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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.12
- 出版社: ダイヤモンド社
- サイズ:20cm/261p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-478-01546-9
紙の本
エピジェネティクス操られる遺伝子
著者 リチャード・C.フランシス (著),野中 香方子 (訳)
なぜ同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも、ひとりは病気になり、もうひとりは健康なのか? DNA配列は変化しないまま、DNAの性質が長期的・恒久的に変化する「エピジェネティクス...
エピジェネティクス操られる遺伝子
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商品説明
なぜ同じ遺伝子を持つ一卵性双生児でも、ひとりは病気になり、もうひとりは健康なのか? DNA配列は変化しないまま、DNAの性質が長期的・恒久的に変化する「エピジェネティクス」を通して、最新の遺伝子操作方法を明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
リチャード・C.フランシス
- 略歴
- 〈リチャード・C.フランシス〉ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校で神経生物学と行動学のPhDを取得。サイエンス・ライター。
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紙の本
内容は申し分ないが、脚注の量が・・・
2012/06/10 00:06
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レントゲンのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ヒトの遺伝子配列が変化せずにDNAの性質が変化し、その変化が世代を超えて伝わるという「エピジェネティック」な変化を実例を挙げて紹介している。
特に、子供の環境や食べ物、ストレス、社会といった影響が、子々孫々の子育てや健康に遺伝するとは驚きだ。
本書で紹介しているエピジェネティックな例を挙げたいところだが、展開から少し脱線しているテーマのほうが面白かったので紹介したい。
まずは、『タスマニアデビルの悲劇的な生涯』。がん細胞と治療についての章であるが、タスマニアデビルの壮絶な生涯と習性がもたらす悲劇的な運命が切なくも面白い!
また『Xウィメン』と称した章では、男性よりも2倍の性染色体をもつ女性の色覚が遺伝学的に優れており、女性の半分しか遺伝子を持たない男性は色盲になりやすい、という男には残念なお知らせだ。
本書は遺伝学を中心に述べられているため、遺伝子の名称などが難しい。しかし、先に述べたような、興味をそそる例やテーマを挙げてくれるので、最後まで読める作品だった。
しかし、関連図書と比べてちょっと割高の値段設定なのに、全体の1/4が脚注と参考文献だったのは非常に非常に残念!
よって★三つ!