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千年ごはん (中公文庫)
千年ごはん
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書店員レビュー
歌人、東直子さんの食...
ジュンク堂書店福岡店さん
歌人、東直子さんの食エッセイ。
東さんが綴るからにはそこにはそっと短歌も添えられている。
丁寧でやさしい文体。
ごはんはゆっくり噛みしめて食べたくなるようなものばかり。料理というよりも、素材について触れてあるものが多い。
この本をよむと、料理をつくりたくなる、というよりは
お母さん、お父さん、おばあちゃん、ともだち、こいびと。
親しいひとに作ってもらったごはんを食べたくなる。
茶がゆ、うどん、白和え、おそうめん、目玉焼き。
簡単なものでいいから、誰かの手が加わったものが。
あと個人的には「バナナキャンドル」なるクリスマスケーキが気になります。
小さめのスポンジケーキにバナナを1本さしてクリームを塗りたくり、
バナナのてっぺんにイチゴをのせたものらしい。
いちどつくって、わくわくしてみようと思う。
文庫担当 弥益
紙の本
東直子氏による日々のおだやかな風景を鋭い感性で切り取り、そこに詩を添えたエッセイ集です!
2020/09/17 09:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『とりつくしま』、『さようなら窓』、『ゆずゆずり』、『薬屋のタバサ』、『らいほうさんの場所』などの話題作を次々に発表されている歌人であり、小説家でもあり、脚本家としても知られる東直子氏の作品です。同書は、山手線の中で出会ったおじさんのクリームパンに思いを馳せ、徳島ではすだちを大人買いなど、これまでも、これからも、連綿と続く日常のひと皿に短歌を添えたエッセイ集です。著者が、日々のおだやかな風景を歌人ならではの鋭い感性で切り取った食物を中心にした興味深いエッセイ集となっています。