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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 459件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.2
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま新書
  • サイズ:18cm/311,3p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-06591-9
新書

紙の本

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

著者 佐々木 俊尚 (著)

マスコミが亡び、情報の常識は決定的に変わった。人と人の「つながり」を介して情報をやりとりする時代が来たのだ。シェア、ソーシャル、チェックインなど新現象を読み解きながら、大...

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キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

税込 990 9pt

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商品説明

マスコミが亡び、情報の常識は決定的に変わった。人と人の「つながり」を介して情報をやりとりする時代が来たのだ。シェア、ソーシャル、チェックインなど新現象を読み解きながら、大変化の本質をえぐる、情報社会論。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

佐々木 俊尚

略歴
〈佐々木俊尚〉1961年生まれ。早稲田大学政経学部中退。総務省情報通信タスクフォース委員。ITジャーナリスト。著書に「電子書籍の衝撃」「2011年新聞・テレビ消滅」など。

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著者/著名人のレビュー

ビオトープ、インフル...

ジュンク堂

ビオトープ、インフルエンサー、エンゲージメント、セマンティックボーダー、キュレーター……。余り聞きなれないカタカナ語が並ぶ。
情報を求める人が存在する一定の場所がある。彼らは影響力を持つ特定の人物に共感・共鳴し、その人物の視座から世界を眺めることによって、「自己の世界の意味的な境界」を組み替えていく。「特定の人物」は、多くの場合、「つくる人」とともに新しい芸術世界を共同製作する、「見いだす人」である。
日本語に翻訳しながら概括すると、そこに描かれた構造は、「ITの伝道師」佐々木俊尚の言うように、社会のIT化の進展によってはじめて実現されたものではない。無論、媒体の変化やその普及がさまざまな影響を与えたのはその通りだろうが、構造そのものは、昔からそうだったという方が正解であるように思う。
むしろ、本書の描く「つながりの情報革命」は、徹底的にプログラムに依存し、そこに人(という夾雑物?)を介在させないことを目指すグーグルやアマゾンの戦略とは、真逆とさえ言える。
佐々木が総括するように、「このような世界にあっては、もう旧来の情報流通の常識は、いっさい通用しなくなる」とは、思えないのである。

みんなのレビュー459件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

これからの世の中で「個人」が主体的に生きるための説得力ある見取り図を提供してくれる本,

2011/03/09 16:34

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、インターネット世界がリアル世界と融合していく方向のなかで、「個人」が主体的に生きるための見取り図について納得させてくれる本である。

 「キュレーター」といえば、日本では一般に美術館や博物館の学芸員のことをさしている。専門知識のバックグラウンドもとに美術展などを企画し、作品を借りる交渉を他の美術館や個人収集家と行い、作品解説やキャプションを書き、カタログを執筆して編集し、イベントとしての美術展を成功させる専門職のことだ。その「キュレーター」がやることが「キュレーション」である。勘のいい読者なら、本書のタイトルをみて即座にそのような連想を抱くだろう。

 では、キュレーターが「つながり」や情報革命とどう関係しているのか?

 キュレーターの役割を抽象的にいえば、作品という個々のコンテンツに「場」というコンテクスト(=文脈)を与えることにある。同じ作品であっても、企画内容や展示の仕方によって、つまりその他の作品との関係において、それを見るものの印象は大きく異なってくる。新しい発見もあれば、自分のものの見方に安心感を得ることもある。
 つまりキュレーターの役割は、情報を整理して見せる、その見せ方そのものにあるといえる。いいかえれば、ある特定のものの見方(=視座)の提供である。コンテンツという一次情報は、それ自体の価値もさることながら、コンテクストとあいまってこそ、相互補完的に意味を形成するのである。キュレーターがコンテクストを設定した作品こそ、見るものにとって意味ある価値をもつ情報となっていると言っていいかもしれない。

 著者の佐々木俊尚氏は、膨大な情報が流通するインターネット世界でもまた、「情報の結節点」がほかでもない「生身の身体をもった人」であることを、「キュレーター」や「キュレーション」という概念を使って、さまざまな事例をもとに説得力ある説明を行っている。こういったキュレーターたちの存在がネット上には無数に存在していることに気がつかないと、これからの世の中を見誤ることになるだろう。なお、キュレーターというのをそのような意味で使うのは、米国のネット世界から始まったらしい。

 ある特定のカテゴリーに属する情報について、個々人がその真贋のすべてを判断することは容易なことではないが、信頼性の高いキュレーターが仕分けしてコンテクストという付加価値をつけて整理した情報は、二次情報であっても抵抗なく取ることができる。自分の専門分野や詳しい分野では自らがキュレーターとなる一方、自分がさほど詳しくない分野では自分以外のキュレーターたちの意見に耳を傾けることになる。人間はもともとそのように多面的な帰属意識をもつ存在であり、この傾向はとくにブログやツイッター、それにフェイスブックなど、双方向の情報の流れが可能なNSの急速な発達と普及によって顕在化してきた。情報の流れが根本的に変わりつつあるのだ。

 この流れのなかでは、かつてのように権威ある媒体で識者がマス(大衆)に向けて一方通行で上から目線で垂れ流す情報が意味をもたなくなってきたのは当然といえば当然なのだ。日本のマスコミの多くがこの変化に対応できないのもムリはない。
 著者は、新書本にしてはやや厚めの300ページを使っているが、これはまだ「マス幻想」をもっている人のために、かんでふくめるような説明が必要なためだ。日々、インターネット世界のなかに生きて活動していれば、著者のいうことは素直に理解できるだろう。もちろん、最初から最後まで読むと、イメージをさらにふくらませることができる。

 冒頭にも書いたように、ネット世界はますますリアル世界と融合していく方向にある。その意味では、本書はこれからの時代の個人の生き方について書いた本でもあるといってよい。ぜひ一読することを薦めたい。

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紙の本

池上彰のつくり方

2011/03/30 01:52

7人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さいとうゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る

メディア・リテラシーを身につけるというのは「情報の目利き」になることである(日垣隆)。あふれる情報の中から有用なものだけをピックアップし、それを必要としている人に対して提示するが「目利き」の役割だ。

私たちは目利きの「目」を信用し、その人のアンテナを信頼している。

キュレーターは、博物館や美術館の学芸員であることにとどまらない。「世界中にあるさまざまな芸術作品の情報を収集し、それらを借りてくるなどして集め、それらに一貫した何らかの意味を与えて、企画展として成り立たせる仕事」をするには、「情報を司る」ことができなければならない(p210~211)。

かつては、世界中にある情報を収集するのも、それらに意味を与えるのも、マスを対象としたメディアの仕事だった。しかし、もはやそこで生み出される「企画展」に、私たちの心は躍らない。

「ある情報を求める人が、いったいどの場所に存在しているのか。
そこにどうやって情報を送り込むのか。
そして、その情報にどうやって感銘を受けてもらうのか。」(p41)

上記の問いに答えるためには、(1)情報の需要のありかを極小の単位でつきとめ、(2)ピンポイントで情報を送り込むための方法を考え、(3)情報の意味と価値を確実に伝えることのできるよう、表現に工夫をこらすことが必要だ。

「情報」は「物語」になることで人を動かす。その「物語」のリアリティは、メディアとしての目利きの誠実さと熱意に支えられている。

「社会との関係は接続と承認が中心になり、その接続・承認を補強するための手段として、いまやモノは買われている。それは、消費の向こうがわに人の存在を見るということ。他者の存在を確認するということ。」(p126)

キーワードはむしろ情報ではなく「人」である。

「事実の真贋をみきわめること」は難しいけれども、「人の信頼度をみきわめること」の方ははるかに容易である。(p207)

時代は、多くの、そして小さな「池上彰」を必要としている。

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紙の本

ソーシャルメディアを活用する人の価値観と行動原理

2011/04/11 08:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

Web上で起きている新しい現象のルポでおなじみの著者による
マスコミの終焉とパーソナルキュレーションの時代の到来を
解説しています。

キュレーションというと、美術館の「キュレーター」の役割を
思いますが、その通りで、本書では「キュレーション」を

無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて
情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と
共有すること。

ととらえています。

ツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアは
よく「繋がり」を求めている人が集うと言われます。
その繋がり合う人々の価値観や行動原理がわかりやすい。

この頃の20代、30代の人の行動を見ていると
とても地に足のついた人が多いと思うのです。

等身大の、自分のやりたい店や事を仕事とし
プライベートも自分らしく時間を上手に使っています。

例えば、天然酵母のパン屋さんなど、
週に3日とか4日しか開けずに
売上高よりも自分のやりたいことで
自分が食べていければいいというスタイル。

上昇志向がない分、小さくまとまるばかりと
批判する人もいますが
私はとても堅実な気がします。
等身大の生き方をしているな、と思っていました。
でも、やっぱり旧世代は不可解なこともあります。

そんな彼らが求めているのは、自分と価値観を共有する
お客様との出会いや繋がりなのだと
ようやく理解することができました。

私も同じパンを買うのなら、天然酵母で丁寧に、
そして安全で、おいしいパンを買いたい。
お店の人がいい人であれば通います。
そして、お店やその主人との繋がりを求めてもいます。
自分のことを「顧客」として認識してほしい。

そんな繋がりが新しいソーシャルメディアを通して
さまざまな現象を引き起こしていることを解説しています。

本書ではさまざまな例が出ているのですが
個人として、ソーシャルメディアを使いながら
どうやって他者と繋がっていくのか。

そして企業としてソーシャルメディアを使う際に
今までの価値観――大衆全部を取り込む――という手法は
通用しなくなっているということを前提に
使いこなさなければならない、という警告です。

著者の佐々木さんと私は、消費をする際の価値観が似ている――
誰かが持っているから自分も持つ、
今流行っているから自分も参加する、という行動は
決して取らないタイプだと思うので
そういう点ではとても共感できるのですが
世の中はまだ「記号消費」「みんなが持っているから」という
消費欲のほうが大きい。

しかし、そうではない価値観を共有する人と結びつくのが
とても困難だった、Webのない時代ではなく
時間や空間を飛び越えて繋がれる時代に
この価値観の共有は大きいと思いました。

価値観マイノリティ(笑)には勇気の出る本です。

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紙の本

10年前に発行された時より、今のほうがピンとくる。

2020/08/20 22:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の発行は2011年で、約10年前に出された本ですが、ネットサービスを使いこなすのが常識みたいになった今読んだほうがよく理解でる内容かもと思った。
本書は、日本でマス・マーケティングが衰退した理由と経緯、そしてそこからつながる、人々の消費の仕方の変化についてを解説した本といえるでしょうか。
そういったことを説明するのに、ちくいち魅力的な音楽家やアート、映画作品などを事例にとって話は展開するところが読者を飽きさせません。

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紙の本

音楽,アウトサイダー・アートなどの,さまざまなキュレーターをとりあげている

2011/11/23 20:35

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

マスコミに支配されていた時代はおわって,著者がビオトープとよぶ,多数のちいさな情報圏がうまれている. ひとびとはそこにチェックインし,キュレーターという,〈視座〉 を提供するひとをたよりに世界をみる. そこまでは,キュレーターというようなことばはべつとして,インターネットをつかってくらしているひとなら,みな感じているところだろう. この本ではあつかわれていないが,このような議論がでてくるまえから,インスタント・メッセージング (IM) というシステムがあり,そこにログインするとみんなにそれがつたわる (チェックインする) ようになっていた.

しかし,この本はそういう抽象的な話にとどまらず,どういうビオトープがあってどういうキュレーターがいるかを具体例でしめしている. 音楽の世界,ソーシャル・メディアとくにフォースクエア,アウトサイダー・アートなど,さまざまな例をとりあげながら,どういうキュレーターがなにをしてきたかをのべている. あまりまとまりのよい議論ではないが,1990 年代ごろからゆっくりとすすみつつある変化をとらえているといえるだろう.

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紙の本

佐々木君、君は間違っている!

2011/05/12 21:31

15人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この佐々木という人は、つくづくアホな人だと思う。50歳になろうとしているのに、いまだに本の読み方すら知らないとは!本を読むことは、買うことに始まるという箴言がある。読書家になりたかったら、まず本を買って買って買いまくることだ。もちろん「真剣に」何を買うかを考えねばならない。しかし、読書家なら経験したことがあるだろうが、「これは面白そうだ」と思って買った本も家にたどり着いた時にはすでに読む気が失せている。そういうものなのだ。しかし、しかしである。それから30年くらい経つうちに必ず「あの本を読みたい!」と思うときが来るものなのだ。そして案の定、書架に眠っているその本を発見すると一書置くあたわず一気呵成に読めてしまう。すいうバイオリズムサイクルが読書にはある。佐々木はグーグルだの、アマゾンだのの「お勧め」を真に受けて買ってみて「面白い本が無い」と喚く。バカじゃないか。そんなことやっていても面白い本などとは永遠に出会えない。面白い本と出合いたかったら、まず多くの本を読み、多くの著者の言い分を理解すること。これに尽きる。そうする中で気に入った研究者の本を集中して読み、その巻末に付されている参考文献を片端から読む。そうすることで知識の体系が頭の中で出来上がってくるものであって、それ以外に良書とめぐり合える方法なんて無い。自分のオツムの中に真贋を見極める基礎知識がないままに「信頼できるキュレーター」などに出会えるはずがない。「この人は信頼できる」と思った奴が、実にいい加減な大うそつきであることよくあるし、「みんなが良い」と言っているキュレーターが、ただの詐欺師、犯罪者だったことはよくある話だ。キュレーターを見つけるのは、あなたしか出来ない話で、実に孤独な作業なのだ。この孤独に耐えきれず、安直に真理にめぐり合おうと思っているうちは、佐々木くん、君は永遠良書にめぐり合えないだろう。もう、君には、学習することは無理かもしれない。残された人生の時間を有意義に過ごしてくれたまえ。残念ながら、私と君とは縁がなかったようだ。

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2012/01/26 12:52

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2011/08/15 11:00

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2016/10/29 11:46

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2014/11/14 00:11

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2011/02/15 10:41

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2011/04/17 17:34

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2011/03/09 00:06

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2011/04/13 18:35

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2011/04/23 19:37

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