- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.9
- 出版社: 作品社
- サイズ:21cm/393p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86182-347-3
紙の本
3・11の未来 日本・SF・創造力
著者 笠井 潔 (監修),巽 孝之 (監修),海老原 豊 (編集),藤田 直哉 (編集),小松 左京 (ほか著)
2011年3月11日、未曾有の大震災が日本を襲った。日本SFが蓄積してきた思索を再検討し、問題を提起するため、SF作家らが科学と言葉と物語を考察する。小松左京最後のメッセ...
3・11の未来 日本・SF・創造力
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商品説明
2011年3月11日、未曾有の大震災が日本を襲った。日本SFが蓄積してきた思索を再検討し、問題を提起するため、SF作家らが科学と言葉と物語を考察する。小松左京最後のメッセージも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
序文−3・11以降の未来へ | 小松左京 著 | 1−2 |
---|---|---|
読者のみなさまへ−3・11の未来のために | 7−8 | |
3・11とゴジラ/大和/原子力 | 笠井潔 著 | 11−24 |
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著者/著名人のレビュー
郡山で日々微量の放射...
ジュンク堂
郡山で日々微量の放射線に曝されながら、ぼくは「復興」や「原発」ということについて、自分の考えをまとめきれずに過ごしています。それはきっと他の多くの人たちにも同じで、だからこそ震災や原発についての本がよく売れるのでしょう。
こういうときに求められるのは、これまでずっと信頼してきた人たちの言葉です。ミステリやSFなど日本のエンターテインメント小説で育ったぼくにとっては、震災後に数多発行された書籍の中で、最も嬉しかったのは本書でした。
SFでは、これまで何度も世界は滅んだり、救われたり。また「ゴジラ」や「鉄腕アトム」など原子力も大きなテーマとなっています。
書き手はいずれもクセの強い人が多く、文章のテーマや方向性はそれぞれで、本書を読んでも解答を得られるわけではありません。しかし、科学技術や未来への関心が人一倍強いメンバーであり、特に原発については反対派の笠井潔、推進派の豊田有恒、反対とも推進とも謳わず泰然と事態を見守る小松左京と、いずれの言葉も説得力があり、考えるヒントが満載です。震災に対するSFの役割について綴った新井素子の文章も、地震直後に実感したことと重なり、大いにうなずきました。