サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 2件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.1
  • 出版社: 筑摩書房
  • サイズ:19cm/302p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-01513-6

紙の本

現代思想のコミュニケーション的転回 (筑摩選書)

著者 高田 明典 (著)

「わたし」から「みんな」へ、「モノ」から「コミュニケーション」へ。「超越論的転回」から「コミュニケーション的転回」へと移り変わってきた思想の流れを整理し、いま現代思想が現...

もっと見る

現代思想のコミュニケーション的転回 (筑摩選書)

税込 1,870 17pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

「わたし」から「みんな」へ、「モノ」から「コミュニケーション」へ。「超越論的転回」から「コミュニケーション的転回」へと移り変わってきた思想の流れを整理し、いま現代思想が現実社会に対して何ができるのかを提示する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

高田 明典

略歴
〈高田明典〉1961年生まれ。フェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科教授。茨城大学教育学部非常勤講師(文化記号論)。著書に「物語構造分析の理論と技法」など。

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

著者/著名人のレビュー

21世紀、カントの「...

ジュンク堂

21世紀、カントの「超越論的転回」に端を発し、「言語論的転回」「解釈学的転回」を経由した近代哲学は、「コミュニケーション的転回」に辿りついた。それは、「真理」の基準そのものが、「モノ」→「我」→「言語」→「解釈」→「コミュニケーション」と変化してきた、いわば「弁証法的」な道程であり、その結果、 “コミュニケーションによって言葉がつくられ、言葉によって事実が発生し、事実によって世界が構築され”るというベクトルを持つ視線を得るに至ったのだ。
重要なのは、「コミュニケーション」が決して「伝達」ではないことである。我々は、 “決してわかりあうことのできない存在であるからこそ、「わかりあおうと努力すること」に意義が発生”するのだ。
だからといって、「コミュニケーション的転回」は、価値の相対主義ではない。「コミュニケーション的転回」の立役者の一人アーぺルは、カントの「定言命法」を読み変え、「転回」の端緒に立ち還る。同時に、アーペルの主張は、あく迄思考が未来に向けての営みであるという点にある。我々の「合意」もまた、常に未来を志向する。“アーペルの論の美しさはここにある”と、著者は言う。

みんなのレビュー2件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

わかりあえない存在だから、わかりあおうとする

2011/08/08 14:03

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「コミュニケーション的転回」とは「「存在・モノ・私」から「認識・言葉・みんな」への変化」即ち「「個人知から共通知へ」の流れ」を意味する。

IからWeへ。間主観性だの世間だの間だの、関係、リエゾンだの、さんざいわれてきた。気恥ずかしい言い回しなら「人は一人では生きられない」。「転回」は、ちょっと前に流行った言葉でいうならパラダイムシフトか。

「私たちがわかりあおうとするのは、「わかりあえない存在である」からです」

来たね。この口説き文句にグラっときた人には、一読をおすすめする。さらに、

「親友や恋人や伴侶であっても本来的にわかりあえない存在であることは当り前のこと」だけど、「「わかりあえた」というのは、双方が納得しうる合意に到達できたということです」

相互理解と合意は違うわけだ。なんか外交にもビジネスにもいえるような。

「「存在を引き受ける」他者が存在して初めて、私たちの「自」の存在が確かなものとなるということです」

はじめに個、ありき。ではなくて、さまざまな他者からのピースで構築される「私」というジグソーパズル。作者はレヴィナスを引きながらこう述べている。

「そのときに重要となるのが「他者の顔」です。私たちは、その「他者の顔」を見ることによって、その人間が、確実に「他者として存在していること」を知ります」

顔色を伺うというが。

「わかりあえなくても合意はできます。さらに言えば、わかりあえない存在であるからこそ、合意が重要となるはずです」

妥協や譲り合いなど現実的な解決の一手法かも。

「ウィトゲンシュタインは「人は、一人ではルールに従うことができない」と指摘しました。」
「(社会的な―註ソネ)定義がまったくされていない状態で、有効に言葉を使うことはできません」

「ティン―トゥミーの「顔交渉理論」」を取り上げながら、

人は文字通りFace to Faceで「コミュニケーション行動をとる」。

「ここで重要なのは、私たちの「顔」は、言葉でできているということです。もちろん、顔は、私たちがそれぞれ持っている価値観の一部です」

レヴィナスだよな。難解だけど。ジュゼッペ・アルチンボルドの野菜や果物で構成された絵をイメージしてしまった。顔中、言葉がすべて漢字だったら、「耳なし芳一」になるけど。

「ここで面倒なのは、自分が保持しようとする「自己像」としての顔は、相手が自分をどう見ているかによっても影響され、形を変えてしまうことがあるということです」

ふと思う。Facebookというネーミングは秀逸なんだなと。実名&画像、特に顔は、男女の別を問わず見てしまう。で、なぜか知っている人か、会ったことのある人か、判別してしまう。挙句の果てに誰かに似ているとか。

「言葉の機能の中心は「伝達」ではない」

この小見出しに思考停止状態。もう一度ウィトゲンシュタインあたりを読んでみないと。

数日後、ソシュールのパロールとラングを思い出す。ソシュールの唱えるラングの意味するところと似ているのか。

そうか!と納得したり、気づかせてくれる部分が多々あり、ありがたい内容なのだが、いかんせん図がわかりにくい。図はテキストの理解促進の一助としてにあるんだけど、いっそのこといらないんじゃないのかな。憶測だが、ビジネス書の体裁をとってとっつきやすくしようとしたのだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/04/30 23:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。