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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.7
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/377p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-135616-7
文庫

紙の本

根津権現裏 (新潮文庫)

著者 藤澤 清造 (著)

根津権現近くの下宿に住まう雑誌記者の私は、恋人も出来ず、長患いの骨髄炎を治す金もない自らの不遇に、恨みを募らす毎日だ。そんな私に届いた同郷の友人岡田徳次郎急死の報。互いの...

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根津権現裏 (新潮文庫)

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商品説明

根津権現近くの下宿に住まう雑誌記者の私は、恋人も出来ず、長患いの骨髄炎を治す金もない自らの不遇に、恨みを募らす毎日だ。そんな私に届いた同郷の友人岡田徳次郎急死の報。互いの困窮を知る岡田は、念願かない女中との交際を始めたばかりだったのだが—。貧困に自由を奪われる、大正期の上京青年の夢と失墜を描く、短くも凄絶な生涯を送った私小説家の代表作。【「BOOK」データベースの商品解説】

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評価内訳

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紙の本

私小説の限りない寂しさ

2011/07/10 22:30

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大島なえ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 根津権現裏にある安下宿に住まう私は、その日に食うのも困る貧しい記者だった。冬の寒い日に単衣の夏物の着物しか持たず、金を無心に訪ねようとしてもみすぼらしさに気が退け、友人に袷の着物や袴を借りて行く。その借りた着物も食うに困ると売り金に代えてしまう生活。
 親友の同郷の岡田も同じように貧しく、ひどい蓄膿症を持ち回りから「鼻」と呼ばれていた。私と岡田は毎日のように下宿を往来していたが、岡田に女ができ、そののろけ話を日々聞かされている時に突然、岡田が首を吊って死んだ。故郷から岡田の兄が私の下宿を訪ねてきて死んだことを告げに来る。無二の親友の突然の死に、骨髄炎の後遺症から痛む足をひきずって岡田の下宿で兄とどうして死んだのか問い詰めてゆく間も、そこを以前宿賃を払わず夜逃げした私は大家に見つかるのを恐れていた。全てが明らかになり、明け方近くにひとり帰る私の足は激しく痛み友人の死を悼む気持の傍らで、また明日の飯代にも欠く金が無い現実に借銭しに行くために着物がみすぼらしいのを悩んでいた。
 本書は九十年前に出版され長い間、ごく少数の私小説好きな読者の間で知られるだけの幻の小説だった。それを今年二月の芥川賞を受賞した西村賢太が作者の藤澤清造の没後弟子を自称する猛烈なファンだったことが知られ、「根津権現裏」も西村賢太の強い推薦と自ら持っている初版本の無削除本を元に完全復刊されたもの。それがゴリ押しであれ、これだけの凄さを持つ小説が文庫になり幻の本が現在、読まれることができるのは文学史的にも稀な快挙だろう。極貧のなかにあって生きることの凄絶さを感じないではいられない作品だ。

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2011/07/12 07:42

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2011/07/21 17:34

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