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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 189件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/11/22
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/262p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-217398-8

紙の本

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

著者 東 浩紀 (著)

グーグルやツイッターからルソーを読み替え、「一般意志」の新しい定義に迫り、非人格的な、欲望の集約だけが粛々と行われる「もうひとつの民主主義」の可能性を説く。『本』連載を書...

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一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

税込 1,980 18pt

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商品説明

グーグルやツイッターからルソーを読み替え、「一般意志」の新しい定義に迫り、非人格的な、欲望の集約だけが粛々と行われる「もうひとつの民主主義」の可能性を説く。『本』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

18世紀のルソーの見た夢が現代社会で実現する! グーグルやツイッターなど、人々の無意識を可視化する情報技術を使い民主主義の組み替えへ──。政治の新たな可能性を拓く大胆な構想。


「一般意志」。フランスのみならず世界を代表する思想家J・J・ルソーが18世紀半ばに『社会契約論』の中で唱えた言葉です。しかしその意味するものの難解さから、これまで、さまざまな解釈がなされてきました。
東さんが本書で展開するのは、このルソーの唱えた「一般意志」は、21世紀のいまこそ実現し得るという大胆かつ斬新な論。ルソーの一般意志をあえてベタに読み込み、それを現代に適用するとはどういうことか、探求します。そして、「人々の無意識を現代の情報技術を駆使することで可視化し、それを政治に反映することこそが、一般意志の実現につながる」と述べるにいたるのです。
そしてそのアイデアは、いまやさまざまな局面で行き詰まっている、いまの民主主義、政治を突破する可能性に満ちています。
私たちの多くは「何か問題があれば、議論を尽くしたほうが民主主義的でうまくいく」と思っていないでしょうか? でもそれは本当のことなのでしょうか? 昨今の政治の機能不全を見ていると、私たちが信じてきた民主主義の形はすでに賞味期限を過ぎているような気さえします。
本書では情報技術を実装した新しい民主主義、政治の道を提示することで、日本の社会に新たな一石を投じるものなのです。
雑誌連載時から大きな反響を呼んだ注目書、待望の刊行です!!【商品解説】

目次

  •  

著者紹介

東 浩紀

略歴
〈東浩紀〉1971年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。哲学者、作家。早稲田大学文化構想学部教授、東京工業大学世界文明センター特任教授。著書に「動物化するポストモダン」等。

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著者/著名人のレビュー

ルソーの「一般意志」...

ジュンク堂

ルソーの「一般意志」を数学的な存在だと捉え返し、その技術的な可視化を進めることが、情報社会の進歩に寄り添いながら民主主義の起源に立ち戻ることでもあるとの東の主張は、説得力を持つ。熟議による民主主義の成立が困難であることにも、同意する。可視化された集合的無意識を「一般意志2.0」として熟議に対置しようとする展開にも、無理はない。
だが、東みずからが、すぐにそこから逸れていく。「集合知によって条文や政策を作れるとは考えて」いない東は、その作業をやはり少数の人びとの熟議に委ねるのだ。
「一般意志2.0」が熟議に対する抑制力としてのみ用いられるだけでは、一気に議論の新味や迫力が失せるのを感じる。更に、「専門家の議論がつねに大衆の呟きに曝されるようになれば、大衆の側の政治参加の実感も多少は復活するのではないか」などと言われると、東じしんのエリート意識さえ嗅ぎ取ってしまう。そうなると、「一般意志を、説得すべき大衆の意志というよりも、むしろ匿名的で集団的な「モノ」として、物理環境や財政と同じような物質的な制約条件として捉えるほうがよい」という提案が、東が意図したのとは全く別様の危うさを帯びてしまうのだ。

ジュンク堂書店新宿店

みんなのレビュー189件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

<一般意志2.0>はDDイデオロギー?!

2012/01/31 22:42

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T.コージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

●ルソー版一般意志からアップデートした<一般意志2.0>
 本書で再び注目を集めているのがフランス革命の契機となったルソーや社会契約論。本書のキッカケも、そこだ。ベンヤミンの<アウラ>やラカンの<対象a>がマルクスの<剰余価値>をヒントにして生まれたように、本書の<一般意志2.0>はルソーの<一般意志>をキッカケにしている。著者がバージョンアップというように<一般意志2.0>と<一般意志>は近く、本書ではルソーのそれは<一般意志1.0)>とされる。

 タイトルには「ルソー、フロイト」といったオーソドキシーとITを代表する「グーグル」が並び、本文でも相当量をさいて援用されている。特にルソーとその<一般意志>は本書のメインだ。一般意志については各章で繰り返し述べられるが、ルソーにもとづいた根本的な定義は以下のようなもの。

P44
全体意志は特殊意志の単純な和にすぎない。
しかし一般意志は、その単純な和から「相殺しあう」ものを除いたうえで残る、
「差異の和」として定義される。

 この<一般意志1.0>と(本書では)されるルソー版一般意志からアップデートしたのが<一般意志2.0>。本書の主唱するオリジナルな思想?だ。

●少数の専門家よりも多数のアマチュア
 <一般意志>の可能性に期待する<一般意志2.0>という思想。それを担保しているのはスコット・ペイジの思想?だ。本書のP31~32で紹介されている「多様性予測定理」と「群衆は平均を超える法則」の2つ(『「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき』で紹介されている)で、ある意味でルソーそのものより重要かもしれない。一言でいえば多数のアマチュアの意見は少数の専門家の判断より原理的に正しいというもの。衆愚がプロを超えるという事実を複雑系の研究から実証してしまったのだ。

 これはルソーの一般意志を発展的に実証したともいえる研究成果だろう。民主主義は全員参加が理想であり、全員の意志が何らかの形で反映されることは最重要な目標のはず。全員が全員であるほど(より多様であるほど)正しい意見と正確な予測が可能になるという発見は、既存の民主主義のイメージと大衆の概念をリセットし、それら(一般意志)を絶対に肯定できるものとして再把握させてくれる。

●感覚(モノ化)し認識(考える)する
 本書の<一般意志>を補強する重要な部分は『エミール』にも負っている。『エミール』は教育関係者なら必読だろうが、現在の日本の教育は『エミール』の真逆にいく可能性があり心配なところ。著者は他者の言い分が(を)モノ化する(させる)ことをエミールから援用して説いている。エミールの基本はシンプルで、理解力が未熟な幼少期には具体的な経験(だけ)をさせろ…いわゆる「消極教育」「実物教育」というもの。樹に登って落ちると痛いし怪我もする、不注意に走り回っていれば転ぶこともある…というように遊びや生活行動の中で具体的な経験をさせることにウエイトをおいている。行動させその結果との因果を考えさせることを繰り返し体験させる。感覚による体験とそこからの反省や考えることによって理解力、認識力を身につけていく…これが理想の教育だ。逆に幼少期に抽象的なことを教育すると理解力が歪んでしまう。神はいるとか国家は絶対だと教えると、その部分だけ認識が棚上げされ(絶対視され)客観的な認識ができなくなるからだ。典型的な洗脳でもある抽象的な価値判断をルソーは人間の間違いの源と考えた。ルソーが客観的な認識のリソースとしての百科全書(モノの列挙)に参加した理由がこれだ。宗教や王権という抽象的な世界観から百科全書的(モノ化し論証可能)な世界観への移行…フランス革命を準備したのは当然だろう。

 他者(の意志)をモノとし、その総体を一般意志2.0とする本書は、他者への絶対的な肯定と理解を前提としているといえる。コミュニケーションのいらない政治を主張し、他者への絶対的な肯定と理解を前提とするのが著者の主張なのだ。朝生TVで橋本大阪市長の政策や説明に対して、異議はないがどこかオカシイ、優しさがないと指摘した著者のセンシティヴな認識は、いまこそ貴重だろう。

●コミュニケーションを超える
 コミュニケーションが前提ならばコミュニケーションスキルが高いものが決定権を握る機会が圧倒的に多いだろうし、民主主義が多数決ならば常に多数派の意見だけが通る。そうやって能弁は寡黙に勝利し、51票は50票に勝ち続けるだろう。しかもアローの定理のように「民主主義は成立しない」ことを証明する数理的な結論を得ても、何も解決しない。それどころか既存の情況を正当化し現状保守を補強するだけかもしれない。

 そういった現実に対して、著者はオタクやアキバのローカルルールやAKBファンのようにDDを主張しているともいえる。DD=誰でも大好き…。圧倒的な他者への肯定が著者の主張の根幹にあるのだ。著者の仕事をオタク論議やサブカルレベルと見下す?ような有名な論者もいる。評価すべきは逆だと思う。オタクやサブカルを語れるからこそ根本から政治を語れるのだし、少なくとも従来の旧態依然としたスタンスとは違う。常に外部を肯定し留意する著者の視点は他の論者にはないものだ。著者がひきこもりでオタクだったらしいルソーから見出したものは大きい。

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紙の本

勢いで近代をアップデート。

2011/11/26 23:04

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしはこの時代に本書の初版を読むことが出来て嬉しかった。たぶん世界中のどこよりも近代化を求めて止まなかったこの国から、近代のその先のしなややかな未来のビジョンが生まれたからだ。そのビジョンとは、人間と動物の、意識と無意識の、生物と無生物の、その間からこぼれ落ちそうなモノとしての集合知=一般意志に沿って、ゆるやかに統治される未来の姿。

本書の描く未来。それは、WEB上に記録されるわたしたちの行動のデータベースから立ち上がってくる集合知を、現在の政治の外部にあるモノとして、すでに現れた前提として扱い、それに沿うように社会が水道局のように運営されていく未来だ。

WEBは無意識を可視化してしまうツールであり、言葉にされたもののデータ分析のみならず、言葉にもされていないGPSでの位置情報やメールの返信時間なども、分析すれば無意識の傾向値がわかってしまう。マネーボール化される生活は、人々の意識も無意識もデータに変換してしまう。そして一定の数に支えられたデータを無視することは誰しも困難で、わたしたちはすでに支持率に右往左往する政権や脱原発論争などでそのことを知っている。いやそれ以前からずっと、わたしたちの国では何をおいても空気の勢いが社会を動かしてきた。本書が提起するのは、その空気を現在の情報技術の勢いを駆使して高精度に可視化し、読み込んでしまって、空気というモノで動かす民主主義を仕組みにしてしまえばいいではないか、という凄まじい価値の倒錯なのだ。

でも、言われてみるとそれは実にスマートなガバナンスに思える。ドラッカーはマーケティングを「販売を不要にすること」と言ったけど、一般意識2.0の世界では、優秀な統計官がいて、市民にデータ請求権だけあれば、選挙という意思表示はいらなくなるのかもしれない。むしろ、理性の限界を悟らされる昨今、気合いで頑張りすぎなくても、体力が持たなくとも、みんなの意見が反映されやすい仕組みを技術で創りあげていくのは必須とさえ思える。

賢いだけでは切ない世の中にあって、ネットに溢れる共感や憐れみの渦が、社会を支える源泉になっていることを、震災以降のわたしたちは感じ取っている。わたしたちはそれなりにバラバラでいながら、同じ社会を生きている。これからのビジョンを抽出した著者に感謝しつつ、バラバラな自由を享受しながら、ゆるやかに繋がっている未来社会を、出来ることなら生きているうちに見てみたいと、切に思う。

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紙の本

魅力的な「夢」体験をしよう

2012/02/10 03:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ギンギラギン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、ルソーを読んだことがない人、哲学・思想にあまり触れたことがない人にでも理解できるように、分かり易く書かれています。しかし、その内容は非常に高度です。

 ルソーのいういまいちよく分からない概念とされてきた「一般意思」を再定義し、インターネットの発達しつつある現代においてその「一般意思」は手に取れるようになるのではないか、そしてその「一般意思」を使って新しい民主主義の形を考えようじゃないか、という内容です。

 ルソーの「一般意思」を再定義する過程で、まず「社会契約論」の読解が行われます。
 そこでは、なんとなく一般的に考えられていたものとちょっと違う「社会契約論」が現れてきます。そこも面白い。

 その先に、著者の考える新しい民主主義の形が示されます。
 そこに示される新しい民主主義は、一般人として生きる私(たち)が漠然と考える民主主義とはかなり違ったものに思えます。
 また、私(たち)の感覚で、その「一般意思」を手に取れるほどのインターネットの技術というのは、想像しにくいと感じるかもしれません。

 しかし、そういった自分たちの感覚を取り払って、本書の主張を理念として受けとめると、著者のいうように壮大かつ魅力的な「夢」を感じられます。

 そして、何事も、「夢」がなくては具体化に歩き出せないと思います。その歩き出すひとつの方向を提示しています。

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紙の本

新しい「夢」は可能か?

2012/02/07 13:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:moriji - この投稿者のレビュー一覧を見る

 冒頭にこんな言葉が記されています。「筆者はこれから夢を語ろうと思う。それは未来社会についての夢だ」。いまどき「夢を語る」などというと、とんでもない時代錯誤、あるいは、現実遊離したロマンチスト、果ては言語感覚ゼロの数多いる無節操な政治家を連想してしまいますが、実は著者はこの言葉を大真面目で語っているのです。その謂いは、現実の世界を席捲している「政治不信」をいかにして打破して行くか、という全く新しい「夢」の提言にあります。
 先日の朝日新聞に「政治不信2.0」という論説が載りました。(ザ・コラム 大野博人)。大意は、かつての政治不信(1.0)が、政治、政府の施策への不信として顕われていたが、現在は2.0つまり政策政権への不信ではなく、政治制度そのものに対する不信にバージョンアップしている、というものです。
 この本の著者の立脚点もまさにその位置にあります。政権交代を繰り返しても一向に進展しない現状。著者は大胆にそこからの離脱を提示します。それを著者は「夢」と呼んでいます。その夢の立脚点に位置するのが、ルソーの「一般意志」(バージョンで言えば1.0)になります。
 18世紀のフランスの政治思想家ルソーが唱えた『社会契約論』の中の「一般意志」(これが著者の言うバージョン1.0になります)。この「一般意志」を新たな社会の基盤に据えようというのが「一般意志2.0」の主張です。ここで述べられているルソーの思想の体系を整理してみると、社会を構成する個人個人の意志―「特殊意志」―を合算した総計―「全体意思」(今の世論のようなもの)-から、「差異の和」つまり+と-を相殺したものが「一般意志」ということになります。ルソーの『社会契約論』ではこの「一般意志」が、国の施策のトップに置かれるべきであり、政治とはこの「一般意志」により、数値的、モノ的に顕われた施策を代行して運営する単なる機関でしかありえない、とするものです。
 この主張は特に現代においてなかなか新鮮なものがあります。著者はこのルソーの思想を現代に敷衍する一つの方法として、今後のユビキタス・コンピユーテイングの世界、あるいはツイッターやブログ、ミキシーをはじめとするコンピュータ・ネットワーキングの進展に「夢」を託しています。 具体的には、「一般意志」(情報)を広く収集し、それを「全体意思」(データベース)化する。そしてそれらを「一般意志」に止揚させるための、仕掛け―たとえば「ニコニコ動画」に見られるような個人の意見の反映を通してー「総合意志」を止揚し、「一般意志」を抽出するという様々な「しかけ」を施す必要があると説いています。
 「特殊意志」が果たして本当に個人の裡に育った意志なのか?たとえばその中に微妙に、あるいは大幅にマスコミや世間の風潮に流された「意志」が無意識のうちに流入してはいないか?「総合意志」がどのように「一般意志」として顕われるのか・・・それがポピュリズム(衆愚政治)に陥る危険性はないのか?・・・などなど、検証すべき問題は多々ありますが、著者が一つの現状打破の「夢」として、提示した意義は大きいと思います。

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紙の本

内容紹介

2011/11/10 10:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る

「一般意志」。フランスのみならず世界を代表する思想家J・J・ルソーが18世紀半ばに『社会契約論』の中で唱えた言葉です。しかしその意味するものの難解さから、これまで、さまざまな解釈がなされてきました。
東さんが本書で展開するのは、このルソーの唱えた「一般意志」は、21世紀のいまこそ実現し得るという大胆かつ斬新な論。ルソーの一般意志をあえてベタに読み込み、それを現代に適用するとはどういうことか、探求します。そして、「人々の無意識を現代の情報技術を駆使することで可視化し、それを政治に反映することこそが、一般意志の実現につながる」と述べるにいたるのです。
そしてそのアイデアは、いまやさまざまな局面で行き詰まっている、いまの民主主義、政治を突破する可能性に満ちています。
私たちの多くは「何か問題があれば、議論を尽くしたほうが民主主義的でうまくいく」と思っていないでしょうか? でもそれは本当のことなのでしょうか? 昨今の政治の機能不全を見ていると、私たちが信じてきた民主主義の形はすでに賞味期限を過ぎているような気さえします。
本書では情報技術を実装した新しい民主主義、政治の道を提示することで、日本の社会に新たな一石を投じるものなのです。
雑誌連載時から大きな反響を呼んだ注目書、待望の刊行です!!

【著者紹介】
東 浩紀(あずま ひろき)
一九七一年東京生まれ。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。東京工業大学世界文明センター特任教授。早稲田大学文化構想学部教授。二〇一〇年に合同会社コンテクチュアズを立ち上げ、現在同社代表、同社発行の『思想地図β』編集長。『存在論的、郵便的』(新潮社)で第二一回サントリー学芸賞受賞、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社)で第二三回三島由紀夫賞受賞。他の単著に『郵便的不安たち』(朝日新聞社)、『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』(以上、講談社現代新書)、共著に『自由を考える』『東京から考える』(以上、NHKブックス)、『父として考える』(生活人新書)などがある。

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紙の本

あらゆる熟議を人民の無意識のもとにさらす

2015/03/26 17:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

むむむ、難しい。ようするに一般意志2.0とはグーグルやツイッターなどが検索履歴やつぶやきから可視化した集合的無意識のことであると。そして本書の大綱は、あらゆる熟議を人民の無意識のもとにさらすことで、小さい国家と一般意志2.0からなる新たな社会をつくりたいということ。面白く読めた。

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