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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.12
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま新書
  • サイズ:18cm/253p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-06638-1

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新書

紙の本

ソ連史 (ちくま新書)

著者 松戸 清裕 (著)

いまだに「冷戦の敗者」「失敗した社会主義国」「民意を無視した全体主義国家」といったイメージで語られることが多いソ連の歩みを内側から検証。さまざまな試行錯誤が行われてきたソ...

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ソ連史 (ちくま新書)

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商品説明

いまだに「冷戦の敗者」「失敗した社会主義国」「民意を無視した全体主義国家」といったイメージで語られることが多いソ連の歩みを内側から検証。さまざまな試行錯誤が行われてきたソ連の歴史を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

松戸 清裕

略歴
〈松戸清裕〉1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位修得退学。専攻、ソ連史。北海学園大学法学部教授。著書に「歴史のなかのソ連」がある。

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みんなのレビュー28件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

ソ連の歴史。

2011/12/08 00:39

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 つい20年前まで存在していたソ連の歴史を書いた表題通りの本だが、スターリン死後の方が長い。投書や批判的に書かれた記事を通して、社会主義ソ連なりに「停滞の時代」と言われた時代でも試行錯誤した過程が書かれていて面白かった。同じような「内側から見る視点」でレーニンやスターリンの生きていた時代も書かれていれば、よかったが。
 この本の中にドイツ軍占領下について書かれた箇所があるが、ドイツ軍占領下のロシアについて書かれた本は以外とないものだ。ヴラーソフ将軍のロシア解放軍についてはドイツ軍についての逸話集に出て来る程度で、ドイツ軍を歓迎してドイツ軍占領下の警察やドイツ軍に参加した人々や協力しなかった人々、ドイツ軍占領下にあった地域に多く住んでいたユダヤ人達の運命が如何なるものだったか、誰か書いてほしいものだ。
 ただ2点ほど気になった箇所がある。
 1920年のポーランド戦争の際にボリシェヴィキに協力しなかった旧ロシア軍の軍人達が「政権に与した」(22頁)とあるが、国内戦の際に赤軍に動員されたロシア軍の軍人達が、当時の赤軍の「軍事専門家」だった。この本は国内戦について書かれた箇所は少ないが、ポーランド戦争で赤軍に協力した軍人もいるにしても、トゥハチェフスキー元帥のようなロシア軍の将校出身者が当時の赤軍では珍しくなかったのが実情では。
 223頁に朝鮮戦争以来国交が途絶えていた韓国とソ連が「国交回復」したとあるが、ソ連は朝鮮民主主義人民共和国を承認して韓国の存在を認めていなかったはずだ。

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紙の本

ソ連崩壊後20年。ソ連70年の歴史を一体のものとして理解する距離感がようやくできてきた

2011/12/24 18:21

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「かつてソ連という国があった。いまはもうない」。こんな語られ方がするようになるとは、かつて誰が想像しえただろうか。

 1991年12月25日のソ連崩壊から20年。ソ連70年の歴史を、そのはじまりから終わりまで一体のものとして理解する距離感がようやくできつつあるといえよう。全体を見渡すことで、なぜソ連という国が誕生し、そして解体し崩壊したかを考えるヒントを得ることができるからだ。

 本書は、えらく素っ気ない印象の本である。タイトルだけでなく、本文には写真も地図も一枚も挿入されておらず、淡々とした記述のみが続いている。だが、読み進めていくうちに、だんだん面白くなってくるのを覚えることになる。「ソ連史」のとくに後半、「第4章 安定と停滞の時代」であったブレジネフ時代から以降について振り返ることが、バブル崩壊後の日本の過ぎこし方と行く末について考えるための好材料になっていることに気がつくからだ。

 世代によってソ連のイメージはまったく異なるので、どういった感想やコメントを抱くのかは、読者によってまったく異なるのは当然だが、「安定と停滞」期を経た後のソ連が、その体制と国民生活とのあいだのギャップや矛盾が拡大し、ついには崩壊するにいたった歴史をフォローしていくと、どうしても日本と比較してしまうのである。

 「ソ連は国力に見合わないほどの過剰な福祉国家だったのであり、そのことが国家にとって大きな負担となったとの指摘がある」(P.222)。まるで日本のいまの財政状況そのものではないか! 本書を読むと、われわれがイメージしてきた、あるいはイメージをもたされてきたオーウェルの『1984』的な全体主義国家とは大きく異なる実態が浮かび上がってくる。だからこそ、ソ連史はけっして他人事ではないのである。

 最終的にソ連を解体させることになるゴルバチョフ元書記長の回想録からのエピソードの引用が、無味乾燥に陥りがちな歴史記述を生き生きとしたものにしている。ゴルバチョフが政治の表舞台に登場したのは1985年のことであったが、1931年生まれのゴルバチョフが回想する1950年代、1960年代、1970年代のソ連社会の具体的な姿はじつに興味深い。

 ソ連が崩壊して今年で20年。ソ連末期の状況すら、もはや記憶から消えて久しい状況だろう。だが、1986年のチェルノブイリ原発事故から6年で崩壊したソ連のことを考えれば、けっして対岸の火事とはいえないのではないか? 戦後のソ連史に記述の重点を置いた本書はその意味でも読む価値のある本だといってよい。

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2013/04/29 20:16

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2012/01/21 01:28

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2012/01/11 18:07

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2012/01/10 19:00

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2012/03/04 22:05

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