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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発行年月:2011.5
- 出版社: 集英社
- レーベル: 集英社スーパーダッシュ文庫
- サイズ:15cm/242p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-08-630608-9
紙の本
少女と移動図書館 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者 竹雀 綾人 (著)
人類の姿が消えた未来の地球で、巨大図書館に一人ぼっちで暮らす司書の美少女フラスコ。いつか誰かが図書館にきて、たくさんの本を読んでくれる日を待ち続けていた。ある時、少女は待...
少女と移動図書館 (集英社スーパーダッシュ文庫)
少女と移動図書館
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商品説明
人類の姿が消えた未来の地球で、巨大図書館に一人ぼっちで暮らす司書の美少女フラスコ。いつか誰かが図書館にきて、たくさんの本を読んでくれる日を待ち続けていた。ある時、少女は待ち続けるだけではいけないと思い、自分から動くことに。大型の移動図書館車に本を大量に積み込み、きっとどこかにいるはずの人の姿を探して、少女は一人広大な大陸へ旅に出る。毎年毎年旅を続け、図書館では得られなかった体験を行く先々で重ね、成長していく。本を手にとってくれるまだ見ぬ相手を想いながら…。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
ただ読み手を求めて
2011/10/01 22:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツイッターで発表された物語風ツイートを取りまとめて文庫本にしたもの。第一章まで読んだ時点では、世界観と少女の生活の齟齬にイライラして評価が低かったのだけれど、きちんとその齟齬を解消する設定が組み込まれていたことが明らかになってからは、ちょっとすっきりした。
おそらくは誰も人間がいなくなった地球上で、だたひとり残されたFLASCO(フラスコ)という少女が、移動図書館を駆って大陸を回り、様々な物事に出会いながら、読み手を探していくというストーリー的背景を持った連作短編集となっている。
先に述べたとおり、ツイートがベースとなっているため、文字数に制限がある。この制約の中で物語世界を固定化するために、少女と移動図書館という単語を全てのツイートに共通化させ、また、最初の一文を同じにすることで舞台設定の明確化を行っている。
普通の物語を映画のようなものとすると、こちらはスナップショットをまとめたアルバムを見ているような印象を受ける。場面場面を切り取り、その瞬間に繰り広げられる出来事を、140字の中で描き切らなければならないからだ。
ゆえに、物語の連続性という点でいえば、普通の小説よりは相当に弱い。どの様なつながりで出来事がつながっているのかは忘れがちになってしまう。
しかし一方で、文字数に制約があるということは、定型詩のような様式美の雰囲気も感じさせる。未だ様式は模索中である印象はぬぐえないが、それでも物語に関連性をつけさせる工夫の跡を見るのは、なにか面白い。
あえて本という形にまとめる意義は特に見出せなかったが、それを否定する根拠もないと思った。
紙の本
かわいい
2016/12/07 20:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツイッターノベルを初めて読みました。小説というより詩を読んでいるみたいで新鮮でした。移動図書館で働くの、楽しそうです。