紙の本
高級料亭から食堂へ
2020/02/26 09:19
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
神楽坂の料亭から最果ての定食屋へと流れ着いた、紫紋の後ろ姿が寂しげです。すんなりと受け入れてくれる地元の人たちの優しさと、哀しい過去を抱えながら懸命に生きるマリアに癒されました。
紙の本
想定外・・・
2017/07/18 13:32
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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名を聞いたことがある気がしたので読んでみる。
「○○○○女将」事件を題材にした話かと思ったら、
大雑把に言えば死のうと思った者達が海辺の村「尽果」に
引き寄せられるかのように訪れ人生をやり直そうと再出発する物語。
村に語り継がれている伝説がメインで不思議な(SF調)話になるのかと
思って読んでいたが全然そんなことにはならなかった。
大人しい話が淡々と進むだけで盛り上がりがなく、物足りない。
イマイチ。
紙の本
神秘的なマリアに夢中!
2013/03/10 08:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「永遠をさがしに」でいたく感動したのを思い出しました。
同い年の本好きさんが、原田マハさん本をこのところ引き続いて読んでいるのを知り、私も…と思って読んでみました。
まずはタイトルに惹かれ、
神秘的なマリアに夢中になり、
紫紋(シモン)、丸弧(マルコ)、与羽(ヨハネ)など、次々に登場する人物の名前に驚き、
そうして食堂「まぐだら屋」で出される料理に魅了され…。
ページをめくる手が止まりませんでした。
それぞれ抱えている生い立ちは状況が過酷であれば、あるほど、気づきも多い…。
ラストのほのかな明るさに救われました。
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作者得意の最果て淡い恋物語。悲しい過去にさいなまれる若者たちとなぞの女マリア。なぞの女将。設定は最高。でも、マリアの過去にはいささか無理がある。ついでに、相手の男がヨハネなんてちょっと見え見え。でも、全体的にはマハワールドを堪能できたのでまずまずとしたい。
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大好きなマハさんの最新刊です!
マリアの犯した罪。
心からの謝罪の気持ちのこもった行動が、
相手の心をはたして溶かすことができるのか。
死を覚悟して尽果にたどりついた青年を、
マリアがした「受容」は、誰にでもできることではない。
それと、「拒絶からは何も生まれない。」ということと、
「許すことの気高さ」を感じました。
つらいつらい部分もありましたが、
最後は、「読んでよかった!!」と思えました。
特に、大量のメールのところは、号泣。
マハさん、ステキな物語をありがとうございました。購入本
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追い詰められ、絶望に駆られた人がなぜか舞い込む尽果の街。
その岸壁で店を営むマリア。
あまりに救いのない状況ばかりで
実はほとんど何も解決してないのに
本人達はそれでよしとしてる感じが気になった。
いくら情報が閉ざされた街だからって
みんなちょっとは置いてきた人の事考えようよ!!
聖書に詳しければ、更に楽しめたのだろうけど
まぐだら屋って…いいのか?
【図書館・初読・8/7読了】
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そういえば原田さんはキュレーターなんだよな、
ということを感じて、さらに美味しそうな料理達に
心躍らせながら読めました。
登場人物の名前にちょっぴり冷める瞬間が何度か
私はありました。
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消したくなるような事が起こった時、逃げ出したくなる。
現実から逃げて、死にたくなったりする。
でも、時間が過ぎるて癒されて、忘れて生活を続ける。
人との出会い、関わりがとても良いです。
人を受け入れるいう事。
ちょっと切なくて。
ちょっとドキドキして。
ちょっと元気を貰って。
マリア。
もしドラマ化するなら、
主人公のシモン君は二宮君
マリアは小雪さん
女将は樹木希林かなぁ。なんて思いながら読みました。
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料亭吉兆を思い出させる事件から、最後は永遠なるものの許しへと至る。さらりと語られる挿話としてのひとつひとつの事件が、かなり重たい。題名からして、聖書をイメージするが、それはよくわからなかった。
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<内容>“尽果”バス停近くの定食屋「まぐだら屋」。様々な傷を負った人間が、集まってくる。左手の薬指がすっぱり切り落とされている謎めいた女性・マリア。母を殺したと駆け込んできた若者。乱暴だが心優しい漁師。そしてマリアの事をひどく憎んでいる老女。人々との関わりを通して、頑になっていた紫紋の心と体がほどけていくが、それは逃げ続けてきた苦しい現実に向き直る始まりでもあった…。生き直す勇気を得る、衝撃の感涙長編。
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少し寂しく、時々楽し♪出てくる料理は美味しそう!!
2011.9.2
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「永遠なんて、そんなもの、はなから信じていない。けれど、どうか、あと少しだけ――このふたりを、このままで。」
良かったです。
いろいろと消化不良だなぁ、と思う部分はあったのだけれど、
まぁ終わりよければすべてよし、かな☆
あの聖書の「マグダラのマリア」となにか関連があるのかな。
と思ったけれど、敢えて言うなら、「罪」ということなのかなぁ。
あんまり関係ないと思った。
最初は主人公らしき紫紋の性格がちょっとイマイチついていけなくて、ダイジョブかーと思ったけれど、
なにはともあれ物語の強さ。
いったい何があったのか?特にマリアには何があったのか??
という部分に惹かれた。
全然分からないから。
不思議っぽくもなく、淡々と人と人との営みがある部分も良かったです☆
幻の名魚「まぐだら」もお話の中だけだったのだけれど。
気になるところはあっても、惹かれた。
【9/3読了・初読・私の本☆】
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海の側に立つ「まぐだら屋」という食堂。
ここはマリアと呼ばれる、何か訳ありそうな女性が切り盛りしている。
「尽果」という「まぐだら屋」の側のバス停に人生を降りようとする人々が降りて来る。
色々な事情から淋しさを抱えた人々。
お互いの事情は探り合わず、肩を寄せ合って生きている。
世間の喧騒から切り離されたような、静かな海辺の村で傷ついて、淋しさを抱えた人たちは再生していく。
マリアも、紫紋も、丸弧も、克夫も、女将も。
マリアはやっぱり聖女かな?
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ばつぐんに面白かった。それは間違いない。原田マハさんと言えば「カフーを待ちわびて」だが、あの切なくて甘いストーリーを、まぐだら屋は超えている。不幸すぎて甘いお話と言おうか。
山陰の海沿いに建つ掘っ立て小屋のような定食屋のマリアのもとに偶然、たどり着く死を決意した若者二人、そして既にいるマリアや女将みんなきつい過去を持つ。なんかタイトルや登場人物やロケーションや不幸のエピソードなど、全て既視感だらけなんだけど、それでも全体としてぐっと感動する。
でも微妙に感情移入できないのは、みんな善人すぎるのか自分を責めて死にたがること。僕ならもっと他人のせいにするけどな。
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一気に読みました。
ただ、リアリティがないし、ありきたりな感じでした。
そのぶんマイナス。
でも面白かったです。