紙の本
華麗なるメノウ
2021/01/20 20:56
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幻想的な模様と美しい色のアゲートやジャスパーがたくさん載ってて興味深い。
どうしてこんな模様になるのか、こんなに様々な色が入ってるのか、見れば見るほど不思議。
メノウ化した化石、コレ欲しいな・・・。
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投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のお誕生日プレゼントにかいました。とてもきれいで、いつまでみていても飽きません。いろいろな物質に興味がわいてきます。
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の美しさにひかれて読んでみました。自然ってすごいと、改めて思うほどの美しい石。メノウに興味がわきました。図鑑というよりは、コレクションの図録のようでした。
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石の図鑑というには内容が偏っている。どちらかというと「コレクション・逸品拝見」という感じ。そういう目で見れば、写真も素晴らしく美しく、解説も興味深い良書。
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石の図鑑。うん、確かに。
でも、どちらかと言えば、表題からしてもはや『瑪瑙の図鑑』としても良かったのではないかな。
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あんまり写真がきれいなので、思わず借りてみた。
著者は世界的にも有名な石のコレクターだそうで、タイトルは「石の図鑑」だけど、図鑑というよりはコレクション集という感じ??メノウがいっぱい。
でも自然の為せる技というのはすごい。風景石とか、信じられない。
Petrified Woodはアメリカの”Petrified Forest”で見たけれど、現物はこんなにきれいじゃなかったぞ…。
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長野まゆみのブログで知って、発売後すぐに購入。
とにかく綺麗。
これが自然に造形されたのか、と唸ってしまう。
寝る前に何度も見てしまう。
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<めくるめく色彩と造形の煌めき>
『不思議で美しい石の図鑑』というタイトルだが、石を網羅的に分類して整理した本ではない。
登場する石の大半は、瑪瑙やジャスパーと呼ばれるもので、鉱物学的には「不純物を含んだ多く含んだ石英」で一括りにされ、宝石にも分類されないものである。
その意味で、石について鉱物学的にまとめた、総覧的・学術的な図鑑ではない。ある種の「不思議で美しい石」を集めた、1つの魅惑的な世界への水先案内人となる本である。
瑪瑙は、宝石の下のグレードである貴石より低い、「半貴石」というランクに属する。石英中の酸化鉄などの微量成分が熱の作用などでさまざまな色や模様を生み出す。多様な色彩が層上に織りなす形と色のハーモニーは息を呑むほど美しく、見つめるほどに吸い込まれるような奥深い世界が広がっている。
一見、何の変哲もないような石の内側に、秘められた美が眠っていることもある。
産地ごとに、特徴的な模様があることもあり、そうしたものは地名を冠した名称が付けられる。
古代には、その不思議な美しさから、護符として使われていたこともあるという。
本書の中で、最も目を惹く1つは、まるで森や山河などの風景を写し取ったような風景石(パエジナ・ストーン)だろう。
17世紀には、こうした石が数多く蒐集され、珍奇なもので飾り立てた「好奇心のキャビネット」(「驚異の部屋」(ヴンダーカンマー)の家具バージョン)にも使われたりもしたという。
風景石にはまた別の展開もあって、フラクタル理論から、実際の樹木と風景石の樹状構造の共通点が論じらてもいるそうだ。これは、『かたち』http://booklog.jp/users/ponkichi22/archives/1/4152092408の主題にもつながっていく話なのかもしれない。眩暈がするようだが、本当に理論的に証明されていくのであれば非常に興味深い。
著者の本業は書籍の装幀であるそうだが、瑪瑙の世界的コレクターとしても名を馳せているという。子どもの頃はまったく石に興味などなかったが、長じて、瑪瑙や風景石の画像に強く惹かれたのだという。美術的な観点から石の世界に引き込まれたのであり、鉱物学は最近学び始めたのだそうだ。
しかし本書中の解説は十分におもしろく(おそらくは鉱物学の専門家が書いたのではないために余計親しみやすくもあり)、石の画像と併せて不思議な世界へと誘ってくれる。
収録された写真の石は、ほとんどが著者のコレクションであるというのもすごい。
石の写真には番号が振られており、巻末に産地等のまとめがある。語句の索引もあり、「図鑑」としても工夫が感じられる好著である。
*あとがきの最後の一文が洒落ている。
*小型犬、チワワの産出地として知られるメキシコ・チワワ州は縞瑪瑙の一大産地でもあるのだそうだ。
*中学の時、美術で、曲線を等高線のように密に描き込んで美しい模様を作ろう、みたいなお題があったんだよなぁ・・・。ラインアートとでも言えばいいのか。瑪瑙の縞を見ていたら思い出した。
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見てるだけでも楽しいです。
綺麗な色!!
自然界の芸術品です。
模様が風景みたいに見える~すごく幻想的。
こういう石に出会うと、思わずみいっちゃいます。
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小説家・長野まゆみ先生のファンであり、ブログに紹介されていましたので今になって購入してみました
写真はひじょーに綺麗です
ですが、ひたすら瑪瑙ばかりで図鑑ではないかな……
瑪瑙は綺麗だけど、様々な鉱石を知りたくて購入したので肩透かしでした
ちょっと残念
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図鑑を眺めるのが好きな子供でした。珍しい貝や石の標本に見入ったり、絶滅した氷河期の動物に思いを馳せたり…我が家にはアンモナイトの化石入りの石板のテーブルが今もあります。
こちらは図書館でパラパラと流し読みした程度ですが、大小の丸い粒や複雑な曲線で構成された断面は、医学書で見た臓器の断面写真に酷似していて驚きます。
縞瑪瑙はさながら腫瘍のある患部のようですし、インクルージョンのある瑪瑙は脳のスライド、オーシャン・ジャスパーは細胞の組織写真…セブタリアン・ノジュールの写真なんてドクターから「これがあなたの…」と取り出された時点で死を覚悟するような禍々しさ。グロテスクです…
美しいと感じたのはセラフィナイト、ラブラドライト、また風景画のように層をなした瑪瑙(風景石)
小学生のころ読んだ「石の花」に出てくる孔雀石(マラカイト)は想像したより不気味、菱マンガン鉱(インカローズ)はチークにしたいような紅色。
9割が瑪瑙(ジャスパー)の写真だったので他の石も見たいなー。
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石が見せる造形の世界を、めのう、ジャスパーなど石英を主な成分とする石を中心に紹介した図鑑。石の模様は熱、圧力、溶解、沈殿、混合、冷却、固化、変質、破壊、風化、再形成といったさまざまな作用によってつくりあげられており、それは、「数千、数万、数億年という地球の活動の産物であり、地球の生の記録の断片」であるという。
人の想像力を超える摩訶不思議な美しさに、ただただため息。
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瑪瑙という言葉を聞いたことはあったけど、こんな漢字とは知らずにいました。
馬の脳に由来する、と聞くと良い感じはしませんが、現物はそんなものではなく、ただただ静かに美しいのです。
パエジナ・ストーンやジャスパーなど、セピア色の風景画のような断面には圧倒されます。
この図鑑はサンプルが多く、写真が鮮明で、個々の説明も興味深く楽しめました。
一度図書館で手にしたのですが、結局手元に欲しくなり、購入しました。
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宝石は石。石は宝石。
宝石と美しい石の境界は、極めて曖昧だ。この本を読んで、鑑賞して、一番頭に残ったのはそのことでした。
外から見ただけではまるで想像できない、断面の複雑な模様。本当に石なのかと疑いたくなるような、鮮やかな色彩。有名な画家が描いたのではないかと思わせるほどの、印象的な風景画。
石にこれほどまでに目を見張り、感嘆したのは初めてです。
石は身近であるが故に、ただの石、ともされがちです。長い年月を地球で過ごした物体であることを、改めて思い馳せるきっかけになった本でした。
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図書館で拝見し、載っていた写真のひとつに一目惚れしたため購入しました。
重厚でまさに図鑑といった趣です。
めくるだけでわくわくとした気分になってきます。
中身としては全体的に瑪瑙が多く、たくさんの鉱物を見たい!という方にはあまり向かないかなといった印象です。
写真が多く大ぶりで綺麗なので、図鑑としては十分楽しめると思います。