紙の本
母へプレゼント
2012/07/30 14:11
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投稿者:MOG - この投稿者のレビュー一覧を見る
母が少女時代に読んでいたく感動したらしく、(ただ、感動したのは亡くなった人に
なりすまして脱獄し、お宝を頂くところらしい)ドラマや映画まで見たと言うので
母にプレゼントしました。
少女時代と、老年に差し掛かって読むのとはまた印象が違うと思いますが、
また新たな読後感を持ったようで、感動していました。
私自身は、↑の宝を横取りの部分が好きではないので読んでません。。
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前半で特筆すべき所というと謝肉祭の雰囲気だろうか。競馬のシーン等、街の全てが祭りを熟知し、誰に指図されるわけでもなく流れるように進む祭りの様子は感動を禁じ得ない。騒がしい祭りである筈なのに、何かしら儀式のように粛々と進んでいるような印象を受ける。
その謝肉祭の間にアルベールはモンテ・クリスト伯爵と懇意になり親交を育む(一方的に恩を受けたとも・・・)。そしてその関係は、謝肉祭が終わる際に事件に巻き込まれたアルベールをモンテ・クリスト伯爵が助け出す事によってさらに深いものとなる。
結果、アルベールはモンテ・クリスト伯爵に助けられた事に対して恩を感じ、何かしらのお返しが出来ないかと持ちかける。モンテ・クリスト伯爵はこれを待っていたとばかりに、パリ社交界への足がかりとなる事をお願いする。全てはこの為に計算されていたかのように。
それからシーンはパリへと移る。約束通り、パリでの足掛かりを得たモンテ・クリスト伯爵は劣らぬ俊敏さで各方面へ触手を広げてゆく。まるで、黒い滲みがパリにじわりと広がるような印象を受ける。
目的となる人物達、フェルナン・ダングラール・ヴィルフォールそれぞれと面会も果たし、少なからず印象を与え彼らの生活に食い込む切欠を作っていった。(正体は全くばれていないっ!)
第三巻では、ヴィルフォールに到達した所までだ。
この本を読んでいて一つ分からない事があってちょっと残念だ。それは、お金の単位。
お金持ちっぷりを披露するとこで「***万フラン!」とか言われても、実際どれほどの額なのかが良く分からない・・・・。
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ローマで盗賊に誘拐されたアルベールを救出するモンテクリスト伯。
これを足がかりに、3ヵ月後パリへの社交界に現れる。その類稀なる知性や哲学、莫大な資金等を駆使し、復讐すべき3人に近づく。
フェルナンと合うシーンは、読んでいて緊張しました。(正体は全然ばれていない)
謝肉祭、社交界等、何処か華やかな要素が多い物語の中で、誰にも気付かれず、忍び寄る暗い何か――何処か不吉めいた伯爵の存在が魅力的。
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借本。
続きが気になって、どんどん読んでたら、
あっという間に読み終わってしまった3巻。
復讐の物語にハッピーエンドはないのはわかっているが、
今からラストが気になってしかたない。
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大きく場面転換したこともあって、少しだるくなってきたのだが、後半になり、これまでの話とリンクし始めるにつれて、またわくわく感が増していった。ここからの展開がいったいどうなるのか。非常に楽しみである。
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モンテクリスト伯によって命の危機を救われたアルベールは、モンテクリスト伯を自宅に招く。それを機にモンテクリスト伯は、フランス上流階級・社交界への足がかりを築く。
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【概要・粗筋】
ローマの謝肉祭見物に訪れたフランツとアルベールは、同じ宿に滞在しているモンテ・クリスト伯と知己になった。ところが、アルベールはルイジ・ヴァンパという山賊に身代金目的のために誘拐されてしまう。身代金を用意できないフランツは、伯爵に助力を求めたところ、ヴァンパに恩人であった伯爵によってすぐさまアルベールは助けられた。伯爵に心酔したアルベールは、パリでの再会を約束する。
【感想】
150年以上前の作品だが、大衆向けの作品だけあってテンポよく話が進んで飽きさせない。それでも、第三巻はエドモンとメルセデス、ダングラールらの再会が読みどころというぐらいで、他は特に印象には残らなかった。この巻はエドモンがパリに到着し、主要な登場人物が簡単に紹介されて終わったという感じで、顔見せの巻と云ったところか。
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ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。
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主人公ダンテスを陥れた、嫌なやつらの嫌な部分をどんどん明らかにさせる3巻。
早くスカッとさせてくれ!と思いつつ4巻へ。
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モンテ・クリスト伯「ジェバンニが一晩でやってくれました」
アルベールとその仲間達「な、なんだってー!」
的な展開が続いて飽きかけたけど、やっと復讐対象の3人に接触。3人それぞれにキャラを使い分け、相手が気付かない所から絡め取るように、相手にとって一番苦痛となる復讐が始まるかと思うとワクワクする。
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ローマからパリにやってきて、やっと因縁のある人々と出会い。ただ、かつてのエどモン・ダンテスではなく、モンテ・クリスト伯として、パリは初めての田舎者として、本当の身元を知られずに、フェルナン・ダングレール・ヴィルホールと会い・・・
誰一人、伯爵がエドモンであることを見抜けるわけがなく、ただ1人、メルセデスだけは・・・多分、気付いた。
仇敵との再会と果たすと同時に、大恩あるモレル氏の家族との再会も果たした。
このパリで、今後、ダンテスはどのように復讐を果たしていくのか?
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一巻からの役者たちが再び揃いつつ、今後の伏線を不気味に張り巡らしつつある、緊張感みなぎる第三巻であった。
主役の表情描写がだいぶ増えてきたが、「画匠もその筆をすて、心理学者もその解釈に望みを絶つであろうと思われるような微笑」ってどんなん?
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復讐の準備に余念が無い
2013/02/23図書館から借用;02/28朝から読み始め;03/03午前中で読了
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モンテ・クリスト伯としてパリに戻ってきたダンテス。フェルナン、ダングラールの令嬢、子息との交友を深めながら徐々に復讐相手に迫ってくる。目が離せない。
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本格的に復讐の準備に取りかかろうとしているのだろうということが分かる第3巻。伏線を広げているのは分かるのだが…なんとなく読まされている感じがいなめない。ハラハラしたり、ワクワクしたりする箇所が少ない。メルセデスやダングラール、ヴィルフォールに出会うシーンもなんとなく淡々と描かれていてドキドキがない。まぁこのあと実はダンテスだと分かって驚くところまでの楽しみか。
あとは登場人物が多くなってきたことや、人間関係が複雑化してきて読んでで訳が分からなくなり何度も頭の中で関係図を思い返してしまった。みんな貴族で、なんらか成功して、子どもいたりなんだりで…
なんとなく読むモチベーションが下がりつつあるが4巻で盛り上がることを期待して。