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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 184件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/11/25
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/232p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-100012-0

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文庫

紙の本

鬼の跫音 (角川文庫)

著者 道尾 秀介 (著)

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており…(「〓(ケモノ)」)。同級生のひどい攻撃に怯え...

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鬼の跫音 (角川文庫)

税込 565 5pt

鬼の跫音

税込 550 5pt

鬼の跫音

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商品説明

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており…(「〓(ケモノ)」)。同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが…(「悪意の顔」)。心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作。【「BOOK」データベースの商品解説】

ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。心の鬼に捕らわれた6人の「S」が迎える予想外の結末とは。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕。人の心の哀しさと愛おしさを描き出す、著者の真骨頂!【商品解説】

収録作品一覧

鈴虫 5−37
【ケモノ】 39−83
よいぎつね 85−113

著者紹介

道尾 秀介

略歴
1975年生まれ。04年「背の眼」でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、11年『月と蟹』で直木賞を受賞。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店秋田店

この作品は怖い。 ホラーとい…

ジュンク堂書店秋田店さん

この作品は怖い。
ホラーというジャンルではない(と、個人的に思います)が、恐い。
描かれているのは、人の心の奥底に眠っている、哀しい狂気です。それは静かに彼らを襲うのです。
私は五話目の「冬の鬼」を、外で雪がしんしんと降り積もる中で読みました。良い意味で後悔しました・・・。
雰囲気が伝わりすぎて、鬼の跫音が今にも聞こえてきそうな気がして・・・。
というわけで冬にぜひ・・・という気持ちはもちろんありますが、季節は問わず、静かにゾクっとしたい方にオススメです。

秋田店 文庫担当

みんなのレビュー184件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

鬼が出て来てくれたほうが、よっぽどこわくない

2012/03/13 18:39

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

暗い。怖い。救いがない。新聞に載るような事件の当事者が味わっている感じを文章にしたらこんな感じなのだろうかと思う。文章はとてもうまい。具体的で無駄がなく、そこにあるすべてのものが目に見え、耳に聞こえ、鼻で臭いが嗅げるようだ。登場人物の抱く感情はどれもはっきりと表情で示されている。だから、一人称の主人公の日常のやりきれなさや、劣等感や、みじめさなどが、ひしひしと伝わってきて、ある日、狂気のような行動にかられるのも、納得できる。それだけに、恐ろしい。狂気の行動にかられたその先にあるのは、孤立、隔絶、冷たさ、侘びしさ。

もっとも、すべての主人公が、犯行後、日常から切り離されるのではない。一見、幸福な結婚をして円満な家庭を築いて平穏に何年間かを過ごす者もいる。必ずしもみじめで孤独な主人公ばかりではない。

6編の短編のそれぞれに、鴉が登場する。鈴虫や蝶などの生き物の使い方もうまい。また、叙述に工夫が凝らされていて、終わりのほうで、あっと驚くどんでん返しもある。たとえば、日付が過去にさかのぼっていく日記で、初めはガラスの引き戸に新聞紙が貼られていることがさらりと書いてあって、何かでこわれたのかなと思うと、また次に、食器戸棚のガラスにも新聞紙が貼られていると書いてある。そして最後に、なぜそんなことをしてあるのかという理由が明かされるのを読んで、あわてて読み返す。引き戸と食器戸棚のガラスの記事の間に、勝手口に鏡を捨てた話があった。そこを読んだときには、ただ、鴉がそれで嫌がってやってこなくなったという話に注意が向いて、引き戸や食器戸棚のガラスとは結び付けていなかった。すべての理由を知って、初めて、そうだったのか、やられた、と思った。

どの小説にも、「不吉」だとか「凶」だとかいった言葉は出てこないが、そういう言葉が表わすものの雰囲気だけが取り出されてつきつけられているような感じがする。「不吉」だとか「凶」だとかの言葉を使ってもらった方が、よっぽど、こわくない、気持ち悪くない、恐ろしくない、と思うほどだ。

読んだあと、厄落としでもしたくなって、書評をしておくことにした。

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紙の本

くろくろくろ

2016/05/26 22:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

あらすじにある「刑務所で作られた椅子」に引込まれ、よしこれを読もうと。6つの短編集。すべてSがらみ。どのSも狂気と哀しさをまとう。『ケモノ』が一番面白かった。冒頭の『刑務所で作られた椅子』の話でもあるし。もうとことん虚無。やるせなさとか切なさなんて遥か彼方に行ってしまっている。この小説を読んでから、『向日葵の咲かない夏』を読んだ方がよかったのかもしれないとふと思う。読み手を惑わし、落としどころがない黒い空洞を感じさせる話。慣れてしまえばどってことない。むしろ魅力的でもある。道尾氏に嵌るワケ、ここにあり。

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紙の本

やっぱり、人間が一番怖い

2019/01/28 16:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しーれ - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰の心の奥底にも生じうる残酷さに、私も同じかもしれないと心がザワザワする。道尾秀介の短編、好きだなぁ。

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電子書籍

あちこちで

2021/10/05 16:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

高評価を受けている作品なので気になって読んでみました。自分としては普通というか、昔ラジオで聞いてた夜のミステリー・書き下ろし競作シリーズとかを思い出す感じ?
そういうの好きだったってかたにはおすすめ。

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紙の本

泥々と

2017/05/20 18:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

怪談集だと思って手にとったら人間の嫌な部分を煮詰めたような作品集だった。こういうのは怖いよりキツい。

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紙の本

あっという間に読めます

2016/12/16 18:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森田トム - この投稿者のレビュー一覧を見る

どの話も嫌な終わり方なんです…。
じゃあだからと言って他の人に勧めたくないかと言ったらそんなことはなくて、テンポ良く読める短編集なので不気味な話で読書したい人の取っ掛かりには良いのではないでしょうか?
女性にとっては腹が立つようなシーンもありましたが…。

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2012/04/05 23:02

投稿元:ブクログ

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2016/07/08 14:50

投稿元:ブクログ

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2012/05/31 19:21

投稿元:ブクログ

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2014/11/18 21:16

投稿元:ブクログ

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2011/11/26 07:37

投稿元:ブクログ

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2014/09/02 09:55

投稿元:ブクログ

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2011/12/07 23:05

投稿元:ブクログ

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2020/11/27 11:26

投稿元:ブクログ

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2013/07/13 11:53

投稿元:ブクログ

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