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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2012/01/30
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/261p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-381080-5

紙の本

無双の花

著者 葉室 麟 (著)

武将立花宗茂の生涯。【「BOOK」データベースの商品解説】その忠義、剛勇、鎮西一の武将なり! 秀吉の九州攻めで勇名を馳せ、関ケ原で西軍に属して改易となり、のち旧領に戻れた...

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無双の花

税込 1,540 14pt

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商品説明

武将立花宗茂の生涯。【「BOOK」データベースの商品解説】

その忠義、剛勇、鎮西一の武将なり! 秀吉の九州攻めで勇名を馳せ、関ケ原で西軍に属して改易となり、のち旧領に戻れた唯ひとりの武将、筑後柳川の立花宗茂の生涯を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

葉室 麟

略歴
〈葉室麟〉1951年北九州市生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、「銀漢の賦」で松本清張賞、「蜩ノ記」で直木賞を受賞。ほかの著書に「恋しぐれ」など。

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みんなのレビュー25件

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評価内訳

紙の本

敗軍の将はいかにして旧領に戻ったか

2012/02/19 23:01

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 先ごろ『蜩ノ記 』で直木賞を受賞した著者の最新作の一つである。主人公・立花宗茂は関ヶ原の戦で敗者である西軍に属しながら、浪人生活を経て大名として旧領・筑後柳川に復帰した唯一の武将である。西軍では、多数の犠牲を出しながら戻った島津義弘でさえ本領安堵されたものの引き換えに引退させられ、秀忠を足止めした真田昌幸・幸村親子が厳しい処分を受けたにも関わらず、彼だけが元の身分に返り咲いたのだから、この処遇が極めて異例であることは窺えよう。この破格の待遇が成された宗茂の人物像を掘り下げたのが本書である。
 本書は関ヶ原で負けた宗茂が正妻・ぎん千代(ぎんちよ)の元に戻る場面から物語は始まる。【険悪な仲だった上に子に恵まれず、道雪の死後程なくして、二人は別居】と不仲が伝えられている夫妻だが、本作では二人の離別は太閤秀吉を慮ったぎん千代の判断とし、かえって彼女の賢明さを際立たせている。また、彼女以外にも、宗茂を支えた雅な側室・八千子、ぎん千代と少なからぬ縁を持つ継々室の菊子など、宗茂を支える三人の女性が悉く優れた心映えの人物として描かれている。
 そうなると主人公・宗茂が無能で周囲が支えたのかと思われるだろうが、決してそうではなく、彼女達は悉く宗茂の人間味にほれ込んでいるのである。タイトルの“無双”は秀吉が諸大名の前で「東に本多忠勝という天下無双の大将がいるように、西には立花宗茂という天下無双の大将がいる」と述べた所から取り、“花”は戦国で「決して裏切らない」という義を貫いた宗茂の生き方と、立花家の“花”をかけている。秀吉の死後は、関ヶ原の小早川秀秋の裏切りを挙げるまでもなく、誰もが一寸先の利益に目が眩む時代である。そんな中で「裏切らない」という当たり前の行為が、逆に、どれほど難しかったかを、宗茂の折々の行動を、同時代の武将である真田幸村、伊達政宗、長宗我部盛親との対比で描く。いずれも小説の主役を多く張っている豪華すぎる脇役だが、そんな彼等が宗茂の生き方を羨ましく思う胸中を告白することで、従来地味だった宗茂の人間性を高めている。その中でも、宗茂と同い年であり非常に人気の高い武将でもある幸村は、脇役の中でもかなりカッコ良いキャラクターに仕上がっているので、幸村ファンであっても楽しめるだろう。夫婦愛、主君と部下との厚い絆、武将同志の友情など、盛りだくさんの内容が詰め込まれた中で、ぶれずに生きた武将・宗茂の生涯が浮かび上がってくる清冽な作品。

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2013/03/15 22:23

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2012/02/13 16:16

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