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商品説明
バブル経済に浮かれる時代の外務省キャリアの一家を主人公に、サディズムとマゾヒズム、価値の変換、両極の同位性を追求した傑作。リアリズムの極致とファンタジーが交錯する(『背徳の方程式—MとSの磁力』)。若者の偏執的な愛情を描く。三次元から二次元へのスライドと狂気(『人形—暗さの完成』)。一九七八年三月二十六日の成田空港開港阻止決戦、三里塚闘争をユーモラスに描く。生き生きと描写される新左翼活動家たちの闘争は、まさに現代の神話(『七十八年の神話』)。野村秋介と見沢はともに千葉刑務所に十二年収監されていた。野村と自分とを重ね合わせた、自伝的作品(『獄中十二年』)。遺品から発見された、未発表原稿。「主観的な真実」を信じ抜いた作家の原点。【「BOOK」データベースの商品解説】
“主観的な真実”を信じ抜いた作家の原点−。「天皇ごっこ」で衝撃のデビューを飾り、46歳で亡くなった鬼才・見沢知廉が、獄中で書いた表題作や「人形−暗さの完成」など、未発表原稿全4編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
バブル経済に浮かれる時代の外務省キャリアの一家を主人公に、サディズムとマゾヒズム、価値の変換、両極の同位性を追求した傑作。リアリズムの極致とファンタジーが交錯する(『背徳の方程式―MとSの磁力』)。若者の偏執的な愛情を描く。三次元から二次元へのスライドと狂気(『人形―暗さの完成』)。一九七八年三月二十六日の成田空港開港阻止決戦、三里塚闘争をユーモラスに描く。生き生きと描写される新左翼活動家たちの闘争は、まさに現代の神話(『七十八年の神話』)。野村秋介と見沢はともに千葉刑務所に十二年収監されていた。野村と自分とを重ね合わせた、自伝的作品(『獄中十二年』)。遺品から発見された、未発表原稿。「主観的な真実」を信じ抜いた作家の原点。【商品解説】
収録作品一覧
背徳の方程式 | 5−82 | |
---|---|---|
人形 | 83−125 | |
七十八年の神話 | 127−196 |
著者紹介
見沢 知廉
- 略歴
- 〈見沢知廉〉1959〜2005年。東京都生まれ。中央大学法学部除籍中退。80年より新右翼活動に入る。「天皇ごっこ」で新日本文学賞佳作受賞。他の著書に「蒼白の馬上」など。
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紙の本
鬼才の欠片たち
2015/09/08 03:58
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は夭折の作家の遺稿4編をまとめたものだ。表題作では著者が育ったブルジョア家庭が描かれる。つづく「七十八年の神話」では革命にあこがれて革命に絶望した姿が思い起こされる。「獄中十二年」は新日本文学賞を受賞した「天皇ごっこ」へとつながっていく。「人形ー暗さの完成」は執筆活動に没頭する筆者そのものだ。これら4つの短編は46歳で自分の人生を自己完結させた見沢知廉そのものだ。