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商品説明
「ボランティアとは何か、どういう価値があるか」について、これまで人々は何を語ってきたか。明治期後半から2000年代にかけて語りの形式がどう変容したかを分析し、現在の政治的・社会的環境の特徴の一端を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
「善意」と「冷笑」の狭間で――。人々を社会参加へと枠づける言葉は、どのような政治的・社会的文脈で生まれ、いかなる帰結をもたらしてきたのか。その言葉がまとう形はどのように作動するのか。動員モデルと意味論分析を介して日本におけるボランティア言説の展開をたどり、参加型市民社会のあり方を鋭く問いなおす。シニシズムを脱することはできるのか。【商品解説】
目次
- 序章 「ボランティア」をめぐる語りと〈贈与のパラドックス〉
- ――問題設定と方法
- 1 問題の所在
- 2 動員モデル
- 3 贈与のパラドックス
- (1)動員モデルの外へ
- (2)〈贈与〉の意味論的構造
- 4 「ボランティア」的なものを扱う視座と方法
- (1)居場所を求めて――理念史でも言説分析でも構築主義でもなく
- (2)弱い知識社会学
著者紹介
仁平 典宏
- 略歴
- 1975年 茨城県に生まれる
1998年 東京大学教育学部卒業
2000年 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了
2006年 日本社会学会奨励賞(論文の部)受賞
2008年 東京大学より博士号(教育学)取得
2012年 本書により日本社会学会奨励賞(著書の部)、損保ジャパン記念財団賞受賞
日本学術振興会特別研究員、法政大学社会学部准教授を経て
現 在 東京大学大学院教育学研究科准教授
共編著に『教育研究の新章(教育学年報11)』(世織書房、2019年)、共著に『平成史【完全版】』(河出書房新社、2019年)、『市民社会論——理論と実証の最前線』(法律文化社、2017年)などがある。
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