- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.7
- 出版社: 技術評論社
- サイズ:19cm/198p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7741-4699-7
読割 50
紙の本
献体 遺体を捧げる現場で何が行われているのか (tanQブックス)
著者 坂井 建雄 (著)
医療従事者の教育・研究のために、解剖体として遺体を捧げる「献体」。この献体を希望する人が増加し、密かに世間の注目を集めている。どうすれば身体を提供できるようになるのかなど...
献体 遺体を捧げる現場で何が行われているのか (tanQブックス)
献体―遺体を捧げる現場で何が行われているのか
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
医療従事者の教育・研究のために、解剖体として遺体を捧げる「献体」。この献体を希望する人が増加し、密かに世間の注目を集めている。どうすれば身体を提供できるようになるのかなど、解剖学の教授が、献体のすべてを語る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
坂井 建雄
- 略歴
- 〈坂井建雄〉1953年大阪府生まれ。東京大学医学部医学科卒業。順天堂大学医学部教授(解剖学・生体構造科学)。著書に「人体解剖の実習中継」「からだの自然誌」「人体観の歴史」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
献体というと
2021/07/14 17:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
法医学の世界のお話のような気がしていました。しかし、この本は、献体の手続きから、献体の歴史など、一般人には、無縁な世界のことがしっかり書かれています。献体があってこその医学の発展なのですね……
紙の本
最近では知名度も高い献体
2017/06/25 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
死後、医学教育のために自身の身体を捧げる献体。大学の解剖学者がその実態を記述したものである。
最初の章などは、手続き面に終始していた。献体団体や献体運動についてなどの説明が多い。献体はその者の厚意によるものであると繰り返し強調したかったのだろう。解剖の現場、解剖から得られた知見についての記述が少なかったのように思えるのはざんねんなところである。
一方で後半は、解剖と献体の歴史が語られている。日本での献体においては、江戸時代には刑死した遺体をどうにか使用させてもらっていたが、医療に救われた人が死後に自身の身体を解剖することで医療に恩返ししたいとの想いによって、献体を確保することができるようになってきた。一方世界での解剖の歴史は、西洋の進んでいる文化というものが、医療の世界でもそうであることを認識させられるものであった。そして解剖の書籍には印刷技術の発達が欠かせないことも実感した。