云う「宿題」がちゃんと残っていたから、続編にはそれなりに食指が動いた。ところが、著者が「あとがき」で記しているように、「一巻では物語の牽引役だった司が動いてくれない」のである。中弛みするのも無理からぬところ。司(=大人の論理&金銭感覚)vs.巧(=ガキの純粋さ&世間知らず振り)のガチンコ勝負が物語の推進力だったのに、劇団が車金返済に向けてなまじ再稼働しただけに、惰性(慣性力)で動いているので、傍流的エピソード(劇団内部の人間関係のもつれ)だけでは話が盛り上がらないのだ。しかし、作者もこれはマズイと思ったか、最後に上演劇場交渉を巡って、ある大ネタを振ってきた。中弛みも、これで一気に期待度マックスに降り戻った。
三部作が完結した後は、「そうそう、この第二巻のタルミ具合が、フィナーレへの助走/隠し味として生きてきたんだよね」と言わせてもらえますよね?
紙の本
お兄ちゃんが素敵
2023/02/20 20:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
鉄血宰相・春川司だけど、私が一番好きなキャラクターです。
シアター! 3が出るのが楽しみです。
と思っていたら、諸々の事情で3は出ないと聞きました。
ショック・・・・・・
紙の本
待ち遠しいよー
2015/03/22 06:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
有川さんもあとがきで書かれているように登場人物が暴走し過ぎです...... 誰が動くか予測不可能、まあだれとだれがくっつくかも不明ですがね。今巻は舞台よりもシアターフラッグの役者がメインだった気がします。沈黙不動の司さんは相談されてばかりでした。いずれにせよシアター3が楽しみです!あ〜待ち遠しい...
紙の本
待ち望んでいた続編。これぞ「青春」これぞ「ドラマ」
2011/02/16 18:19
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアワークス文庫創設の目玉として刊行された「シアター!」の続編。ダ・ヴィンチ(2010年1月号)に「もし読者さんに受け入れてもららった時は、続きを出せるようなものを」という著者のインタビュー記事が載って1年あまり。私の周辺では、読者は「受け入れた」なんてもんじゃなくて、続編を「切望」していた。
前作は、悩める青春をスカッと描いた爽快感のある物語で楽しめた。しかし続編を「切望」した理由はそれだけではない。舞台に魅力的なキャラクターが11人もいるのに、ライトが当たったのは数人。「これじゃ全然足りない」という飢餓感にも似た気持ちが、切に続きを求めたのだ。
登場人物の11人は、そこそこ力のある小劇団「シアターフラッグ」の面々。公演を打てば千人を超えるお客を呼べる。しかし、これまでの丼勘定の経営が祟って、300万円の借金がある。それを劇団の主宰である春川巧の兄、司が肩代わりをしている。2年以内に全額返済できなければ劇団を解散する、という条件付きで。
物語は、11人のそれぞれの胸の内を少しづつ明かしながら進む。劇団を大事に思う気持ちはひとつだけれど、芝居に対する立ち位置もそれぞれ違う。それが微妙な隙間をつくり、秘めた恋心(周りにはバレバレなんだけど)が複雑に絡んで、時に衝突を起こす。
この「衝突」こそが「ドラマ」なのだ「青春」なのだ。おしぼりを相手の顔面に投げつけたり、投げ返したり。好きな人のところに飛ぶようにして駆けつけたり。彼らには悪いが、これが私が「これじゃ全然足りない」と思っていたものなのだ。つまり、本書は前作で感じた気持ちに見事に応えてくれた。そして読み終わった今の気持ちは「もっとたくさん欲しい」。続編が待ち遠しい。
紙の本
本格商業化へ、負うた子に教えられ?
2011/04/09 19:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄の春川司から運営資金として300万円を借りた劇団シアターフラッグの泣き虫主宰・春川巧は、借金の条件として運営益で2年以内の借金返済ができなければ劇団を解散するという条件をつけられた。人気声優の羽田千歳を女優に加え、兄に2年限定の経理責任者をお願いして、何とか利益を出せるところまではたどり着くことができた。
今度はこの動員規模を大きくして、安定した採算ベースに乗せるための奮闘が始まる。
1巻では春川司と羽田千歳がストーリー展開の両輪として活躍したけれど、今回は序盤は控えめ。前巻では劇団メンバーという程度の位置づけでしかなかったキャラクターたちが、大体二人1組になって、4つのetudeを奏でる。このため、おとなしく収まるストーリーばかりではなく、トラブルも多いに発生する。
エチュードのうちは「春川司先生の電話相談室」みたいな感じで相談役に徹していた鉄血宰相が、STAGEに入ってからは立場を入れ替えてみたり、前半はおとなしくしていた羽田千歳が後半でめちゃくちゃ暴れたり、他のキャラクターたちがそれぞれの生き方を明らかにしてきたり、起伏があってとても面白い。
この劇団の中で、どういうルートで情報が流れるのかを考えながら、ストーリー展開を読み直しても面白いかもしれない。
紙の本
心に響く言葉があります。
2011/02/10 13:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず吉。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシアター!シリーズは、借金を背負ってしまった
貧乏劇団を立て直そう!と努力する劇団員たちと、
借金を2年間の期限付きで肩代わりしている劇団主宰の
兄の物語です。
1巻を読みながらわくわくしたのを覚えていて、
そして、中途半端な終わり方に「絶対続く、この話!」と
確信して、長い事待った気がします。
やっと出ました、2巻。
もうずば!っと言っちゃうと、
このシリーズは読み終わったあとに、劇団のお芝居を
観にいきたくなります。「劇団のお芝居っていいかも!」
と思う事請け合いです。
実際に著者の有川浩さんはこの小説を書くのに、
「Theatre劇団子」という劇団をモデルにしたそうで、
取材もしっかりしたのでしょうね。
なんだか、登場人物たちのセリフや生活感にとてもリアリティ
があります。
そして、有川さんの小説にはたくさんの心に響く言葉があります。
読んでいて「お!名言!!!」っていう言葉が絶対に2〜3こは
1冊の中にあって、じ〜んときます。
魅力的な登場人物がこれでもか!と動き回る、そして演じる
「シアター!」シリーズ。あとがきでは次の巻で終わりに
なるのでは・・・という事が書いてあって、3巻が出るのが
待ち遠しいような、待ち遠しくないような。
終わってしまうのがとても名残惜しい小説ですよ。
紙の本
登場人物全員の動きが活発
2016/05/28 20:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシアター!続編は登場人物全員がそれぞれ活発に動き出す、リアリティー溢れるドラマです。私はやっぱり司お兄ちゃんファンですが、茅原の説く「どじっこ属性」云々には笑いが込み上げてきましたし、通称うっかりスズべえの大ドジして、責められて、逆ギレして、千歳を傷付けて、意地張って。。。とした後に千歳と和解したそのやり方にとても感動しました。
カップルがそれぞれできていく(予感)も各々ドラマがあって面白いです。
3が待ち遠しい!
紙の本
真面目な話
2016/02/28 14:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nokia - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽快な文章でとってもテンポ良く読めますが、内容は意外とシリアス。
演劇界の実情が明るく語られる。
今後のシアターフラッグの活動がとっても気になります。
紙の本
お兄ちゃん大好き!
2015/10/13 15:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へっぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやぁ、みんながお兄ちゃんに甘えちゃう気持ち、ほんとよくわかるわ〜
真面目なとこだと『いいこ』の話と『そつのない人』と『仕事抱え込む』ことの件はかなり刺さりました。
解ってても割り切るの難しいよね。
それぞれのキャラもすごくたって、みんな好きになってしまった。
小宮山なんてほんと格好いいよ。
まぁ司さんが一番だけどw
紙の本
応援したくなるキャラクター揃い
2020/01/28 17:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
無駄なキャラクターがなく、それぞれの個性が上手く噛み合って、読み終わると、即続刊を注文したくなるような、面白さがあります。 作者の言葉がとても胸に響き、こんな風に言えたらなと思うセリフがいっぱいあります。
紙の本
完済後を見据えて動き出すメンバー
2018/07/22 17:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
300万の借金を抱え、司から2年での返済を求められたシアターフラッグのメンバーたちが、借金を返済するために様々なアイデアを持ち寄るようになります。あるものは完済後の劇団運営を考えて、司に教えを乞うようになります。順風満帆といえるシアターフラッグに、中傷の書き込み、千歳とスズの行き違い、主催の巧の失踪?といったピンチが訪れます。持ち上がったピンチに対して、シアターフラッグのメンバーがどのように乗り越え、前に進んでいくのか、物語に引き込まれあっという間に読み終わりました。いよいよ300万の借金の完済に向けてラストスパート!とても次読むのが楽しみになりました。