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紙の本
あと千回の晩飯 (角川文庫 山田風太郎ベストコレクション)
著者 山田 風太郎 (著)
風太郎独特の死生観、老いへの提言をユーモアたっぷりに述べ綴った表題作ほか、「風山房日記」「風来坊随筆」「あの世の辻から」を収録。卓見に満ちた晩年の傑作エッセイ集。【「BO...
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あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション
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商品説明
風太郎独特の死生観、老いへの提言をユーモアたっぷりに述べ綴った表題作ほか、「風山房日記」「風来坊随筆」「あの世の辻から」を収録。卓見に満ちた晩年の傑作エッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」。飄々とした一文から始まり、老いること、生きること、死ぬことを独創的に、かつユーモラスにつづる。風太郎節全開のエッセイ集!【商品解説】
著者紹介
山田 風太郎
- 略歴
- 1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。
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著者/著名人のレビュー
このエッセイは新聞連載中に拾い読みしていた記憶がありますが
ジュンク堂
このエッセイは新聞連載中に拾い読みしていた記憶がありますが、ちゃんと読むのは初めてです。何を今更、というタイミングではありますが、しかし本書によれば山田風太郎は平成5年夏になって初めて、横溝正史の『犬神家の一族』を読んだそうで、それには負けます。
通読して驚いたのは、タイトル通りに食い物の話ばかり書いてあることです。晩年の最重要関心事は「死」と「食」だったようで、このタイトルは比喩的なものではなく、実際は何の捻りもなく内容そのままのタイトルだったというわけです。
執筆時の年齢74歳というのは、現在の感覚だと「半身棺桶」というほどでもないように感じますが、死ぬことばかり考えながら好きなものだけ食う生活もなかなか楽しそうだと思わされます。
70歳を過ぎたら、また改めて読もうと思います。