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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.7
- 出版社: 本の雑誌社
- サイズ:19cm/245p 図版16p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86011-219-6
紙の本
山の帰り道
著者 沢野 ひとし (著)
山があるから登り、酒があるから飲む。いくつになっても好奇心とわがままは人一倍。丹沢から南アルプスまで、飽きることのない山への憧憬を、町田の馬肉屋で梅割を飲みながらつのらせ...
山の帰り道
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商品説明
山があるから登り、酒があるから飲む。いくつになっても好奇心とわがままは人一倍。丹沢から南アルプスまで、飽きることのない山への憧憬を、町田の馬肉屋で梅割を飲みながらつのらせる、哀愁画伯の抒情エッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
町田の馬肉屋で梅割を飲みながらつのらせる想い…。いくつになっても好奇心とわがままは人一倍の著者が、飽きることのない山への憧憬をイラストとともに綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
それは山の帰り道…
MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店さん
それは山の帰り道。ビールでも飲もうかと思ったが、閑散とした駅前の商店街には人の姿すら見当たらないのだ。7月の午後、汗だけがとめどなく流れて、足はずっしりと重い。電車を待つ間、だれもいないホームでシャツを着替える。蝉の声。日傘を差したおばあちゃんが一人やってきてベンチに座った。
沢野さんの「山の帰り道」をザックから取りだして広げる。どうしてこんなに沢野さんが好きなのか。
旅に出る時、ちょっと長めのお休みに入る時、沢野さんの本があると、なんだか「やすみ!」という気持ちが増幅する。いつもの沢野さんの絵と文章。適当に見えて、本気を出した時のこの人の詩情は素晴しいのだ(なかなか出ないんだけど)。
そういえば昔、「お前は沢野さんにそっくりだ」と言われたことがある。仕事もせずにすぐ遊びに行っちゃうせいなのか、酒にだらしないせいなのか、それとも女好きだと思われているせいなのか。いずれにしろ、その時の僕は嬉しかった。だって、沢野さんに似てるってことは、間違ってないってことじゃないか。
電車が来た。「山の帰り道」は62ページ、穂高の話にさしかかってる。
(評者:MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 文庫担当 伊藤傑)