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商品説明
思い返せば、悲しく、虚しく、そして激しい。長春、ビエンチャン、東京…三つの都市の間をあてもなく迷走していた私の二十代。父の足跡をたどる旅と並行して進んでいたもう一つの物語。何度も脱線を繰り返し、あちこち寄り道しながら、各駅停車の旅のように進んでいった青春の日々—。著者の中国留学中の書かれなかった、もうひとつの物語。大宅壮一ノンフィクション賞・受賞第一作。【「BOOK」データベースの商品解説】
長春、ビエンチャン、東京…。3つの都市の間をあてもなく迷走していた20代。父の足跡をたどる旅と並行して進んでいたもう1つの物語とは。各駅停車の旅のように進んでいった著者の青春の日々を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
城戸 久枝
- 略歴
- 〈城戸久枝〉1976年愛媛県生まれ。徳島大学総合科学部卒業。吉林大学に留学。ノンフィクションライター。「あの戦争から遠く離れて」で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞を受賞。
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紙の本
ドラマ化・映画化を熱望する!
2021/05/28 20:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者である城戸久枝さんの,留学時代の恋愛を記録した一冊。
昨夜,帰宅すると届いていたので,少し読み始めたところ,そのまま一気に読み終えてしまった。
若く不器用な二人の恋は,読んでいてどこか懐かしく,悲しく,切ない。
後半,サエがドゥンを追ってラオスに行ったあたりから,涙なしでは読めなくなった。
誰もが通り過ぎる青春の思い出。そう言って片付けてしまうこともできる話。
でも,そんな個人的体験をこれだけの本に仕上げるところに,城戸さんの力を感じた。
たまたま舞台が海外で,登場人物が外国人というだけ,との声もあるが,私には,この話が国内での日本人同士によるものであっても,作品としてちゃんと成立すると思う。私小説の才がおありなのだろう。