紙の本
ブルームーン、ブルー (CHOCOLAT BUNKO)
著者 夏乃 穂足 (著)
古い洋館に住むライターの堂園要は、満月を映す書斎の鏡から、過去の館に迷い込んだ。そこで自分の曾祖父である清巳と恋に落ちる。彼のため過去に留まろうとするが果たせず、絶望した...
ブルームーン、ブルー (CHOCOLAT BUNKO)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
古い洋館に住むライターの堂園要は、満月を映す書斎の鏡から、過去の館に迷い込んだ。そこで自分の曾祖父である清巳と恋に落ちる。彼のため過去に留まろうとするが果たせず、絶望した要は自棄な生活を送っていた。そこに清巳そのものの容姿を持った遠縁の高階望が訪ねてくる。望は姿以外はまったく清巳とは違い、弟妹たちのために必死に働き、前向きに生きていた。要はその望の明るさに徐々に癒されていき—。【「BOOK」データベースの商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ファンタジーです
2012/12/12 03:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖父の遺言で洋館を相続したフリーライター、要(攻め)と要の遠縁、望(受け)のお話です。
と、書きましたが、実際のところ要はタイムスリップして
若かりし頃の曽祖父、清巳と愛し合うのです。
満月の夜にだけ会える二人。でも時間の経過が違います。
要には一ヶ月でも清巳の世界では三年という年月が経っています。
清巳が若くして亡くなることが分かっている要はなんとか清巳と一緒に生きていきたいと願うのですが・・・
そう、前半部分はかなり切なくてありがちなお話だけどとても良い雰囲気だなぁと思いました。
後半、要は清巳とそっくりな望と出会います。
見た目は同じなのですが性格は全くの別人。
途中、清巳と望は同一人物だったのかも?!のようなくだりが出ては来るのですが、
やっぱり別人格。うーん、なんだかしっくりこなかった・・・
せっかく綺麗にお話が作ってあるのにここはやっぱり望は清巳の生まれ変わりにしてしまったほうが
かなり、まとまりのあるお話になったのではないかなぁ、と思ってしまいました。
なんだか読み終わった後もやもやーっとしてしまったので。
望の性格が清巳の性格と正反対っていうのも読んでてすごく違和感が・・・
けっこうがさつな物言いだったのがとにかく気になってしまいましたね。
顔だけ似ていればよいってことなら要の想いがどこにあるのか分からなくなってしまうし。
清巳の儚げさがよかったのになー。がっつり要と清巳だけのお話のほうがよかったかも。
なのでとても中途半端な印象がぬぐえないお話になっていると思いましたね。残念。
紙の本
切ない
2018/09/30 19:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏乃さんの話は、合わないことが多いので用心しつつ読んだけれど、これは切なかったです。
特に過去の清己の想いが、現代編での日記という形で出てきたことにホロリと…。
攻めが前編と後編で別人のように性格が変わってしまっていて、少し違和感があったけれど、全体的には面白かったです。