紙の本
すっきり痛快
2012/02/10 03:07
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てつあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
成毛さんの本をいくつも読んでるけど、言ってる事は一貫しているように思える。
時代の変化にどう対応すれば良いのか、参考になります。
「日本人の9割に英語はいらない」の確かだけど、
英語を必要としたい1割の方にも読んでほしい。
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哲学・教養のない人間は英語を身につけたところでムダ、といふ話だらう。英語を母国語にする人々だつて、確固たる哲学を持つてゐる人ばかりとは限らないけどね。あと、ゲーテが「Wer fremde Sprache nicht kennt weiß nichts von seiner eigenen.」と云つてゐることも忘れてはならないと思ふ。個人的には英語なんて全然必要ない9割側の一人だけど、趣味のある人は英語がわかると世界が広がるんぢやないかな。えうはムダでもいいんぢやないつてこと。
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<それでも英語を勉強したい人へ>
英会話はマンツーマン
会話すること
フレーズで覚える
単語
シャドーイング
日本文化
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地味に話題になっている本。
確かに、日本人1億2千万人ぐらいのうち、1200万人ぐらいしか普段英語は使わないし、英語を話せてもバカはバカだし、それよりも日本人としての教養をつけろという指摘はもっともであり、それゆえ目新しいわけではない。
タイトルがキャッチーなのと、外資系日本法人のトップが書いたから注目を集めただけだな。
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成毛さんの娘 英語勉強でなくゴルフをすすめた。入社して毎週ゴルフに誘われた。穀物のトレーディングするのは日本に数百人。英語を話せる人は山ほどいる
総合商社 英語屋さん エリート幹部 体育会系の実働部隊
実働部隊は英語屋さんに頼ざるをえなくても、仕事をしているうちに英語を覚える。10年経つと実働部隊が英語屋さんをあごで使う
人生有限、学無窮 歴史学者 竹内理三 人生は有限だけれど学ぶのは無限
オバマの本棚
ガンジー 7つの社会的大罪 原則なき政治 道徳なき商業 労働なき富 人格なき学識 人間性なき科学 良心なき快楽 献身なき信仰
英語での太郎と花子 Bob & Alice
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すごく納得。
私は9割の側の人間なので、たまにニュースサイトを見たりする程度の英語力があればいい。
英語が!英語が!って言ってる人には目をさまして欲しいですね。
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マイクロソフト株式会社の取締役社長を勤めた著者が「英語学習は不要」と実践的な英語論を語る一冊。
楽天、ユニクロ(ファーストリテイリング)、サイバーエージェントと社内公用語を英語にするような流れの中、著者は「英語ができても自分の付加価値にはならない」「英語ができても、バカはやっぱりバカである」と言い切っている。
乱暴な論調もあるが、必要なのは「語学」という手段ではなく、「思考・教養」を磨いて語れる力だという意見には同意。
第5章で紹介される書籍は興味深い。
また読んでみたい本が増えてしまった。
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■知識
1.コミュニケーションは、思想や哲学、知識があってこそうまくなるものである。従って、英語を学ぶのは最後でいい。その前に学ぶことは山ほどある。
2.日本人は読書をしなくなった。読書をしない国民ばかりになると、国家は衰退していく。
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とても面白い本だった。
「日本人の9割に英語はいらない」という主張は、極端ではあるけれども、正論だと思う。外資企業(マイクロソフトジャパン)の社長というポジションにあったような人が、よくここまで正面から言い切ってくれたもんだと思う。
「これからの国際社会は英語が話せないと通用しない」、と危機感をあおることで儲かっているのは英会話スクールや英話教材の販売元ばかりで、教室に通っている人たちの英会話が上手くなっているわけでも、その英語が実際に役に立っているわけでもない。
何十年も前から同じことが言われ続けているにもかかわらず、英語が話せる日本人がほとんど増えていないというのは、単純に、日本に暮らしていて英語がどうしても必要になるほどの状況がまったく無いからだろう。
ほんとうに英語を習得する必要があるのは、筆者が言うとおり、仕事で海外赴任するなどの理由がある、人口の1割にも満たない人たちだけだと思う。
「英語は道具であり、学問ではない」、という主張も、その通りだと思った。いくら英語が上達しても、それは道具の使い方が上手くなるということで、思考力の根本が滋養されるような種類の学問とは違う。
日本人というのは、学問を突き詰めていくにあたって、母国語である日本語だけを使用して最先端のところまで行き得るという点で、世界的にも例外的に幸運な環境にあると思う。
日本語ほどボキャブラリーが豊富ではない言語がネイティブの場合、学問が高度な段階に達した時に、それを表現する言葉が母国語に存在しないために、他の言葉をいったん通して理解や表現をしなければいけないという事態が起こる。
僕自身は、日本語では表現できない限界というものを今までに感じたことはない。もしそういうことがあるとしたら、それは、日本語のボキャブラリーの少なさのせいではなくて、自分自身の思考力や母語運用能力の問題だ。
時間は有限のものであると考えたとき、必要以上に英語の勉強に時間を費やすよりは、日本語による表現の幅や思考を拡げる勉強をして、外国語については、どうしても必要な場面になれば自然に身につくものと割り切ったほうがいいと思った。
英語を勉強しなければいけないと思っている人に対して、断言しておこう。
日本人で英語を必要とする人は、たったの1割しかいない。残りの9割は勉強するだけムダである。(p.27)
英語を日常的に使っていれば上達は早いが、日本では使う場所がないので話せるようにはならない。水泳のフォームをいくら陸上で練習しても、水の中に入らないと泳げるようにはならないのと同じである。
そもそもグローバル化が進んでも、市民レベルで日本人が外国人と交流する機会が増えることなどない。同じ国民同士ですら交流をもたないのに、なぜグローバル化が進むと、アメリカ人やイギリス人と交流するという発想になるのか不思議でならない。それは一部の限られた人間の話であり、普段の生活にいきなり外国人が入り込んでくることはないだろう。(p.38)
楽天の会長兼社長である三木谷浩史氏は、「いきなり明日から英語をしゃべれというのは無理な話なので、2年間の猶予を与える。2年後に英語ができない執行役員はみんなクビ」と宣言した。私が執行役員なら、早々に見切りをつけて逃げ出すだろう。(p.66)
英語さえ覚えておけば世界のどこに行っても通用するのだと思っているのだとしたら、浅はかな考えである。世界にはさまざまな言語があり、さまざまな文化がある。英語ができれば現地に溶け込めるわけでは決してない。(p.69)
英語は、コミュニケーションの道具に過ぎない。
日本人が日本語を話すように、英語圏に住んでいる人は英語を話す。ただそれだけの話である。
問題は道具の使い方よりも、話の中身なのである。(p.78)
学問は出世や就職のための道具ではない。英語は単なる道具であり、身につけても生きる力までは養えない。学び問えない勉強なのである。
これからの900時間は自分の好きなことや得意なことを追求するために学び、問うために使おう。
だからといって、何かのセミナーやカルチャースクールに通うのは学問するとはいえない。学校教育にすっかり洗脳された日本人は、通って学ばないと身につかないと思い込んでいる。だが、歴史の研究家の講釈を聞くより、書物を読むほうが自分なりの歴史観を養える。基本的に、スポーツ以外は人から習わなくても自分自身の力で学べるものである。学び問うのは教師に問うのではない、内なる自分に問いかけるのである。(p.100)
幼いころから多言語と接しているために、どの言語もまともに話せない、理解できないようになる状態を「セミリンガル」、最近では「ダブルリミテッド」ともいう。
幼児期に複数の言語を教えるのは、子供の発達や人格形成をわざわざ妨害しているようなものである。仕事の都合で海外に家族で移住するのならともかく、日本にいながら無理やりバイリンガルにする必要はないだろう。(p.138)
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(2011/9/11読了)著者の結論(英語不要論)には賛成できないが、個々の論点自体は別に変なことは言ってないので☆3つ。読書が大事とか、仕事ができない人に意味はないとか、そりゃ正論ですが、なんでまとめるとこの結論になるのかなあ。
【英語も仕事もできない→もとより論外。英語だけできるが仕事できない→不要。仕事だけできる→今後は英語力も求められる。仕事も英語もできる→今後求められる人材】でしょ?
約1300万人の日本人に英語が必要なんだとしたら(P29)、それって就業者数 約6000万人のうちの約2割でしょう?働いてる人のうちの2割は英語が必要なんだよ。そんでもって、今後の日本でそれなりの給料をもらおうと思ったら、その2割に入らないといけないわけでしょう?確かに、一生時給ン百円のスーパーのレジ係でいいでーす、ってんなら、英語は不要でしょうけど、ホワイトカラーでいるためにはその2割に入って英語が使えないとダメな時代になってくわけじゃんか。
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相変わらず、英語を習うより本を読め、という主張。海外に行きたい人にとっては、やはり今まで通り英語を習う必要がある事に変わりはないが。
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サラリーマンから転進するに当たって、時間を無駄にしないために英語は捨てることにしたが、正しかったことを確認することができた。
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ちょっと前に読んだのであまり記憶にないのだが・・・
結局来るか来ないかわからない機会(道を外人にたずねられるとか)を憂いて英会話学校に通うなとか色々辛辣に書いてある本。
日本語で文献は豊富に読めるんだし、みたいな。
でもこの本、9割いらないっていうけど1割には必要だって書いてある。
本当その通りだと思う。凡人が9割ってことだよね。
一年間語学学校に勤めてつくづく「みんながみんな話せなくてもいいのでは?」と謎の結論に至ったので、そこは共感できる。
(誤解のないように言っておくが、語学学校の生徒さん達はモチベにあふれ応援したくなる!口だけの人よりよっぽどいい)
しかし結局誰に響くための本なんだろう・・・
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概ね賛成。日本人で英語が必要なのは一部の人だけ。ただ、著者の言及(批判)している日本の英会話の本が古すぎるように感じた。例えば、著者が日本の英会話の本によく載っているフレーズとしてあげている「go dutch」という表現は、僕はみたことがない。最近の英和会話の本は、フレーズも新しいし割とよくできていると思う。
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貿易立国のイメージとは裏腹に、意外に大きな国内需要によって成り立っている日本に於いて、本当にビジネスで英語が必要な人はさほど多くない。自分自身、3年ほど外資系の会社にいたのでその間は必死で勉強したが、辞めると同時にほとんど英語を使う機会はなくなり、スキルもモチベーションも低下した。ただ、また必要になれば覚えればいいと割り切っている。
著者は英語の必要性を現実的に捉え、それよりも各自に固有のスキルを磨くべきだと看破する。英語というのは必要最小限で構わない。英語ができることだけでは武器にはならない
何となく惰性で続けていた英語学習をいったん止める決心ができた。
語学に留まらず、文化論としても興味深い内容。