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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.3
- 出版社: 平凡社
- サイズ:22cm/110p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-582-27785-2
紙の本
しばいぬ 世界一かわいいニッポンの犬
著者 岩合 光昭 (写真)
かわいい、りりしい、なつかしい! 天然記念物のニッポンの犬、しばいぬの写真集。愛らしいこいぬや、春夏秋冬の日本的風景を背景に立つすがたを収録する。日本犬の魅力についても解...
しばいぬ 世界一かわいいニッポンの犬
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商品説明
かわいい、りりしい、なつかしい! 天然記念物のニッポンの犬、しばいぬの写真集。愛らしいこいぬや、春夏秋冬の日本的風景を背景に立つすがたを収録する。日本犬の魅力についても解説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岩合 光昭
- 略歴
- 〈岩合光昭〉1950年東京生まれ。動物写真家。世界各地を取材し野生動物を中心に、また野生動物以外の、人に身近な猫や犬も撮影。著書に「おきて」「ニッポンの犬」「岩合光昭のネコ」など。
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正直、がっかりしました。なんていうか、自然な感じがしない。特に空を背景にしたときの色、実際こうなんだ、って岩合はいうかもしれませんが、私にはとってつけたようにしか思えない。救いは民家の前に佇むしばいぬの姿かな・・・
2012/01/16 22:04
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
柴犬が好きです。特に子犬は可愛くて仕方がありません。昔のことですが、近所の家で柴犬を飼い始めました。私は学校に通う道すがら、ポケットに忍ばせたビスケットを毎日、コッソリあげていました。最初はぎこちなかった反応も、そのうち私が道を通るだけで喜ぶようになり、事情を知らない小学生たちが、なんで可愛がっている自分たちをそっちのけであのお姉さんに愛嬌をふりまくのだろうと首を傾げていたことを昨日のことのように思い出します。
とはいえ我が家で飼うまでには至らないのが私の限界。娘たちからは、彼女たちが家を出るときのことを考えて猫か犬を飼えば、と言われるのですが、可愛いのと自分で育てるのは大違い。可愛らしい姿が満載の写真集を買うでもなく、私にできるのはせいぜいが犬や猫が登場する映画やドラマを熱心に見るか、ペットショップを家族で覗くことくらい。
そんな私が初めて手にしたのがこの一冊。たまたまですが、この本を読んでいるとき、私のところに日本橋にある百貨店の展覧会の招待券が舞い込みました。それも犬の写真展というのですから共時性というのは面白いなあと思ったもの。で、最終日近くに会場に入ってのんびりと見ていたんですが、写真の大きさこそ違え被写体に見覚えがある。いや、被写体は見分けがつきませんが写真そのものに見覚えが・・・
で、家に帰って改めて本とチケットを見比べたら、なんのことはない、どちらも岩合光昭でした。そうか、百貨店の大きな会場で発表できるくらいこの道では有名な人なんだって認識を新たにした次第。ま、どちらかというとこの本は、その展覧会に合わせて出版されたんだな、偶々一緒ではなく、初めから仕組まれていたんだ、なんて後知恵がついたりして。
本は犬本によくあるムックタイプではなく単行本サイズの小さなもので、頁数も110頁とこじんまり。写真は勿論、岩合光昭。デザインは坂元利一郎。写真集だからでしょうか正式な目次はありません。でも、それだと困るので、本に出ている章タイトルらしいものを利用して目次を作ってみました。以下のようになります。
まえがき
写真編
小犬
春
夏
秋
冬
天然記念物のニッポンの犬6犬種(甲斐犬、四国犬、紀州犬、柴犬、北海道犬、秋田犬)
柴犬はどんな犬? 卯木照那
で、三つ子の魂百までではありませんが、やはり小犬が好きです。取り敢えず、好きな写真が出ている頁を書きだすと、3、15、16、17と小犬。20~25は犬もいいですが、古都と武者小路千家の魅力もかなりあります。春の28、30、31は小犬らしさがいい。そういう意味では夏の41もいい。44、45なんか見ると、犬というより狐、みたいな感じです。
秋でもやはり小犬は強し、50、51、60、61、63はいい。でも、53頁の凛々しさも好きです。冬の小犬は71、76、77頁、大人では72、73、そして79頁のねね、天然記念物のニッポンの犬6犬種では、やはり小犬の89、93頁がいい。写真だけではなく巻末の卯木照那の解説「柴犬はどんな犬?」も、短い文章で要領良く柴犬の魅力や、犬との付き合い方、躾の仕方などを教えてくれるので犬素人には好印象。
ただし、犬そのものは可愛らしく、時には凛々しく撮れていますが写真そのものには疑問を感じます。特に気になるのは雲ひとつない青空の不自然さ。色の感じが如何にも印刷っぽい。本のインキのせいかとも思ったのですがデパートの会場のパネルもとってつけたような、というか昔の特撮の合成写真のような感じがしてなりません。
特に、青空と犬が接する部分に不自然な線らしきものが見える。毛に当たった光が生み出す自然なモアレかもしれませんが、子犬の場合は構図も不自然なのでそれが一層際立ちます。本を読めば、シャッターチャンスを待って何時間も子犬たちに付き合ったようですが、それがマイナスに働くこともあります。そう見えてしまうのは損ではないでしょうか。
本も、大きなパネルも、総じて、雲一つない青空を背景に犬をローアングルからアップで撮ったものは一つとして評価できず、むしろ自然や家をごく当たり前に背景したもののほうが違和感を抱くことなく見ることができました。こんなこと思うのは私だけかもしれません。だって、展覧会会場でそういう声は一つも聞こえてこなかったのも事実ですから・・・