- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.4
- 出版社: 神戸新聞総合出版センター
- サイズ:19cm/307p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-343-00618-9
紙の本
神戸・阪神間の古代史 (のじぎく文庫)
神戸・阪神間のまちに今も変わらずにある港、山、川。日頃から共同研究をおこなっている文献史研究者と考古学者が、そこに託された数々の伝説や遺跡をもとに、地域の古代史をひもとく...
神戸・阪神間の古代史 (のじぎく文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
神戸・阪神間のまちに今も変わらずにある港、山、川。日頃から共同研究をおこなっている文献史研究者と考古学者が、そこに託された数々の伝説や遺跡をもとに、地域の古代史をひもとく。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
播磨国は風土記も残...
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店さん
播磨国は風土記も残り「播磨学」が進んでいるが、隣の摂津国に「摂津学」が無いのを以前より不満に思っていた。本書はその契機となるものである。
大輪田泊・福原京以前の阪神地域を精査してみよう。平安期の五畿内の西端は明石だったが、古代の阪神地域は武庫、すなわち「向こう側」だった。六甲山も武庫の山の音読みである。
またウミガメ産卵の記事は興味深い。浦島伝説が想起される。丹後国司が著述したのでそこが竜宮城の在り処のようだが、中国の神仙思想とは別に阪神地域には海神信仰が根強かった。かぐや姫の難題解決に出向いた貴族が流れ着いたのは明石の浜、また柿本人麻呂水死説と人丸神社との関連性などを考えるとむしろ明石地域に竜宮を求めたくなる。神功皇后伝説や数々の古墳、銅鐸出土などがそれを裏付けている。
神戸港の前が兵庫や和田岬、でもその前の古代は灘区岩屋の敏売(みぬめと読む)が重要な港だったとは地元の神戸市民もほとんど知るものはいまい。敏売神社や求女塚伝承を知らずにモダンな神戸を語るのは一面的に過ぎる。
MJ梅田店 黒書店員 D
紙の本
律令制以前の神戸・阪神間
2020/05/19 08:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
大和や河内にあった古代倭王権から見て神戸・阪神間は淀川の向こう側だからムコウ→ムコ→武庫・六甲(六甲は湯桶読みでム・コウだったのがいつしかロッコウに変わった)という話は興味深い。記紀や万葉集、摂津国風土記逸文といった限られた史料から西摂地域の古代史を復元した本