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紙の本
作家の口福 (朝日文庫)
著者 恩田 陸 (ほか著)
贄沢なチーズ鱈、卵の黄身をとろっと絡めたトースト、はんぺんのオイルフォンデュ、白砂糖入りの七草粥、ハーブティーで淹れたココア、モンゴルのいのちを頂くヤギのシチュー…20人...
作家の口福 (朝日文庫)
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商品説明
贄沢なチーズ鱈、卵の黄身をとろっと絡めたトースト、はんぺんのオイルフォンデュ、白砂糖入りの七草粥、ハーブティーで淹れたココア、モンゴルのいのちを頂くヤギのシチュー…20人の作家が自分だけの“ご馳走”を明かす。読めば「美味しい!」を共感できる極上のエッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
ロールケーキ 不可解な関係 | 恩田陸 著 | 13−15 |
---|---|---|
列車でビール 長旅には酒器を連れて | 恩田陸 著 | 16−18 |
いつもの… 今度こそは違うものを | 恩田陸 著 | 19−21 |
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書店員レビュー
総勢20人の作家によ...
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
総勢20人の作家による
『自分だけのご馳走』エッセイです。
作家の中には『食』をテーマにした本を出してる方も
たくさんいるので、きっとこだわりがあるんだなぁと思い
パラパラと読むと中には『ん?ん?』と思う物も紹介されてたり
おもしろかったり、おいしそうだったりで
『美味しいもの大スキ!!』があふれた一冊です。
2・3ページの短い文章なので読みやすく
エッセイをあまり読まない方にも、おススメできる本です。
藤野千夜先生『物産展 都内デパートで北海道気分』は、
北海道の者としては、ニヤリとしました。
文庫 阿部
紙の本
飾らないグルメエッセイ
2011/10/11 09:15
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家が好きな食べ物について書くスタイルにありがちな
大御所が登場しない。だから銀座の寿司屋や南青山のフランス料理、
京都の料亭、海外のリゾートホテルのダイニングも
海辺の(あるいは湖畔の)瀟洒なレストランも登場しない。
比較的若手の、でも人気のある作家(つまり読まれている)が
日常の、ふつうの食事について飾らずに書いています。
朝昼夜にどんなものを食べているか。
想い出の味について。
お気に入りの店について。
ただの自慢話ではなく、ちょっと困りつつも大好き
という味なので読んでいて心地がいい。
ごはんによって飼い猫の性格が変わるという古川日出男や
食べものはいのちを移すことという村山由佳、
父の手で育てられた朱川湊人の想い出のお弁当などが
印象深い。
<登場する作家>
恩田陸・絲山秋子・古川日出男・村山由佳・井上荒野
山本文緒・藤野千代・川上未映子・森絵都・津村記久子
三浦しをん・江國香織・朱川湊人・磯崎憲一郎・角田光代
道尾秀介・池井戸潤・中村文則・内田春菊・中島京子