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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:2011/01/13
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:29cm/32p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:978-4-00-111221-4
紙の本
ながいながいよる (大型絵本)
著者 マリオン・デーン・バウアー (文),テッド・ルウィン (絵),千葉 茂樹 (訳)
ふかくつもった雪。しずかな森で動物たちが、ながい夜が明けるのを待っています…。ゴールデンカイト賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】【ゴールデン・カイト賞(絵本...
ながいながいよる (大型絵本)
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商品説明
ふかくつもった雪。しずかな森で動物たちが、ながい夜が明けるのを待っています…。ゴールデンカイト賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【ゴールデン・カイト賞(絵本・文部門)】冬の静かな森の夜。動物たちが長い夜が明けるのを待っている。姿を消した太陽を取り戻すのは誰なのか。カラス、ヘラジカ、キツネが名乗りをあげるなか、風はある動物に「あなたにしかできない」と語りかけ…。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 編集部から
- それぞれが持てる力を発揮して太陽を探そうとする,どこか神話のような雰囲気をもつ物語です.マリオン・デーン・バウアーは『家出—12歳の夏』など,十代の深刻な悩みを描いた作品の邦訳がありますが,この絵本では一転,詩的ともいえる世界を展開します.
- しんとした雪の冷たさが伝わってくるようなテッド・ルウィンの絵も見事.動物たちの姿を正確に捉え,堂々と画面いっぱいに迫力をもって描き出しています.
- 本作は,米国児童図書作家・画家協会によって優れた児童文学作品に贈られる,ゴールデン・カイト賞(絵本・文部門)を受賞しました.
著者紹介
マリオン・デーン・バウアー
- 略歴
- 〈マリオン・デーン・バウアー〉1938年イリノイ州生まれ。児童文学作家。作品に「トニーが消えた日」など。
〈テッド・ルウィン〉1935年ニューヨーク州生まれ。絵本作家。
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紙の本
深みのある青が印象的な、美しい絵本。
2011/02/25 21:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
太陽の光のささない、雪にうもれた「ながいながいよる」。森のどうぶつたちは、われこそが太陽をひきずりだしてやるとほえたてる。カラスが、ヘラジカが、キツネが。それぞれの自慢の、りっぱな翼やくちばしや、足、角、鼻、牙で、それができると信じて。
けれど、風は、こたえる。「あなたじゃない」。そして、小鳥に言うのだ。「あなたにしかできない」と。小鳥は、驚きつつも、いちばんとくいな歌をうたう。そして…。
両開きの美しい画面に見入ってしまう。夜の森の深い青。雪の白さと月の輝き。動物たちの気高さ。そして、太陽が射しはじめるときのほのかなオレンジ色の光。こんな魅力的な深い色を持つ絵が、たった3色の絵の具だけで描かれているとは、驚きだ。
詩的な文章とともに、ひととき森の世界に惹きこまれる。そして、最後のページで、春がやってくる喜びが伝わる。この世界の魅力をあらためて感じさせてくれる、本当に美しい絵本だ。大人のための寓話ともいえる。