読割 50
紙の本
帝国の娘 上 (角川文庫)
著者 須賀 しのぶ (著)
女神の僕たる神鳥リシク、その翼から生まれたテナリシカ大陸の西に位置する大帝国・ルトヴィア。辺鄙な山村で平凡に暮らしていた少女カリエは、ある日突然さらわれ、ある高貴な人の身...
帝国の娘 上 (角川文庫)
帝国の娘 上
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
女神の僕たる神鳥リシク、その翼から生まれたテナリシカ大陸の西に位置する大帝国・ルトヴィア。辺鄙な山村で平凡に暮らしていた少女カリエは、ある日突然さらわれ、ある高貴な人の身体わりにされた。礼儀作法から武術まで、過酷な訓練の日々、冷徹な教育係エディアルド、宮廷をゆるがす謀略—カリエは持ち前の負けん気と行動力ですべてを乗り越えてゆく。ただひたすら、生きるために—魂ゆさぶる大河少女小説開幕。【「BOOK」データベースの商品解説】
猟師の娘カリエは、突然、見知らぬ男にさらわれ、幽閉された。なんと、彼女を病弱な皇子の影武者に仕立て上げるのだと言う。王位継承をめぐる陰謀の渦中でカリエは……!? 伝説の大河ロマン、待望の復刊!【商品解説】
著者紹介
須賀 しのぶ
- 略歴
- 『惑星童話』にて94年コバルト読者大賞を受賞しデビュー。『流血女神伝』など数々のヒットシリーズを持ち、魅力的な人物造詣とリアルで血の通った歴史観で、近年一般小説ジャンルでも熱い支持を集めている。近作は『芙蓉千里』『神の棘』など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
もっと評価されるべき一冊
2014/02/24 01:41
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「女神の娘」という、過酷な運命に翻弄されながらも、苦難を乗り越え、精一杯生きる少女「カリエ」の半生を描く、「流血女神伝」シリーズの第1作。
どちらかといえば男性向けの作品にもかかわらず、少女向け小説の「コバルト文庫」で当初発売されたため、知名度は決して高くありませんが、内容は本当におもしろい一冊です。
角川文庫より新装版が発売されたため、ぜひこの機会に男性の方、購入されてみてください。
第2部「砂の覇王」編以降は、コバルト文庫のみでの発売ですので、こちらの「honto」のネット通販を利用して購入されればよろしいかと思います。
ちなみに私は男性のため、もう10年以上前、高校生のころでしたが、本屋さんで顔を真っ赤ににしながらコソコソとコバルト文庫版を購入した経験があります(笑)。
でも、恥ずかしい思いを我慢してでも続きが読みたいと思える素晴らしい作品です。
ぜひともご一読を。
紙の本
カリエの激動の運命がここからはじまる
2012/01/26 20:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
須賀先生の流血女神伝が新装版になって角川文庫から発売!
コバルト文庫版と違いイラストがないのが若干残念です。
ストーリーは猟師の娘カリエは、突然、見知らぬ男にさらわれ、幽閉され、彼女を病弱な皇子の影武者に仕立て上げられるというもの。王位継承をめぐる陰謀にまきこまれるも、のりこえ成長していく大河小説の序章となっている。
コバルト文庫版での砂の覇王以降も新装版として発売されていくのか気になるところである。
紙の本
ラノベでないファンタジー
2022/10/01 15:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
芙蓉千里や革命前夜で正統派作家の地位を確立した須賀しのぶのコバルト文庫時代の作品である。コバルト文庫だからあまり凝った構成ではなく読み易いが、浮ついたところは少なく、まともに正面からなんのケレン味もなく少女の奮闘と成長を描き出している。妙に入り組んだ小説を読んだあとこの作品を読むと、思わず「頑張れ」とヒロインを応援してしまう。
紙の本
とにかく面白い大河少女小説
2020/11/25 10:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gonta - この投稿者のレビュー一覧を見る
山奥の村で育ての親と暮らしていた少女カリエは、ある日突然さらわれた。
病気を抱えたアルゼウス皇子とそっくりな彼女は、影武者として皇帝の跡継ぎを決める選定会に参加しなければいけなくなる。
魅力的なキャラクターと、カリエの図太さ(時々夢見る少女に戻っちゃうところもいい)でぐいぐい読み進んでしまう。
もともと少女小説として発表された作品だが、かなり骨太の世界観がいい。