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紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:17,600円(160pt)
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商品説明
出版業界で特に逼迫している書店。このまま座していては、ただ消えゆくのを待つばかりだ。芳林堂書店、リブロ、ジュンク堂書店を経て、ブックエンドLLPを立ち上げた著者が、出版をめぐる出来事を語る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中村 文孝
- 略歴
- 〈中村文孝〉1950年長野県生まれ。明治大学文学部フランス文学科卒。芳林堂書店、リブロなどを経て、2010年ジュンク堂書店退職。ブックエンドLLP(有限責任事業組合)代表。
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著者/著名人のレビュー
ぼく自身2000年~...
ジュンク堂
ぼく自身2000年~2007年の約7年間池袋本店でご一緒させていただいた中村文孝さんは、八〇年代から九〇年代のはじめにかけて、書店業界で圧倒的な存在感を見せつけた池袋リブロにあって、店舗開発やバイヤーとして、いわば裏方の立場で売場を支えた人だ。そのことが可能だったのは、中村さん自身、書店とは書物とお客様をつなぐ場である、ということを、確信し、そのための方法論を意識していたからだということが、本書を読むとよく分かる。
「小参と中参の学参を通路を挟んで対面にしている書店はもうそれだけで、あとは見なかった。なぜならば、その店はお客のことを考えていないからだ。」「最初の年は入店客数、二年目は購買比率、三年目は購買冊数を見ろ。」「この店でだけ売ったって、給料は上がらないよ」「やたらに大型化した最近の店は大型書店とはいえず、並べる面積が広い本の置き場にすぎない。」中村節がうなりを上げる。
特に心に刻むべきは、「書店は取次や出版社の販売代行になっては駄目だ。ならなくてはいけないのは顧客の購入代行者だ。」の一言。
中村さんは2010年に定年を迎え、ジュンク堂を去った。
もっと、話を聞いておけば良かった……。