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紙の本
武器としての決断思考 (星海社新書)
著者 瀧本 哲史 (著)
カオスの時代を生きていくうえで、仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか? 「自分で答えを出すための思考法」を伝授する。著者が京都大学で学生に教えている「意思...
武器としての決断思考 (星海社新書)
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商品説明
カオスの時代を生きていくうえで、仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか? 「自分で答えを出すための思考法」を伝授する。著者が京都大学で学生に教えている「意思決定の授業」を1冊に凝縮。【「TRC MARC」の商品解説】
東大×京大×マッキンゼー式「意思決定の授業」
本書は、私がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意思決定の授業」を一冊に凝縮したものです。今後、カオスの時代を生きていく若い世代にいちばん必要なのは、意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を身につけることです。もう過去のやり方は通用しないし、人生のレールみたいなものもなくなってしまいました。「答え」は誰も教えてはくれません。となれば、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくしかないのです。
仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか? この本で私と一緒に「自分で答えを出すための思考法」を学んでいきましょう。きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。【商品解説】
目次
- はじめに 「武器としての教養(リベラルアーツ)」を身につけろ
- ガイダンス なぜ「学ぶ」必要があるのか?
- 1時間目 「議論」はなんのためにあるのか?
- 2時間目 漠然とした問題を「具体的に」考える
- 3時間目 どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する
- 4時間目 反論は、「深く考える」ために必要なもの
- 5時間目 議論における「正しさ」とは何か
- 6時間目 武器としての「情報収集術」
- 7時間目 「決断する」ということ
著者紹介
瀧本 哲史
- 略歴
- (たきもと・てつふみ)
京都大学客員准教授、エンジェル投資家
東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用されるも、自分の人生を自分で決断できるような生き方を追求するという観点から、マッキンゼーに転職。3年で独立し、今世紀中には返済できないほどの借金を負ってしまった企業の再建などを手がける。また、他の投資家が見捨てた会社、ビジネスアイデアしかない会社への投資でも実績を上げる。京都大学では「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、教室から学生があふれるほどの人気講義になっている。「ディベート甲子園」を主催する全国教室ディベート連盟事務局長。NPO法人全日本ディベート連盟代表理事。星海社新書の「軍事顧問」も務め、本書が単著デビュー作となる。ツイッターは@ttakimoto
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著者/著名人のレビュー
20代、30代がすぐ...
ジュンク堂
20代、30代がすぐに使える武器となる教養を学べる1冊です。
ディベートの考え方を元に、正解ではなくいま出せる最善解を導くというのがこの本の趣旨で、この考え方はいまの日本にとても必要な考え方だと思いました。
正解を求めようとして、先送りにするということが日本ではよくあります。著者は『先送りするということは「決断しないという大きな決断」をくだしたということだ。』といっています。この言葉にはドキリとさせられ、自分の中で先延ばしにしていたことはすぐに決断しなければ!という気持ちになりました。
この本を読んだことがきっかけで大きな決断をくだしたという人が、私の周りには何人もいます。この本を読んで、先延ばしにしていることに決断を下してみてはいかがでしょうか?
紙の本
ディベートは意思決定に至る過程の一要素
2012/01/26 00:03
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:生き残りに悩む中高年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
意思決定に至る問題解決プロセスの一要素としてディベートは有効である。特に、研修や講義においてゲームとして勝ち負けを競わせるような体裁をとる場合には、訴求力があると思われる。
ブレーンストーミングやKJ法、シナリオライティング、TOWSマトリックス、そして、米軍や自衛隊のフィールドマニュアルなど。古くから意思決定に至る問題解決のためのツールはいくつも提案されているし、実際に使用されている。
これらのツールの一つとして、ディベートというツールは有効であるし、特にリーダーを目指すビジネスパースンには必須のものであろう。その有効性を提示した筆者には拍手を送りたい。
実際に、裁判ではディベートが実施され社会的な意思決定が下される。しかし、注意しなければならないことは、意思決定に至るプロセスにディベートを用いることができない場合あることだ。
災害対処や軍事作戦のように、事態が時々刻々と変化する場合には、むしろ無益である場合があることに留意しなければならない。
軍隊や警察では、不十分な情報の中で果断に決断していくために指揮官がいる。参謀が限られた時間内に分析し意思決定は指揮官が行う。それに対し参謀が反論することは許されない。
そうでなければ時機を失するからだ。時機を失した決断ほど無益なものは無い。
紙の本
悩んだときの暇つぶしとして最適な方法
2011/12/30 09:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
考え方の手順について知らない人が多いのは、知らなくても済むから、ではないだろうか。いや知っていることのメリットを知らないだけだろうか。
「一生役に立つ」思考法の武器と著者は豪語するが、役に立つかどうかは、その人しだい。著者が最終パラグラフで「最後の最後は主観で決める」とずっこけたことを言っているとおりである。
たしかに「(著者の言う)脊髄反射で意見を言い合う」より「最善解」を求めるための本書の手法は面白いし役に立ちそうだ。だが人を動かすものは、その脊髄反射から発せられた感情ではないだろうか。したがって最善解を得て決断したとしても行動に至らないことが多々あるのではないだろうか。
決断の前に漠然としたイメージの中で悩むより、理路整然と悩むほうが健康的ではある。
しかも本書で紹介している「火事を減らすためには、消防車の出動回数を減らすべきだ」、「レーシックを勧めておきながら眼鏡をかけている眼科医」と似た事例には引っかからなくて済む。とくに「多数意見が正しいという保証はまったくありません」とする結論に至る検証は、流されがちな行動を考えなおすきっかけを与えてくれている。
ただし人は既に決断をしているのである。その正しさを求めて悩んでいるだけだ。
変化に対する恐怖を乗り越える理屈がほしいのである。行動を変える躊躇を乗り越える根拠を探しているのである。でなければ決断を先送りできる余裕のある状況に他ならない。
過去を振り返って悩む時間、未来を思って考える時間があるのは、それだけ暇がある人間らしい生き方でもある。今回は著者の「裏をとるのではなく、逆をとる」というアドバイスにしたがってみたものの、これも本書にある「ひとりでものごとを決めようとすると、ゆがんだ答しか出てきません」といったところか。
紙の本
ディベート...本質はそこではない。
2011/12/13 08:12
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
国や会社という「箱」に守ってもらう、それに頼ることがもはや期待できない、期待しちゃいけない時代になってきた。それに対応するして「生きて」いくにはどうしたらよいのか。そんな時代に「あるべき」姿を解説。
京大での授業を本書で再現!ということらしいです。内容は「ディベート」思考で、ひとつひとつの課題をクリアしていこう、というもの。そもそも「課題」であるのかどうか、という定義から、議論の組み立て、反証、肉付け...そして「決断」。日本では馴染みがないが、ゲーム的な「ディベート」の取り組み方、そこから自分ひとりでも、同様の考え方の組み立てをすれば、「今の最善解」に近づける...
いわゆるノウハウ、ハウツー本です。 著者が繰り返し述べておられますが、「正解」のない中で、それに近付くにはどうしたらよいのか、「今の」最善解を求める手段として、このような考え方は「あり」なのでしょう。自分という個人がどのような「武装」をしていくのか、が重要であることは、本書を読むまでもなく、理解です。
否定するようなところはまったくないし、このような「技術」を体得すれば、一段階上がれるだろうなあっていう感覚はあります。ありますが、なんだか「疲れそう」な印象も同時に持ってしまいました。この感覚自体、ダメな証拠、と言われればそれまでですが、「ディベート思考」ですべてを考えることは、自分にはかなり高い壁のような気分です。
この感覚を持つと、 たとえばダイエット食品の広告に騙されないで済む、という指摘がありました。「飲むだけでやせた!」という体験者は、当然にそのサプリメントだけではなく、その他の努力も併用しているはずであり、そこに因果関係はない、と。
確かにその通りなのですが(自分がその手の広告の発信側にいるから、というわけではありませんが)、 「メリットだけでデメリットを示さない」というのは、議論の流れからすると「X」なのでしょうが、ある意味そこに「夢」を提供しているわけで、けして「騙そう」ということではないのです。また、それを「信じる」という気持ちになることだって、(ロジカルではないかもしれませんが)大事なことだと思うのですね。「裏」を分かった上でアクションするのか、単に鵜呑みするのか、という違いを指摘されているのだとは思いますが、「信じるものは救われる」っていうのも、無視するものでもないかな、と。
これは本論ではないのですが、「決断」のための考え方にはもちろん同意です。そして、決断のための知識、そしてそのあとの行動、これらがすべて実行されてはじめて意味をなす、というのも。
そうなんですね、「ディベート」の考え方を説明してもらっていますが、実はシンプルなところ、「知識・判断・行動」という、すでに何度も言われてきていることなんですね。
分かっていながらできない、しない。ここに問題があるわけで。その「できない」ボトルネックは何なのか、っていう方が自分には大事だなあ。テクニック的なものは、「自分にあったもの」を選択するしかないからね。それが「ディベート」思考であるならばそうすればいい。シンプルに考えましょう。
【ことば】自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく
本書のテーマ。本来はそうあるべきで、いつのまにか「誰かの傘」にいれてもらって満足、という時代が終焉を迎えつつある。本書は若者に向けてのメッセージだけれども、この言葉の重みは、実はある程度「楽」をしていた時代の経験者にこそ響きます。要は「主導権」を握ることだと思う。会社に手綱握られて、という時代と、あきらかにそうではないという未来。過去を知る世代にこそ、必要な考え方ですね。
紙の本
ディベートの必要性
2012/02/06 09:28
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らりるれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一代で築き上げた多くのIT企業においては、いわゆるワンマン経営が行なわれており、カリスマ的ジャッジ、鶴の一声によって財を成してきているであろう。よって社内での意思決定手段としてディベートという手法が適切でない場合もあるであろう。ただし、企業の視点と消費者の視点からサービスを作り上げていく為に消費者とのディスカッションという視点で議論は意義がありそうだ。
紙の本
「京都大学最強授業」との宣伝につられて購入しました。
2012/04/01 22:35
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
「京都大学最強授業」との宣伝につられて購入しました。
不確実性の時代、社会のあらゆる場面でどのように決断をしていくとよいのか、ということを大学の講義形式で解説している本です。
内容は
1時間目 「議論」はなんのためにあるのか?
2時間目 漠然とした問題を「具体的に」考える
3時間目 どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する
4時間目 反論は「深く考える」ために必要なもの
5時間目 議論における「正しさ」とは何か
6時間目 武器としての「情報収集術」
7時間目 「決断する」ということ
これらを順を追って読んで行くと、最終的には論理的思考が身につくということです。
しかし、著者がこの本で教えたいと考えているのは、論理のための論理ではありません。たしかに、本書を読んで行くと、相手を論破する技術が身につきます。
ただ、大切なことは本書の中でも、再三出てくる「日頃から、知識を判断、判断を行動につなげる意識」が大切です。実践を前提とした決断のための論理を導き出すための方法だということなのです。
また本書では、決断する時の心構えにも触れています。すなわち、本書の中で紹介されている反論を繰り返した結果、出た答えは、あくまで「いまの最善解」であること。そして、最後は「主観」でしかないということです。
人間社会で生きている以上、様々な決断をする場面に遭遇することになりますが、論理的な思考テストをした結果を踏まえて、最後は「自らの意志」によって決断することが求められるということでしょう。
20代に読みたい本ベスト1という謳い文句で売られていますが、社会人経験が長い人にもお勧めの一冊です。
龍.
紙の本
脳内議論の必要性。
2012/03/06 21:59
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は京都大学の講師。たぶん若い人(高校生~大学生)向けの本。ツイッター上で「先生の本を買いに書店に行った」との発言を見かけ、その発言者やその周囲にある紹介内容から興味を持ち購入。わたしが個人的に大好きな声優の朗読本を出している出版社が初めて出版した新書であることからも興味をそそられた。
この世界を生きるためには脳内で思考する習慣が絶対に必要であり、その習慣はいわば「武器」である、その武器をきみたちに提供しよう、という内容である。(ですよね?)
現在ではネットで検索すればほとんどどんな知識でも得られる。広く狭く・浅く深く、誰でも自由に。だが必要なのは実は知識ではない。脳内やリアルで思考・議論する際に武器になるのは知識を運用する力量と思考法である。
知識は前提に過ぎない。知識を組み合わせて自分の進むべき方向を探る力と、踏み出すために決断する力が必要である。その力を手に入れ、磨くための方法を、例題も出しながら紹介する。
自分の欲求や偏見に都合の良い事実(知識)をつなげるのではなく、反対意見を自分で組み立てて脳内できちんと議論するにはどうすれば良いか。それをわかっていた方が良い、というか、わかっていなければ話にならない、そのことをきちんと教えてくれる。読むだけでは完結しない、作業が必要な、素晴らしい本。
紙の本
ディベート思考で未来を切り開く
2012/01/23 22:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
意思決定にはディベート思考が最適であり、
人は日々、大なり小なりの意思決定を繰り返して生きてく。
今も未来も変化の激しい混沌とした社会、
のほほんとレールの上にいても待ってるのは最悪のシナリオ。
そうならないために、
ここでは未来を切り開くための武器として、
決断思考を学ぶことができる。
具体的に考える。深く考える。メリットデメリットを考える。
最善解を導き出すことで、行動にうつさなければならない。
「自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく」
ここにすべてが凝縮されている。