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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くなかった。
子供時代に家庭の事情で引っ越しすれば
「裏切者」と同級生にののしられ心に傷をつけられた挙句、
大人になってもその子供に「裏切者」と言われる。
正直、他人に人の人生とやかく言われたくないなとムカついた。
その上、大人になっても自分本位の感情を子供に植え付ける親に呆れた。
紙の本
発行:2011年7月1日
2015/08/30 19:33
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投稿者:bbsf - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本はNHK出版より2007年10月刊行で書き下ろしで短編を追加…解説は夏川草介…震災前の電力館の中身が紹介されているのは今となっては貴重かもしれない…この後で東横線が地下にもぐって終着駅から通過駅になったわけだがオリンピックがらみでさらに再開発があるのだろうか
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向上心も情熱もない平凡な青年営業マンが
異動を機にちょっとだけ変わっていく一夏の物語。
私がこれまで読んだ本での印象だと山本幸久の本は、
過剰な起伏は少なく淡々と進んでいくものが多い。
キャラクターに変わり者が多く、突飛な言動を
することは多いけどメイン視点である主人公の
性格が比較的地味でマトモだからそう感じるのか。
今作では少年期のほろ苦い記憶と共に忌避していた
渋谷という町に関わらる事になってしまった主人公が
なんやかんやで急に動き始めた物事に流されていくのだけど
やっぱり主人公は地味にマイペースな人間なので
展開の速さの割にはのんびりとした雰囲気の作品だった。
ん~、やっぱりこういう作品は好きだなぁ。
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山本幸久は熱中するほど面白いってことはないけど、暇つぶしとしては最適だと思う。
あっさり読めて、退屈しない。
この本もそんな感じで、内容は10数年前のドラマか青年漫画でありそうな話だけれど、きれいに終わったしそれなりに楽しめた。
渋谷が鬼門っていう割にあっさり克服しすぎかとは思ったけれど。
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通勤途中の渋谷の書店で、文庫本の帯に神様のカルテの作者、夏川草介さんのコメントが載っていたため、手にとってしまいました。
自分と年齢と境遇が近い男性(ロストジェネレーション世代)、独身はどういうことを考えて、仕事をしているんだろうかということが分かって面白かったです。
無気力気味の男性が変わっていく過程が面白く、励まされました。
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殺しとかでない本を久しぶりに読んだ(笑)
仕事って青春みたいなもんじゃないんでしょうか?今から就活はじまるのでいいタイミングで読みました。
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稔は、先輩や上司に対しても、「はあ」とか「まあ」といった返事ばかり。
新人社員ではなく、10年も営業やっているのに仕事に対する意識がめちゃめちゃいい加減です。
そんな煮え切らない態度の稔が、坂岡先輩にガンガン鍛えられていきます。
仕事って本気になると面白い!
その面白さを感じた時、一回り成長できるんですね。
ゆる~い感じで友達の様な元上司。
稔を鍛えはしませんでしたが、なかなか楽しい上司です。
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渋谷にいい思い出がない32歳男が仕事で渋谷に戻る話。
渋谷を知らなくてもそこそこ楽しめました。
特に大きな出来事は起こらないけど。
冷たいと言われていた主人公が熱くなっていく部分は共感しました。
最後の番外編はイマドキの若者が出てきますが。
こう言うのを読むと、自分は古い人間だなと思います。
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山本作品にしては本編はちょっと物足りなさを感じたが、気になるサブキャラクター椎名課長を主人公にした書き下ろし短編「女房が里帰り」が秀逸。
中間管理職の悲哀が何とも微笑ましく、ほんの数時間のありがちな出来事ながら、読み終わった後すごく前向きになれた。
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可もなく不可もなく。
や、不可のがちょっと多いかも。
テンポよくサクサク読めるし、登場人物もみんな魅力的なのに
なんだか中途半端な感じだった。
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山本幸久さん”渋谷に里帰り”読了。”お仕事小説”の第一人者!坂岡女史の仕事っぷりを目指すぞ!”負けるものか”!
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渋谷で生まれ育ったけど、父の代で土地を売って引っ越して、裏切者のような気持ちで、渋谷が鬼門になっていた、営業マンの割には適当で無気力な主人公が、寿退社する坂岡の後任として、渋谷担当を引き継がれる。引継ぎで、凄腕女性営業マンの坂岡と得意先を回るうちに、少しづつ主人公が成長していくお仕事系青春ストーリー。
坂岡さんがかっこいい。少しづつ影響を受けて変わっていく主人公の成長もすがすがしい。ダメ上司の椎名もなんかいい。この人の話は、相変わらず特に大きな事件もなくて、日々お仕事をしている話なんだけど、心持ち一つで、仕事って変わるよなぁ。いい仕事の仕方してるなぁ。いい仕事しないとなぁ。と思わせてくれるんだよね。書下ろしの短編もいい。いるよねー、こういう子。という立場になってきてしまっているが。
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お話を一言で説明すると、部署を異動になった主人公の引き継ぎのお話。登場人物もそこそこ個性的な人たちだけど、インパクトがある訳でもない。トンでもない事件が起こって、この先どうなる?とハラハラする訳でもない。異動という点をのぞけば、自分やその周囲でもよくありそうな、ありふれた内容のお話…
のはずなのに、何故だか「面白い」と思いながら、サクサクとハイテンポでページをめくってしまう自分がいましたよ。
登場人物達の軽妙なやり取り?自分がよく遊びに行く渋谷が舞台になっていて、それが取っ掛かりになって共感を覚えたから?(確かにユーロスペース移転のエピソードは「お前は俺か?」みたいなことが実際にありましたが…)
すんげー面白い、とは言えませんが、軽いノリでさらっと読めて、満足できる作品でした。私に限って言えば、この本の前に読んだ「リカ」(五十嵐貴久)がメンタル的にヘビーになる作品だっただけに、より気分良く読むことが出来たのもかもしれませんが。
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最近好きになった作家さんの一人、山本幸久さんの作品。
筆者の他の小説と同じく、まるで女性作家が書いたような優しい作品。
固有名詞がいっぱい出てきたり、ディテールが細かかったり人物の描写が丁寧で、リアリティがある等身大の話。
そしてそのリアリティの中に優しさ・暖かさみたいなものが散りばめられていて、読んだ後は爽やかでかつ暖かい気持ちになる。
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岡山の丸善で「あー、今(お茶をしながら)読む本がない」と、「とりあえず山本幸久だから」と買った。渋谷の街の描写がちょっと懐かしい。これは本当に20代に読んでおけばよかった。でも20代のとんがってた自分は今みたく「愚直に仕事をがんばろう」って思っただろうか。(今だってあやしい。)