- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.11
- 出版社: 書肆心水
- サイズ:20cm/459p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-902854-92-3
- 国内送料無料
紙の本
宮廷人と異端者 ライプニッツとスピノザ、そして近代における神
著者 マシュー・スチュアート (著),桜井 直文 (訳),朝倉 友海 (訳)
誰よりもスピノザ哲学の意義を認めながら、既存のヨーロッパ的秩序に対するその危険性ゆえに、スピノザの哲学を深く憎悪したライプニッツ。ふたつの哲学の対決を、膨大な未邦訳のライ...
宮廷人と異端者 ライプニッツとスピノザ、そして近代における神
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商品説明
誰よりもスピノザ哲学の意義を認めながら、既存のヨーロッパ的秩序に対するその危険性ゆえに、スピノザの哲学を深く憎悪したライプニッツ。ふたつの哲学の対決を、膨大な未邦訳のライプニッツ文書を渉猟して描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
マシュー・スチュアート
- 略歴
- 〈マシュー・スチュアート〉プリンストン大学卒業(政治哲学)、オックスフォード大学でPhD(哲学)取得。
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紙の本
ライプニッツとスピノザ、それぞれの「神」
2016/09/23 01:29
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライプニッツを描くことで、スピノザを照らし出す試みが面白い。光と影のように対称的な二人の哲学者は、実は極めて似た思想を持っていたのではないか、だからこそライプニッツは苦しんだのではないか、苦しんだからこそ偉業が残されたのではないか・・・といった主旨。スピノザの偉大さ、奇妙さが輝く一方、ライプニッツの描かれ方は、他の哲学書ではあまりみないほど、やけに道化っぽく、哀れっぽいので、さらっと読むとライプニッツに対する誤解を抱きそうだが、スピノザはあくまでも希少種であり、ライプニッツこそが近代人である、といった結びに至るまでの、絡み合うエピソードが巧妙に展開、すっきりとした読後感を与えてくれる。良書。