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朝鮮学校「歴史教科書」を読む (祥伝社新書)
朝鮮学校では、どのような歴史教育が行われているのか。金日成父子の出生と独裁、朝鮮戦争、日本人拉致事件などの問題をどう教えているのか。独自に入手した門外不出の歴史教科書をも...
朝鮮学校「歴史教科書」を読む (祥伝社新書)
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商品説明
朝鮮学校では、どのような歴史教育が行われているのか。金日成父子の出生と独裁、朝鮮戦争、日本人拉致事件などの問題をどう教えているのか。独自に入手した門外不出の歴史教科書をもとに、その内容を検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
萩原 遼
- 略歴
- 〈萩原遼〉1937年高知県生まれ。大阪外大朝鮮語科卒。「北朝鮮に消えた友と私の物語」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
〈井沢元彦〉1954年愛知県生まれ。早大卒。「猿丸幻視行」で江戸川乱歩賞を受賞。
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朝鮮の近現代史への一視点。
2011/11/09 00:16
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝鮮学校で使われている歴史教科書を使って、朝鮮学校のあり方を批判している。北朝鮮の歴史像は、その時々によって変わっていくので、あくまでも今現在のきた朝鮮の公式な歴史観を生徒に教えている。翻訳された教科書は高宗の時代かららしいが、北朝鮮で渤海や高麗を評価しているから、そこから紹介してほしかった。朝鮮戦争前のように高麗王朝の首都だった開城が韓国側だったら、また高麗王朝の評価も変わっていたかもしれない。
引っかかるのは60年代後半の「唯一思想体系」の確立以降の北朝鮮のあり方と拉致問題を絡めている箇所である。日本人の拉致事件はそれ以降にしても、李光洙をはじめとする植民地時代の著名人や臨政の関係者達を朝鮮戦争時に拉致している事は気がついていないのだろうか、と思う。粛清された南労党やソ連派、延安派達が、まだ権力の座に就いていた時期から大規模な拉致が行われていたのだから、北朝鮮という政権自体が拉致と深く結びついているのでは、とさえ思えてくる。
金日成主席について、ソ連がでっち上げた存在という韓国の学者の説の影響がある。抗日聯軍が中国共産党の組織であるのは確かだが、抗日運動自体を否定するのは少し行き過ぎではないのか。