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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.7
  • 出版社: ダイヤモンド社
  • サイズ:19cm/192p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-478-01647-3

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紙の本

われ日本海の橋とならん 内から見た中国、外から見た日本−そして世界

著者 加藤 嘉一 (著)

友よ、国を開き、心を開け−。アジアでいちばん激しく生命力があふれた国、中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語る...

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商品説明

友よ、国を開き、心を開け−。アジアでいちばん激しく生命力があふれた国、中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

加藤 嘉一

略歴
〈加藤嘉一〉1984年静岡県生まれ。北京大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、北京大学研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員。

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本書を通して等身大の...

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本書を通して等身大の中国を知ることができることに間違いはないが、
一方で「加藤嘉一」とは何者かを強く印象付けており、自身の体験にも説得力がある。

みんなのレビュー77件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

日本海の橋とならんことを期待して

2011/12/01 22:59

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T_Mizutani - この投稿者のレビュー一覧を見る

自称「中国で最も有名な日本人」、加藤嘉一氏の著書である。
中国ではかなり有名だそうで、「年間300本以上の取材を受け、200本以上のコラムを執筆し、100回以上の講演を行い、毎年2~3冊のペースで書籍を出版している」(7ページ)そうだ。
日本ではまだ最近活動が増えてきたばかりであるためか、彼のことを知っているのはもとから中国に興味があった人に限られているという印象である。

その彼の、日本での評判をネットで見てみると、いまいち芳しくないようだ。
主な批判は、彼が二枚舌であるとか、日本社会を知らないとかいうものだ。
そもそも「中国で最も有名な日本人」という肩書を自分で名乗ってしまうくらいビッグマウスなので、叩かれる素養は元から充分にある。
加えて、日本のネット空間では中国の話題はあまり歓迎されない。
中国と聞いて、条件反射で叩いている人も少なからずいるのだろう。
彼に対する批判の中でも最もクリティカルなものは、「中国共産党にいいように使われている」というものである。
彼の中国での活動を見ている人が、よくこのような批判をしている。
「中国において、個々の政策を批判することはタブーでもなんでもない」(21、22ページ)という記述が出てくるが、やはりかなりの程度の制限があると考えた方がよさそうである。

彼に関して評価すべき点は、日本と中国の間に立ち、1.中国で、2.中国語で、3.中国人に向けて、4.日本人として、発信していることである。
そして、最近では、日本で、日本語で、日本人に向けて発信する機会も増えてきた。
このポジションで活動できる日本人は、過去にいたかどうかは寡聞にして知らないが、少なくとも現在ではいない。
彼がまさに「日本海の橋とならん」として活動していることがうかがえる。
彼の主張や活動を精査することは必要であるが(そして現在それをできる立場の人間がいないのは問題だが)、この立場を確立したことは称賛すべきである。
思えば、これまでは、中国に関することは、中国マニアが、中国マニアに向けて、マニアックに発言していたという状況ではなかったか。
私は現代中国の状況を概観できる本を探したことがあるが、なかなか手ごろな難易度のものが見つからなかった経験がある。
もしその時にこの本を見つけたら、迷わず手に取っていた事であろう。

本書には、加藤氏についての批判によくあるように、考察が浅いと感じる部分が確かにある。
しかし、あるテーマについて深掘りするタイプの本ではない以上、その点についてはあまり批判できない。
むしろ、現代中国をとりまく状況を広範にカバーしながら、「日本人よ、外を向け!」というメッセージに帰着させている点を評価すべきである。
中国社会を考える第一歩として有用であるが、日本の社会もしくは個々の日本人の在り方を考えるきっかけにもなるだろう。
例えば、

 選挙制度があり、投票することさえできれば、それで自由なのか?
 あなたは自由を行使していると、胸を張って断言できるだろうか?
 少なくとも中国には、自由な空気がある。いくつかの明確なタブーにされ触れなければ…能力のある人間が登用されていく。(24ページ)

との記述は、無言の圧力の中で日々を生きる日本人に痛く響くのではないだろうか。

今後筆者に望むことは、彼に寄せられる批判を、あるものはスルーし、あるものには反論し、クリティカルなものについては改めることである。
彼がまさに日本海の橋とならんことを期待している。

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2011/11/01 13:14

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2012/03/23 17:36

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2012/01/20 15:07

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2011/07/24 23:09

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