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商品説明
反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。完全密室での殺人。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ、介護者のみち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す。完全密室の殺人、リハビリ施設での怪事件、老人ばかりを狙う連続通り魔、銀行強盗犯との攻防、国会議員の毒殺事件など、5つの難事件に挑む連作短編ミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
「要介護」認定を受けた老人・香月玄太郎は、不動産会社を興し成功を収めた社長。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。頭の回転が早く口が達者な玄太郎は、犯人捜しに乗り出すのだが…。〔「さよならドビュッシー前奏曲」(宝島社文庫 2012年刊)に改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
要介護探偵の冒険 | 5−70 | |
---|---|---|
要介護探偵の生還 | 71−136 | |
要介護探偵の快走 | 137−203 |
著者紹介
中山 七里
- 略歴
- 〈中山七里〉1961年岐阜県生まれ。会社員。2010年「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞受賞しデビュー。著書に「おやすみラフマニノフ」「連続殺人鬼カエル男」など。
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紙の本
リアリティには多少欠けるが、楽しいミステリ
2015/09/18 16:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
要介護、車椅子の身でありながら頭脳と口は一切衰えを見せず、人を罵る時の凄まじさは半端ないという破天荒じいさんが主人公。探偵というが、探偵役を名乗っているわけではなく、ただ話の流れで事のからくりを読みとったり言い当てたりする。その加減があざとくなく、自然でよかった。
ただ、主人公がなぜか警察を意のままにするなどの不自然さはあるし、話自体も都合よく運びすぎるきらいはあった。それでも、どうしようもなく気になるほどではないし、全体としては話に起伏があり、楽しめた。