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紙の本
クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門 (ファミ通文庫)
著者 石川 博品 (著)
「中野太一さん。キング・オブ・クズであるあなたに、曽我野三姉妹を攻略していただきたいのでシテ」—いつものように山背にくっついて屋上へ行った俺は、二六五五年から来た彼女、カ...
クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門 (ファミ通文庫)
クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門
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商品説明
「中野太一さん。キング・オブ・クズであるあなたに、曽我野三姉妹を攻略していただきたいのでシテ」—いつものように山背にくっついて屋上へ行った俺は、二六五五年から来た彼女、カマタリさんに出会った。でも俺、恋愛とか、ムリ。死ぬ。しかもそのターゲットの一人ってウチの学校のNo.1美少女じゃん。ムリ。死…ん?「強くてニューゲーム」?…俺、やるよ。クズだって…「モテたいんや!」日本中の男子諸君に捧ぐ、最弱ラブコメ堂々登場。【「BOOK」データベースの商品解説】
博品石川プレゼンツ『脱・残念系ラブコメ』堂々スタート!【商品解説】
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書店員レビュー
『耳刈ネルリ』シリー...
ジュンク堂書店千日前店さん
『耳刈ネルリ』シリーズの作家・石川博品さんによる新作。
今作は、未来から来たという少女・カマタリさんに半ば脅され、やって来る日本の
危機を救うために美人三姉妹の誰かと恋愛しなきゃならないというお話。
ただし、何かミスをしたら
デデーン
「アウトー」
でバック・トゥ・ザ・昨日のトライ&エラーラブコメディです。
ストーリーとしてはシンプルかつストレート、ライトノベルでは珍しくないかも
知れません。
ですが、やはりそこは石川博品さん。
斜め上の会話やふざけた語り口調がリズミカルに躍る中で、カマタリさんやヒロイン
との何気ないやりとりやちょっとしたしぐさが、えもいわれぬ柔らかな空気を作る。
そして、後半では持ち前の豊かな日本語表現が純度を上げ、等身大の青春恋愛小説の
姿を見せ始めていく。
シンプルでストレートだからこそ、表現力の高さが他と一線を画す作品になっている
んです。
テンションの高いラブコメと、純度高めの青春恋愛小説とが絶妙なさじ加減でミックス
された、自分を卑下していた少年(クズ)がみるみる等身大(それなり)になっていく
作品。
もっと注目されても良い作家です。
(卯)
紙の本
過去の作品に比べるとマイルド。
2012/01/24 01:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:霜柱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
割と深刻に駄目でクズな高校生の主人公の元に現れた未来人カマタリさん。
主人公が時間をループ(というかリセット&ロード)しつつ、未来を変えるためにモテ男になったる!というお話。
同作者の前作に比べると、かなりマイルドで一般向けになっている感じはしますねー
作者の独特のテイストは残しつつなので、それでもだいぶ個性的ですが。
メタなネタが多めなので、その辺が苦手な人は注意をば。
紙の本
密度の濃いラノベらしいラノベ
2011/12/03 20:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ループモノや、ドタバタラブコメテイスト、多岐にわたる細かなネタをふんだんに盛り込んでラノベらしいラノベに仕上がってます
よくありそうなスタイルの割りテンプレ感はなく、しっかりオリジナリティを残している
テレビネタ・ゲームネタ・歴史ネタetc の密度の濃いこと
ストーリーも文字道理あっちこっちの飛びながら、ループモノ・リトライモノとしてしっかり纏めて来ているのが流石
ラノベを書かされている・流行に押し流されているような作品でない、自分なりにラノベテイストに処理して作り上げているすこし古いタイプのラノベという感じ
以前のハジケた感じは弱まっていますが、これはこれでかなり良いです