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紙の本
錦 (中公文庫)
著者 宮尾 登美子 (著)
若くして、京都・西陣で呉服の小売りを始めた菱村吉蔵は、斬新な織物を開発し、高い評価を得る。しかし模造品が出回り辛酸を舐めた末、元大名の茶道具の修復をきっかけに、より高度な...
錦 (中公文庫)
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商品説明
若くして、京都・西陣で呉服の小売りを始めた菱村吉蔵は、斬新な織物を開発し、高い評価を得る。しかし模造品が出回り辛酸を舐めた末、元大名の茶道具の修復をきっかけに、より高度な作品を手がけるようになった。そしてついには法隆寺の錦の復元に挑む…。【「BOOK」データベースの商品解説】
【親鸞賞(第6回)】【「TRC MARC」の商品解説】
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宮尾さんにしては珍しく男を描いた作品です
2015/10/06 11:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:crest - この投稿者のレビュー一覧を見る
船場の商人の出でありながら西陣の帯の販売に手を出したところ、錦の織物に魅せられ、何かを始めたらとことんのめり込むその性質から次々と新しい織り方を考案していく吉蔵、その高い技術から橋田家の茶入れ、法隆寺の御戸帳の錦、そして正倉院の琵琶袋の復元を成し遂げるのだが、その吉蔵を取り巻く3人の女性、妻むらと妾ふく押しかけ奉公のお仙との人間模様がこの作品を生き生きとしたものしていますね。そして吉蔵のまさに命をかけたといってもいい程の上総宮殿下御成婚祝いのタピスリー製作へと繋がるのですが、まさに錦に一生捧げた男とそれを取り巻く女たちの物語ですね。