紙の本
ごく普通のアンソロジー
2011/04/22 22:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
沢木耕太郎「男派と女派 ポーカー・フェイス」、近藤史恵「ゴールよりももっと遠く」、湊かなえ「楽園」、有川浩「作家的一週間」、米澤穂信「満願」、佐藤友哉「555のコッペン」、さだまさし「片恋」を収録している。
沢木耕太郎は、旅エッセイから男と女、どちらからより多く影響を受けたかという話に展開していく。近藤史恵は自転車レースが人生の全てというような男たちの物語。湊かなえは震災で双子の姉妹を失った片割れが、二十歳を目前にして生き直す物語。
有川浩は、作家の一週間の生活の様子、特に新聞社との担当との淫猥な表現についてのギリギリを探るやりとりや、短編のネタを拾う様子などを描いている。
これまでの2冊に比べると、段々とインパクトが弱くなっているかなあという印象を受けた。
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<内容>大好評アンソロジー第3弾。前々作、前作に登場した超豪華執筆陣に加え、新たに湊かなえさん、さだまさしさんが登場。オール読みきり、読み応え抜群の作品を収録。エッセイあり、ミステリあり、笑える話や、ホロリとさせる恋愛小説あり。
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「面白いお話、売ります」の文句に間違いは無し。今回の本のベスト3は「有川浩」「さだまさし」「湊かなえ」でした。あの言葉を変換してみた人はパソコン使ってる人ほとんどだと思う。そして、現実の事件に絡めたさだまさしの話は、予想以上に良かった。今読んでる「好き、だった。はじめての失恋」アンソロジーよりもが上だと思う
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沢木耕太郎「男派と女派 ポーカー・フェース」
近藤史恵「ゴールよりももっと遠く」
湊かなえ「楽園」
有川浩「作家的一週間」
米澤穂信「満願」
佐藤友哉「555のコッペン」
さだまさし「片恋」
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なんかさらっと読めるの求めてて、つい買ってみた。
いろいろ。
沢木耕太郎:男派と女派
・・・わっかんねぇ~??どういうこと?なんでいきなり男と女どっちから教わる、とかの話が出てくるの?
中国で初めてスられて、それがほぼ無事返ってきて、老人に靴磨いてもらって、寿司屋に行って、テレビで靴磨きの女と寿司屋の男の老人2人を見て女性の方が良いと思って…
それぞれに薄い因果関係があるのはわかるけど、これをこの題で一つの話にまとめるのってなんで?読解力がないのかな。
近藤文恵:ゴールよりももっと遠く
これは良かった。
「純粋な心を持った大人」の話。「少年の心を忘れない大人」とかそういう陳腐なもんではなく、ちゃんと大人なのが素敵だった。
湊かなえ:楽園
オチは最初から読めてたけど、面白かった。
有川浩:作家的一週間
エッセイ的な?良くも悪くもなく、かな
米澤穂信:満願
面白かった。この人のは「愚者のエンドロール」しか読んだことなかったけど、こういう話も書けるんだ、と新鮮だった。他のも読んでみたい。
佐藤友哉:555のコッペン
正直、この作家を初めて知ったっての、恥ずかしい。
すごいな、この人。何かの続き?…続きじゃなくても、読み切りでも十分良いけど。高校生ぐらいで出会ってたら、私の人生への影響はハンパなかったかもしれない。
さだまさし:片恋
なんていうか…台詞や表現がおばちゃんくさいというか、おっさんくさいというか。しょっぱなから読んでて恥ずかしくなる。
「原チャリ」「頭の中のファイルを検索する」「ワタシ」「近頃の男は」「シンコペ」
内容については、まだ風化しきれてない重い題材に、乗ってるものが軽すぎる気がする。現実の事件を扱う必要もないんじゃないの。
「報道者」と「ストーカー」、目的や方法は違うけど、この二人に共通しているのは「撮る」ということ。もっと、この行為について深く入っていけてたら、凄い話になったんじゃないかな、と思う。
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沢木耕太郎のは、汚い仕事こそが美しい、というキレイゴトのように感じて不快。男女とか関係なくない?なんでお鮨屋さんが人間として下なの。ただひたすら不快。
さだまさしの作品は初めてまともに読んだ。
ちょっと秋葉原のアレをこうまで直接描写するには早すぎる気がした。しかも完全フィクションじゃないし…。文庫ですらこう思う。
佐藤友哉のひとりがち。
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第1弾・第2弾と読んでの第3弾。正直第1弾が一番良かった。段々トーンダウンした感じ、こちらの慣れもあるのかもしれないが・・・
2弾から登場の沢木さんは好みではなかった。エッセイではなく小説で揃えて欲しかった。
佐藤さんは1弾・2弾とあまり好きではなかったけど第3弾で過去の事が少し分かりすっきり。
今回は「これ大好き!」ってほどの作品はなかった。。。
第1弾から通して良かったのは米澤さんかな。
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『男派と女派 ポーカー・フェース』 沢木耕太郎
『ゴールよりももっと遠く』 近藤史恵
『楽園』 湊かなえ
『作家的一週間』 有川浩
『満願』 米澤穂信
『555のコッペン』 佐藤友哉
『片恋』さだまさし
収録作品は以上です。
感想は、以下に。
まず全体的な感想ですが、短編集として相変わらず良い作品です。
色々な作家さんの作品が読みたい場合には、Story Sellerはおすすめ。
ただし、本作は1、2を読んだ方におすすめします。
短編集でありながら、1~3は時系列で繋がっている作品もありますので。
今回一番面白かった作品は、米澤穂信さん。
短編とは思えないくらい、熱中して読んでしまいました。
元々米澤作品は好きなので、読みやすかったというのもありますが。
そして、期待を裏切らない素晴らしさがあったのが湊かなえさん。
『告白』しか読んだことなかったのですが、この作風は好きです。
これからどんどん読みたいと思います。
有川さんは毎回違ったジャンルの作品なので、読んでいて飽きないです。
佐藤さんについては、Story Sellerの名脇役のような気がします。
残念なのは、近藤さんとさださん。
近藤さんはそろそろ、『サクリファイス』以外の短編を読みたい。
さださんの作品は、今回初めて読みました。
印象としては随分と若い作風だけど、ストーリーはちょっと…。
展開は理解できるけど、俺は好きではありませんでした。
米澤さん、湊さん両名の作品で十分お値段分の価値があります。
そして、有川さんと佐藤さんの作品も読めるので評価は高めに設定。
辛口な部分もありますが、短編集として十分に楽しめました。
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再読しました。
とあるSNSで『Story Seller』(いわゆる第1巻?)の紹介書き込みを見て読もうかなと思って…
何の気なしに本棚をガサ入れ。『3』があった。
で、再読。とりあえず次は米澤さんの本を読もうかな。
---《↓初回読了時レビューです。(笑)》-----------------
いきなり、3巻(?)から読んでしまいました。
理由は、さだまさしさんの名前に惹かれてです。
中学生の頃は友達の影響もあって、さださんの曲をよく聞いていました。
まぁそんな理由で読みましたが、他の作家さんの作品も結構おもしろく読ませていただきました。
中には、機会があれば他の作品も読みたいなぁと思ったものもありました。
好みの問題とかあると思いますが、新しい作家さんやジャンルに挑戦する場合にはこういった本もありかなと思いました。
とりあえず、さださんの本を読んでみます。
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有川浩は良かった。
都市伝説良い。もっと読んでたかったなー。
さだまさしは初読み。
なんだか文章が古く、読んでるとイライラしたけど
話の内容はとても良かった。
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シリーズ3作目となるアンソロジー。
1作目に登場したいまや直木賞作家の道尾秀介が消えた。
1・2作目で鋭いお話を書いていた伊坂幸太郎も書いていない。
代わりに登場したのが湊かなえ。彼女の純粋な短編は初めてで、期待にそぐわない
そら恐ろしくも微笑ましい出来。購入の元は、コレと有川浩作品で充分に取ったのだが。
残念、トリに配置されたさだまさしの作品が、まぁ〜ったくおもしろくない。
前半を読んだだけで、なんとなくこういうオチなのが読めてしまうし、緊迫する場面の
描写もかなり中途半端。そして。イライラするくらい話が冗長。
ハッキリ言って無駄に長い。後半、あれだけのページを苦痛と共に読まされるのは、
正直辛いです・・・。
これさえ入っていなければ、かなり評価は高かったのかも。
おそらくこの先、「4」が発売されると思うけど、その時はさだの存在をちゃんと見る。
買うことは買うと思うのだけど、きっと読むのはパスになると思うなぁ・・・。
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尊敬する人からすすめられた『サクリファイス(著:近藤史恵)』。
そのスピンオフ作品が読みたくて購入した『ストーリーセラー』。
今回で、第三弾。しかも最後とか。。。とても悲しい…。
第三弾では、新たに湊かなえ、さだまさしが参戦してるけど、
正直、完全にノーマークだったさだまさしには「やるじゃん!」と思わせられた…。笑
良い詩書ける人は、やっぱ本書いてもこうなのかと…。
とにかく、彼の他の作品も読んでみたいなと思わせる作品でした。
あと、有川浩のもよかったな。
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「面白いお話売ります」の第3弾。
第1弾が充実していたので、
そのままの期待値で読了。
しかし、第2弾以上に残念な気持ちに。
第2弾にも書いたが、やっぱり巻頭の沢木のエッセイには違和感。
最近注目の有川作品も、
今回はエッセイ的なもので、
面白かったが、やはり短編を期待していた。
佐藤作品は、またまた土江田シリーズ。
土江田の過去や、赤井との関係に進展があって、
1から読んでいて得した気分になる。
湊作品は、『告白』にはまったのでいつも期待しているのだが、
このところ連続して短編は個人的に不発。
今回、一番よかったのは米澤作品。
雅やかな情景描写、美しい犯罪、豊かな語彙。
米澤ファンであればおススメの一冊。
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有川さんのお話のみ読了。
文字を打つ仕事をしていると、確かに「なんでこれが変換されない?」と思うことが多々ある。
そうか、なるほど、と妙に納得してしまった。
そしてやっぱり有川さんのお話に出てくる旦那さんは素敵だと思う。うん。(笑
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11/02/13読了 前作からの流れとは分かっても、なかなか思い出せないこともある。善し悪しなんだろうけど。