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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/09/06
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/301p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-217065-9

紙の本

絶望の国の幸福な若者たち

著者 古市 憲寿 (著)

世の中で語られる様々な若者の姿はどれくらい正しいのだろうか。「幸せ」を感じている若者の正体を徹底的に取材した、26歳の社会学者によるまったく新しい「若者論」。俳優・佐藤健...

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絶望の国の幸福な若者たち

税込 1,980 18pt

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商品説明

世の中で語られる様々な若者の姿はどれくらい正しいのだろうか。「幸せ」を感じている若者の正体を徹底的に取材した、26歳の社会学者によるまったく新しい「若者論」。俳優・佐藤健との特別対談も収録。【「TRC MARC」の商品解説】

W杯の深夜、渋谷で騒ぐ若者たち。ネット右翼の主催する排外デモに集まる若者たち。そして震災を前に、ボランティアや募金に立ち上がる若者たち。すべての現場に入り調査を重ねた末に見えてくる、「幸せな若者」の正体とは!


格差社会のもと、その「不幸」が報じられる若者たち。
だが統計によれば、20代の75%が現在の生活に「満足」している!
これまでの若者論を覆す現実を前に、本書の立場はシンプルだ。
――悲観論にも感情論にも意味はない。
26歳の社会学者が「幸せ」な若者の正体を徹底的に取材し考える!

同時代を生きることになった人々のこと、僕たちが生きることになった国のことを、この本では考えてきた。それは、別に社会全体に向けられた啓蒙意識からでも、少しでもこの国を良くしたいという市民意識からでもない。ただ、「自分」のこと、「自分のまわり」のことを少しでもまともに知りたかっただけなのだ。(本文より)

「今、ここ」が幸せであればいい――。
W杯の深夜、渋谷で騒ぐ若者たち。ネット右翼の主催するデモに集まる若者たち。そして震災を前に、ボランティアや募金に立ち上がる若者たち。
すべての現場に入り調査を重ねた末に見えてくるものは?
最注目の若き社会学者が満を持して立ち上げる、まったく新しい「若者論」!

オビ寄稿:上野千鶴子(社会学者)、小熊英二(慶應大学教授)。
巻末「補章」:佐藤健(俳優)との1万字オーバーの対話を収録。【商品解説】

目次

  • 第一章 「若者」の誕生と終焉
  • 第二章 ムラムラする若者たち
  • 第三章 崩壊する「日本」?
  • 第四章 「日本」のために立ち上がる若者たち
  • 第五章 東日本大震災と「想定内」の若者たち
  • 第六章 絶望の国の幸福な若者たち
  • 補章 佐藤健(22歳、埼玉県)との対話

著者紹介

古市 憲寿

略歴
〈古市憲寿〉1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。(有)ゼント執行役。著書に「希望難民ご一行様」「遠足型消費の時代」他。

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みんなのレビュー314件

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評価内訳

紙の本

若者化する日本人

2012/04/09 16:23

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「「今日よりも明日がよくならない」と思う時、人は「今が幸せ」と答えるのである。これで高度経済成長期やバブル期に、若者の生活満足度が低かった理由が説明できる。彼らは「今日よりも明日がよくなる」と信じることができた。自分の生活もどんどんよくなっていくという希望があった」
「しかし、もはや今の若者は素朴に「今日よりも明日がよくなる」とは信じることができない。自分たちの目の前に広がるのは、ただの「終わりなき日常」だ。-略-人は将来に「希望」をなくした時、「幸せ」になることができる」

なんだか井伏鱒二の『山椒魚』のような。タコツボっていっていたのは、宮台真司か。先の大きな幸せより、目の前の小さな幸せ。住めば都的な自己満足。絶望しているが、幸福とは、そういうことだったのか。

高度成長期は、出世魚のようにあがることができた。住まいを例にとれば、風呂なしアパート→風呂付アパート→結婚して賃貸マンション→子どもが生まれて郊外に分譲マンション→マンションの値上げと双方の親からの資金援助で新築一戸建て。この図式もバブル崩壊とともにかなり消滅してしまった。

「データを見ても世代間の意識差はなくなりつつある。-略-見田(宗介)によれば、特に1954年から1968年生まれの「新人類」世代以降、意識差は小さいものになりつつあるという」
つまり
「言い方を変えれば、日本中の人々が急速に「若者」化しているのだ」

確かに、世代差よりも個人差なのかもしれない。モンスターペアレントだの、モンスターティーチャーだのモンスターカスタマーなどは、その「若者」化の顕著な例かもね。団塊の世代以前とポスト団塊の世代以降とには、大きな裂け目がある。

「『AERA』の調査を受けて作家の津村記久子は、「ブスなら化粧で化けられるし、仕事がなくても不景気だからと言い訳できる。でも、『友達がいない』では言い訳ができない。
幼少期から形成されてきた全人格を否定されたように思ってしまう」

だから世代を問わず、ひっきりなしにケータイメールのやりとりをしているのか。『友達がいない』んじゃ、リア充は有り得ないのかな。ムリしてつくらなくても、一人でいた方がいい時だってあるのに。

「今後ますます多くの若者が「正社員」や「専業主婦」という既存の社会が前提とした「大人」になれないのだとしたら、彼らは年齢に関係なく「若者」で居続けるしかない」
「まさに僕たちは、日本中の人々が年齢に関係なく「若者」化する時代、その過渡期にいる」

いろんなものが制度疲労を起こしている。作者が反原発デモに出かけて意見を吸い上げているのだが、いわゆるネトウヨ(ネット右翼)って、右翼なのか。そもそも左翼・右翼、保守・革新という二項対立も成り立たなくなっているし。

「大人」になりたくてもなれないのと、「大人」になりたくないのは、当然だけど違う。

いまどきの若者論と思って読んだらいまどきの日本人論だった。鮮やかな切り口ではないか。難しいジャーゴン、専門用語をひねくりまわさずに、実に素直に書かれている。

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紙の本

若者論の形を借りた、「今のこの国」論の“業界地図”

2012/03/28 23:04

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩谷 千尋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 話題の本を読んだ。“日本の若者は気の毒だ。八方塞・先行き不透明の中、制度疲労のしわ寄せは若い世代へいく。だが当の若者たちは体感的には不幸せではない、むしろ幸せ‥”と、タイトルやいくつかの書評などから、そういう主旨の本だと思っていた。読んでみて、そういう内容ではあるのだけれど真意は別にあるような、思っていたよりも専門的に系統立てられたしっかりした本だった。軽妙で威勢のいい語り口で読みやすい。軽妙過ぎてはらはらするところもあるが。
 そして、若者論というより、今のこの国(=日本)論だという印象を受けた。

 26才の著者の専門は社会学。社会学とは、“社会”で起こっている物事に関してあれやこれや考えたり研究したりすることだと私は大まかに認識している。

 「若者」を語るためには「若者」の定義が必要。そのためにまず著者は、明治期にまでさかのぼり、そこから現代まで、その時々に若者がどういう存在だったかを辿っている。(まるで文明開化の昔から生きていたかのように物知り。若いのに。)今現在の話になると、諸々の本・新聞・統計の引用、フィールドワークと呼ばれる街頭での若者への直接インタビューなどで分析がされている。「内向き」な若者たち、ボランティアしたい若者たち、モノを買わない若者たち、W杯に燃える若者たち、国のために立ち上がる若者たち、地元化する若者たち‥。彼らがどう分析されているかは本書を読んで確かめてほしい。
感情に流されずドライでシニカルに述べられている。(基本姿勢が学術研究なのでそれは当り前なのかもしれないが。)

 歴史を振り返って「若者語り」(“最近の若いモンは‥”という言い方)にパターンがあることを確かめる。そうはいっても“若者”自体は変化していて、そして単に“若者”といっても多様化しており十把一絡げに「今の若者は‥云々」とは言えなくなっている。だから著者は「ある『現象』を若者特有の問題とは考えず、社会構造の実態や変化とともに考える」というスタンスをとる。いきおい、社会情勢に関しての記述にも多くページが割かれ、そのせいか、若者問題の背景であるはずの現在の日本の状況が、背景ではなく核心なのでは、と私には思えた。

 また興味惹かれたのは、様々な説(先行研究)が多数引用されていて、ちょっとしたコメントもついているので、今この筋の世界ではこういうふうに現代がとらえられているのか、とか、色んな人がこんな面白いことを言っているんだな、とか、そのあたり。著者のフィルターを通して紹介されているので、著者による“業界地図“かもしれないが、なるほどと思うところが多かった。


 そしてその、引用される人物には括弧つきで出身地と年齢(その当時の)が明記されている。
たとえば、“太陽族”の記述では「石原慎太郎(二三歳、兵庫県)」、都知事としての震災についての発言は「石原慎太郎(七八歳、兵庫県)」‥という具合。若者に対しての言及は発言者の出身地と年齢も重要だという考えからだが、全ての人物に括弧つきなので徹底している。

脚注も“充実”していて、情報量がすごい。

 最終的に著者は、日本がなくなっても構わない、国家の存続より、一人一人がいかに生きていくかの方が大切だから、というような趣旨のことをさらりと述べている。斜めから見たり、皮肉っぽく笑いをとりながら論を展開しつつ、直球のメッセージは控えめに出すのは、天の邪鬼なのか含羞なのか。

 いずれにしても、文体は面白おかしく、くだけているが、テーマはいたって真面目で、絶望的な日本について冷静に考えさせられる一冊だ。

最後の章は、俳優・佐藤健(二二歳・埼玉県)と著者の対談が収録されている。

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紙の本

注釈のような日常の深み

2012/01/09 23:29

10人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

巷に溢れるこの国に関する統計資料を適当に3つや5つ選んだら、将来に希望があんまりない国だとするのは簡単で、そんな国に住む「若者」たちは不幸なはずであると、物の分かってそうな「大人」は解釈する。でも、20代くらいの世代は、かつてないほどに「幸福」を感じ、今のここに「満足」している。

著者は本書で、若者に関する論考の歴史を探りつつ、若者そのものを定義付けすることを周到に避ける。「若者」という言葉は、大雑把に若年層の価値観を総括してしまいがちだが、ナントカ系がたくさん溢れている2010年代の日本では、若者という括りで代表される塊などもはや存在しない。適当にバラバラでそれなりに孤独だけど小さく繋がってはいる小集団は、いまこの国に住む人間の在り方そのもので、だから著者は終章近くで「一億総若者化時代」なんて言ってみたりする。

怒れる若者などいないこの国では、デモは起きても派手さはなく長くも続かないし、ナショナリズムが沸騰しているように見えるワールドカップでも、ただ単に非日常を盛り上がりたいだけだったりする。詳しいことは分からずともなんとなくこの国の行く末を分かってしまっている90年代以降に生まれた者たちは、いま、ここを楽しむ。それが階級を固定し、将来の希望を捨てることになろうとも、不確かな未来を夢見たり、「あの頃」に戻りたいなんて考えるより(戻りたいあの頃なんてむしろない)、今を肯定する。そんな社会を著者もどちらかというと肯定する。わたしもどちらかというとそうである。

本書は誰に向けて、なんで書かれたのか。
著者は、「自分」のこと、「自分のまわり」のことを少しでもまともに知りたかったからだと言う。思えば文系の本はみんなそんなものだと思う。知ることは意外と楽しい。知って分かった世界は、小市民がそこそこ限定された空間を行きつ戻りつ紡いでいくような世界。そんなミスチル的世界観。

小さな詩のようでもありつつ、柔らかいジャーナリズムでもあるような本書は(注釈が深くてとても良い)、国民国家というフィクションにだって対抗できてしまうかもしれない。そんな大袈裟なものに対抗することなんか目指してないからこそ、生温かいこの論考はきっと、モワッとした深みを醸し出し続けると思う。

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2011/10/10 12:34

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2011/09/09 23:49

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