- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.12
- 出版社: 紀伊國屋書店
- サイズ:20cm/573p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-314-01089-4
- 国内送料無料
紙の本
ガイドツアー複雑系の世界 サンタフェ研究所講義ノートから
【ファイ・ベータ・カッパ・クラブ(全米優等学生友愛会)科学図書賞(2010年)】免疫系、インターネット、国際経済、ヒトのゲノム。これらが自己組織化する構造を導いているもの...
ガイドツアー複雑系の世界 サンタフェ研究所講義ノートから
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商品説明
【ファイ・ベータ・カッパ・クラブ(全米優等学生友愛会)科学図書賞(2010年)】免疫系、インターネット、国際経済、ヒトのゲノム。これらが自己組織化する構造を導いているものは何か? 第一線の研究者を案内人として、その広大で魅力的な世界を訪ね巡る、複雑系理論の本格的入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
メラニー・ミッチェル
- 略歴
- 〈メラニー・ミッチェル〉ポートランド州立大学教授(コンピュータサイエンス)。サンタフェ研究所客員教授。著書に「遺伝的アルゴリズムの方法」など。
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著者/著名人のレビュー
いわゆる複雑系ブー...
ジュンク堂
いわゆる複雑系ブームが生まれたのは阪神大震災後のワールドロップ「複雑系」後のことであった。カオス、フラクタル、自己組織化、オートポイエーシス、アフォーダンスなど様々な分野を「複雑系」としてひとくくりにすることで大きな学問に発展するという期待がそこにあった。なかには複雑系経済学なんてのもあった。(先んじた者勝ちという理屈が数多のIT成金を生んだ?)
ブームが沈静化したころ、バラバシの「新ネットワーク思考」が刊行、ワッツやストロガッツのスモールワールドやブキャナンの諸著作でネットワーク理論が広がった。複雑系再燃かと期待したが、あれも9・11後の刊行だった。
3・11後の刊行だがサンタフェ研究所の講義ノートをまとめた本著はさほど目覚しいものではない。慶大SFGの研究会をまとめたNTT出版「複雑系入門」に比べれば内容はやや人工生命に傾斜しているし、参考文献には当然日本人の成果は皆無である。そもそも訳者が逡巡するように複雑系と複雑性という訳語の選択にやや鈍感なタイトルの設定からしていささか時代錯誤に感じる。現在研究所の置かれた立場が見え隠れするといっては勘ぐり過ぎか。
黒書店員 D