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読割 50
紙の本
ぽろぽろドール (幻冬舎文庫)
著者 豊島 ミホ (著)
かすみの秘密は、頬をぴしりと打つと涙をこぼす等身大の男の子の人形。学校で嫌なことがあると、彼の頬を打つのだ(「ぽろぽろドール」)。美しい容姿のあきらは事故で顔に酷い火傷を...
ぽろぽろドール (幻冬舎文庫)
ぽろぽろドール
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商品説明
かすみの秘密は、頬をぴしりと打つと涙をこぼす等身大の男の子の人形。学校で嫌なことがあると、彼の頬を打つのだ(「ぽろぽろドール」)。美しい容姿のあきらは事故で顔に酷い火傷を負う。事故前と全く違う人生を送る彼は、醜い恋人と別れた後、昔の恋人によく似た美しい人形に出会う(「僕が人形と眠るまで」)。人形に切ない思いを託す人々の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
ぽろぽろドール | 7−42 | |
---|---|---|
手のひらの中のやわらかな星 | 43−83 | |
めざめる五月 | 85−126 |
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書店員レビュー
ひとに似ているけれど...
ジュンク堂書店福岡店さん
ひとに似ているけれど、ひとではない。
だからこそ美しく、だからこそ歪。
そんな「人形」に溺れた人々を描いた短編集です。
なんだか見てはいけないものを覗いてしまった、
そんな気持になりました。
個人的には『サナギのままで』というお話がいちばんすきです。
もうとりかえしのつかない頃になって、
自分が犯した罪に気づいてしまうというのは本当に、つらい。
しかしその主人公の末路が、不幸だけだった、とは思えないのが不思議です。
文庫担当Y
紙の本
女の子の気持ち
2022/06/20 21:13
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投稿者:すみれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「夢のような--どこか忘れられない白いベッドの上でこんこんと眠る誰かが見ている、本当は淋しい夢のような--夏だった。」
あまりに幸せな出来事は、誰かの頭の中にある妄想の世界のようだというこの言葉はもの寂しく儚く、とても美しいと思いました。この言葉で何か心が痛くなった人には是非読んでいただきたいです。